ミャンマーから子どもたちの写真が届きました。

 2020年10月に180台の車椅子をミャンマーに発送しました。送り先はミャンマー政府保健省傘下の4つの病院です。
・国立リハビリテーション病院 90台
・ヤンゴン子ども病院 30台
・ヤンキン子ども病院 30台
・マンダレー子ども病院 30台

 コロナ禍の影響もあり、ミャンマーのパートナーが車椅子を港から引き取ることができたのは、発送からおよそ3か月後の2020年12月22日でした。国立リハビリテーション病院のプロジェクト責任者であるドクターから他の3つの病院のプロジェクト責任者の紹介があり、以降はそちらから車椅子に関する報告が当会に送られるとのことでした。

 しかし、2021年2月1日にミャンマーで起きたクーデター以降は病院責任者とは連絡がとれなくなり、10か月後の2021年12月になってドクターから車椅子プロジェクトの報告は、同センターのセラピストから行われることになったとの連絡が入りました。

 2021年12月に新しい責任者から初めて子どもたちが車椅子に乗る2人の子どもたちの写真が届きました。2022年2月には更に2人の子ども、そして2022年8月には4人の子どもの写真が送られてきました。

 およそ1年間で8台の車椅子の供与が行われたことになります。おそらくいろいろな事情があり、子どもたちに車椅子の届くのが遅れているのだと思います。それでも少しずつですが子どもたちに届いているのは嬉しく思います。今後も子どもたちへの供与が進むことを祈ります。

2022年9月1日      森田 祐和


~~~ ミャンマー国立リハビリセンターが供与した車椅子に乗る子どもたち ~~~
      (子どもたちの名前は3つの頭文字で表記しています)

           ==2021年12月21日報告==

      K Z H くん (15歳)           K K L くん(12歳)
(写真右)KKLくんは、ミャンマーの伝統的な「タナカ」という化粧をしています。子どもも大人も一般的に塗るそうです。柑橘系の木の一種で、専用の硯で擦って出てきた粉を水に溶いたものを顔に塗っています。

           ==2022年2月13日報告==

        C M N ちゃん(7歳)          M K T くん(12歳)

           ==2022年8月29日報告==

        T T Aくん(5歳)           K A K くん(5歳6ヶ月)


        Z A M くん(4歳)          T H S くん (7歳6ヶ月)

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  タイRICDに180台の車椅子が届きました。

 当会にとってタイの第2のパートナーとなったRICD(Rajanagarindra Institute of Child Development)に向けた180台の子ども用車椅子を積み込んだ本船は、2022年7月19日に東京港を出ました。その船で運ばれたコンテナーが8月17日にRICDに到着したと連絡が入りました。

 RICDの車椅子プロジェクトの責任者であるJoey Tell氏によると、17日に車椅子の荷下ろしと点検を終え、18日から修理に入る予定とのことです。車椅子を受け取る子どもたちはすでに決定しているそうです。こうした活動を聞いたり、送られてきた写真を見るとRICDの組織力を感じます。
 今後は、車椅子に乗っている子どもたちの写真を待ちたいと思います。

2022年8月18日      事務局



~~~ RICDでの車椅子受け取りの様子 ~~~



港から到着したコンテナーから車椅子を降ろし、倉庫に運び込みます。


梱包材から車椅子を取り出します。


全ての車椅子が倉庫内に並べられました。大量の梱包材はごみとして処分します。


早速、車椅子と管理番号(当会がすべての車椅子に管理番号シールを貼っています)の確認作業をしていると思われます。また、RICDは車椅子の管理シートを作成していますので、その作成作業かもしれません。


個々の車椅子の動作や状態の確認をしているようです。今回、送った180台の車椅子は未清掃・未整備です。そのためRICDでは到着の翌日である8月18日からすぐに車椅子の清掃・整備作業に取り掛かかるとのことです。

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  パラグアイに車椅子が届きました。(更新しました)

(更新しました)写真を追加しました。

 パラグアイ向け90台を積載した本船は、2022年3月8日(火)に東京港を出ました(出港の様子はこちらから)。5月18日頃には船がパラグアイのアスンシオン港に到着する見込みでした。(プロジェクトの詳細はこちらから)

 しかしながら、海上輸送の混乱や、パラグアイ国内での無税許可取得に長く時間がかかり、8月11日に漸く受け取り手であるアスンシオン・ビラモラ・ライオンズクラブに届いたと連絡が入りました。足掛け6か月の長旅です。今回のパラグアイプロジェクトは、2020年11月に1台目の車椅子の清掃・整備を開始しました。それから1年9か月の長期プロジェクトとなりました。

 本プロジェクトに無償で海上輸送を提供してくれたOcean Network Express Pte. Ltd.(ONE社)から「海上輸送支援だけでなく、子どもたちに必要な贈り物を提供したい。」との申し出があり、車椅子と一緒に手袋や文房具を送っていました。

 これから現地の同ライオンズクラブが主体となって車椅子とギフト品を子どもたちに配布する予定とのことです。今後は、車椅子に乗って喜ぶ子どもたちや、ギフト品を手にして喜ぶ子どもたちの写真を待ちたいと思います。

2022年8月12日      事務局



〇現地での車椅子移送の様子

 
(左)コンテナーの扉がようやく開けられて、当会が送った車椅子90台が確認できます。
(右)コンテナーからトラックに車椅子を移し替え、ライオンズクラブの施設へ移送します。


