ウクライナ向け第3便が東京港を出ました。(更新しました)
ウクライナ・プロジェクトはロンドン在住のジャーナリスト木村夫妻の声掛けで始まりました。3団体協同で進められた第3便の車椅子215台が5月18日にコンテナーに積み込まれ、5月31日にドイツのハンブルクに向けて東京港を出ました。
コンテナー船は、7月2日頃にドイツのハンブルク港に着き、ポーランドのグディニア港には7月10日頃に到着予定です。一部の車椅子はポーランドに避難している子どもたちに届けられ、他は陸路でウクライナの子どもたちに届けられます。
第3便のウクライナへの発送では、当会は車椅子51台と歩行訓練器など10台を提供しました。これで同国への贈呈は73台(歩行訓練器は含まず)です。海外への総発送台数は、9,395台です。贈呈実績グラフはこちらからご覧ください。また、第3便の経緯は、こちらの記事をご覧ください。
ウクライ第3便の車椅子は下記の学校等から提供されたものでした。 | ||||||||
千葉桜が丘特別支援学校 | 松戸特別支援学校 | 川島ひばりが丘特別支援学校 | ||||||
船橋夏見特別支援学校 | 小平特別支援学校 | さいたま市立ひまわり特別支援学校 | ||||||
北綱島特別支援学校 | 国立千葉東病院 | 板橋むらさき愛育園 | ||||||
上菅田特別支援学校 | 県立麻生特別支援学校 | 県立平塚養護学校 | ||||||
船橋特別支援学校 | 都立多摩桜の丘学園 | 松戸特別支援学校 |
2023年6月4日 事務局
ウクライナ・プロジェクトを現地から奥様と一緒に推進しているロンドン在住の木村氏のプロフィールです。クリックすると大きくなります。(文春オンラインより引用)
ブルームバーグの皆さんが清掃活動に参加です。
2023年5月31日(水)の午後に、ブルームバーグの社員の皆さん13人が車椅子の清掃活動にきてくれました。台風の接近によりにわか雨の懸念があったので、所有するテントなどを総動員して雨対策を行いました。続きを読む、、、
ベトナム人ボランティアが17人もきてくれました。
5月最後の活動を行いました。なんと、ベトナム出身のボランティアが17人もきてくれました。この日は、相模女子大チームが5人、一般ボランティアが2人、プロの技術者が2人、スタッフ5人で合計31人の大所帯での開催となりました。天候にも恵まれ、気持ちの良い活動日となりました。続きを読む、、、
2つの施設から38台の車椅子の提供がありました。
下記の2つの施設から車椅子等の提供を受けました。
・5月22日(月)むらさき愛育園 15台
・5月25日(木)整育園通所センター 23台
一気に38台の車椅子が入庫して、当会倉庫における在庫は190台近くになりました。倉庫の使用率としては90%程度です。これらの車椅子は、ベトナム向けに整備をして7月末の発送に役立てたいと思います。
2023年5月26日 事務局
<心身障害児総合医療療育センターむらさき愛育園>
スタッフが到着すると渡り廊下の下に15台の車椅子が並べてありました。汚れないように車椅子にはビニールがかけてあります。早速、トラックドライバーと一緒に積み込み、拝島の倉庫に向かいました。
<多摩緑成会 整育園通所センター>
施設内に並べられていた車椅子をセンターの皆さんがトラックまで運んでくれました。
23台の車椅子をどうにか積み込み、センターの小泉さん、中嶋さん、トラックの運転手さんで記念撮影しました。整育園通所センターの皆さん、有難うございました。
(写真右)左から小泉さん、トラックドライバー、中嶋さんです。
ウクライナ向け第3便がコンテナーに積み込まれました。
戦争に苦しむウクライナへ、当会は12台、10台と2回に渡って子ども用車椅子を送っています。第3回目の追加発送要請を受けて、3月からウクライナ向け車椅子の清掃・整備・梱包作業を進めてきました。5月14日のミニ例会で6台の清掃・整備・梱包作業を行い、ウクライナ向け61台の発送をする準備が整いました。
梱包が完了した車椅子は、株式会社 三協 大井営業所に運び込みました。ここに第3便の車椅子すべてが集められ、5月18日にコンテナーに積み込まれました。
今回も、ロンドン在住のジャーナリスト木村夫妻の声掛けで進められました。贈呈に参加した団体は、前回と同じ、希望の車いす、飛んでけ!車椅子、当会の3つです。
・希望の車いす 主に大人用車椅子 124台
・飛んでけ!車いすの会 主に大人用車椅子 30台
・海外に子ども用車椅子を送る会 子ども用車椅子 61台
合計215台
これらの車椅子は6月1日頃に東京港を出て、7月初旬にはポーランドに到着、その後陸路をウクライナに向かう予定です。一日も早くこれらの車椅子がウクライナに届くことを祈ります。
2023年5月24日 事務局
(上)積み込みが完了したコンテナー
(左)コンテナーに積み込まれた車椅子 |
臨時のミニ例会は少人数での開催となりました。
当初開催予定だった5月14日のミニ例会は、前日から雨の予報でしたのでボランティアの皆さんはお休みとしました。
代わりに、スタッフだけでウクライナ向け6台の清掃・整備・梱包作業を行いました。これでウクライナ向け第3便は、61台を発送する準備が整い、5月18日にはコンテナーに積み込まれました。続きを読む、、、
ウクライナの報告書が届きました。
戦争に苦しむウクライナへ当会は、12台、10台と2回に渡って子ども用車椅子を送っています。1回目は2022年10月に、日本在住のウクライナ人の要請を受けて12台を急遽準備して送りました。そして2回目は、ロンドン在住のジャーナリスト木村夫妻の声掛けで始まった複数団体協同での車椅子支援プロジェクトです。参加団体は、日頃から互いに協力関係がある「希望の車いす」「飛んでけ車椅子」と当会です。
木村夫妻の要請と支援を受け、日本側としては希望の車いすの谷理事長が取りまとめの労をとってくれ、下記の車椅子を送りました。
・希望の車いす 大人用車椅子 110台
・飛んでけ!車いすの会 大人用車椅子 30台
・海外に子ども用車椅子を送る会 子ども用車椅子 10台
合計150台
上記の車椅子を積載した船は、2023年2月7日に東京港を出て、3月14日ころにポーランド着の予定でした。(詳しくはこちらから)
このようにして送られた車椅子のウクライナでの状況報告が木村氏より届きました。報告書をご覧ください。なお、報告書の中で「オールジャパンで車いすをウクライナに送るプロジェクト(Japanese Wheelchair Project for Ukraine)の第2便150台」と記述があります。当会は、オールジャパン・プロジェクト第1便には車椅子の準備が間に合わず、参加していません。この報告書にある第2便から参加しました。(第3便も準備中です)
木村ご夫妻の献身的な活動により、戦争下にあるウクライナに車椅子が届けられました。お二人抜きにはこのプロジェクトは実現できませんでした。
今後も、様々な機会を生かしてウクライナの子どもたちに車椅子が届くよう活動していきたいと思います。
2023年5月2日 森田 祐和
森田会長が地元広報誌に紹介されました。
西多摩地区を地元とする「街プレ~西多摩版~」という広報誌が、森田会長の発展途上国への車椅子贈呈の活動について紹介記事を掲載してくれました。
同誌はそのホームページで、「ASA提携情報誌、JA公式設置情報誌として高い信頼性を頂いています。JA窓口37ヵ所、地域スーパー8店舗、大型医療施設、保育関連施設などに設置しています。他にない”露出度”です。
紙面内は、農業、商工業、教育、育児、環境、観光等のテーマに基づき、地域コミュニティーの方々の、参加型で制作しています。WEB新聞「西多摩経済新聞」と連携した、多摩西部最大級のメディアネットワークです。」とあります。B4判で8ページの立派な広報誌です。
その広報誌の2023年4月13日号に、森田会長のインタビュー記事が掲載されました。インタビューでは、「まだ使える車椅子を捨てるのはモッタイナイ」、「発展途上国では、寝たきりにされている子どもが多い、何とかしたい」、「アフリカの子どもに車椅子を届けたとき、外に出られるようになっただけで幸せと言われたことに感動したこと」などを話しています。更には、今きわめて深刻な状態にあるウクライナへの支援も紹介しています。
少しでも多くの人に当会の活動を知ってもらえることはありがたいことです。多くの皆さんの支援につながることを期待します。
2023年4月27日 事務局
穏やかな作業日和となりました。
4月23日の朝方は肌寒く感じましたが、日が高くなるにつれて暖かくなり、気持ちの良いミニ例会となりました。集まってくれたのは、相模女子大チーム4名、ベトナムチーム14名、一般ボランティア4名、スタッフ5名の総勢27名でした。特に、この日のベトナムチームは久々の10名超えの参加でした。続きを読む、、、
レース用車椅子が届きました。
2023年4月5日、埼玉県立川島ひばりが丘特別支援学校から29台の車椅子の提供を受けました。その中の1台に写真のレース用車椅子がありました。その重量は、7.2kgと通常の自転車の1/2~1/3という軽さです。フレームはアルミ合金製、前後のタイヤは極細で、転がり抵抗を抑えてスピード重視。フラットなトラックを走る陸上競技用でしょう。見るからにそのスタイルが格好良くレース用であることがイメージできます。
提供をしてくれた川島ひばりが丘特別支援学校の先生の話では、「使っていた生徒が卒業し、その後、使いたいという生徒もいない状態になった。放置されたために修理が必要になってきたが、その費用も捻出できないので、引き取りをおねがいしたい。」とのことでした。
一方、2018年ころ、エチオピアのパートナーから「パラリンピックに出たいという青年がいる。レース用車椅子を提供してくれないだろうか。」という問い合わせがありました。当時、様々な関係者にレース用車椅子の提供を打診しましたが、提供者は現れませんでした。当会として新品の購入も検討しましたが、高額であることがわかり、諦めざるを得ませんでした。
こうした経緯があったので、今回のレース用車椅子の入手は当会にとってうれしいものでした。当時の青年が今もレース用車椅子を欲しがっているかどうかは不明ですが、この車椅子に適切な修理を行ってエチオピアに送ることができればと考えました。
実際にレース用車椅子を発送する前に、パートナーがそれを受け取ることが可能かどうかを確認します。また、車椅子がレース用として正常な状態にあるのかを専門家に見てもらい、機能や安全性を確認します。
レース用車椅子は、これまでの当会の活動の目的である「移動できる喜びを子どもたちに届ける」という生活に根差した車椅子とは異なるものです。しかし、当会の支援により肢体不自由の若者がスポーツができるようになり、生き生きと走る姿を想像しただけで胸が躍ります。整備費用がどのくらい必要かわかりませんが、今回の支援学校からの提供を無駄にすることなくエチオピアへ送れるよう頑張りたいと思います。
2023年 4月14日 森田 祐和