コンテナーからトラックに車椅子を移し替えです。


当会から送った90台の車椅子が受け取り手のライオンズクラブの施設内にズラッと並べられました。



〇今回、ONE社から提供された子どもたちへのギフト品


   手袋、帽子    各30個         平クッション   48個


   丸形クッション   18個        子供スケッチブック 30冊

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  モンゴルへの送付台数が51台となりました。

 モンゴルへ5団体協同で送る車椅子140台を載せた本船が、8月4日(木)の午前0時すぎに神戸港を中国の天津に向けて出発しました(詳しくは、トップページの「トピックス」からご覧いただくか、またはこちらをご覧ください)。

 当会の車椅子送付台数の基点は、船が港を出た時点での台数としています。船が神戸港から出ましたので、最新のモンゴルへの発送台数は51台となりました。また、当会が海外の子どもたちに送った車椅子の総台数は、9,307台となりました。

贈呈実績グラフは、こちらからご覧ください。

2022年8月5日      事務局

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 5団体協同でモンゴルへ車椅子を送りました。

 当会を含む下記の5団体は、協同してモンゴルに大人用車椅子115台、子ども用車椅子25台、合計140台の車椅子を送りました。今回のモンゴル向けプロジェクトは、NPO法人 さくら車いすプロジェクト代表の斎藤氏の呼びかけで始まりました。これまでも各団体は個別に連携するなどの関係はありましたが、今回のように5団体が揃って海外に車椅子を送るのは初めてです。
 NPO法人 さくら車いすプロジェクト(代表 斎藤省 氏)、
 福山市神辺町の障害者団体「CIL・かんなべ」(代表 桂達也 氏)
 NPO法人 希望の車いす(理事長 谷雅史 氏)、
 NPO法人「飛んでけ!車いす」の会(代表理事 吉田三千代 氏)
 NPO法人 海外に子ども用車椅子を送る会(会長 森田祐和)

 東京都の「さくら車いすプロジェクト」と福山市神辺町の障害者団体「CIL・かんなべ」が共同で大人用75台、同じく東京都の「希望の車いす」が大人用30台、北海道の「飛んでけ!車いす」の会が大人用10台、そして当会が子ども用車椅子を25台提供しました。

 8月4日(木)の午前0時すぎに車椅子を積載した本船が神戸港を中国の天津に向けて出発しました。天津から最終目的地のウランバートルまでは陸路をトラックで運びます。通常の条件であれば1か月程度で到着するようですが、昨今の様々な不安要素がありより長い時間がかかるかもしれません。

 いずれにしても、5団体が協同して多くの車椅子をモンゴルに送ることができてうれしい限りです。早期にモンゴルに到着し、肢体不自由の大人や子どもたちに届くのを祈ります。

2022年8月4日 会長 森田 祐和


〇当会が提供した車椅子は下記の3タイプの25台です。
    
車いすタイプ(18台)   バギータイプ(3台)   座位保持タイプ(4台)

 これらの車椅子等を提供してくれたのは、府中けやきの森学園、川島ひばりが丘特別支援学校、東京都立光明学園、さいたま市立ひまわり特別支援学校、その他の支援学校と個人です。



〇コンテナー積込みの様子
 出航に先立ち、広島県福山市でCIL・かんなべの桂氏により140台の車椅子を20フィートコンテナーに積み込みました。


(写真はクリックすると大きくなります)


〇モンゴルの車椅子受け入れ団体について
 車椅子の送り先は、「Universal Progress 自立生活センター(Independent Living Center, Universal Progress etc:代表 ウンドラハバヤール氏:写真右)」です。

 「同センターは2008年に日本のダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成研修に参加したウンドラハバヤール氏が2010年に設立したモンゴル初の自立生活センターです。事務局員11名、会員 95名が在籍しています。モンゴルにはCenter for Independent Living(CIL)が7つ(UB 市には3つ)あります。アドボカシー活動(政府への政策提言、様々な課題に対してのキャンペーンや広報活動など)、バリアフリー運動、自立生活運動、自立生活プログラムの実施、介助サービス制度の促進、社会参加の呼びかけ、ピアカウンセリング、 社会の意識改革促進など、様々な活動を実施しています。ウランバートル市と2つの地方のCILには介助者がいます。」(「国別障害関連情報 モンゴル:2017年11月JICA」より引用)

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  大泉特別支援学校から34台の提供を受けました。

 7月29日(金)35℃の猛暑の中、東京都立大泉特別支援学校から34台の車椅子等の提供を受けました。同校は「練馬区・西東京市の一部を通学区域とした、身体が不自由な児童・生徒が学ぶ特別支援学校です。小学部・中学部・高等部が設置されています。7月現在の児童・生徒数は、小学生42名、中学生22名、高校生25名です。」(同校ホームページより)

 スタッフが11時に到着すると、PTA会長、副会長をはじめ役員と学校の先生方がすでに車椅子を学校のエントランスに並べてくれていました。車椅子14台、バギー10台、座位保持3台、歩行訓練器4台、立位訓練器3台の合計34台です。

 挨拶もそこそこにすぐに「大泉特別支援学校 2022年7月」のシールをすべての車椅子に貼りました。この作業でも、PTAの役員と先生方が手伝ってくれました。一人が、持参したシールを台紙から剥がして手渡してくれます。もう一人は、車椅子のシールを貼るのに適していると思われる個所の埃を雑巾で取ってくれます。おかげでシール貼りはあっという間に終わりました。

 そして、トラックへの積み込みをみんなで行いました。積み込みも短時間で終了し、皆さんと情報交換をしました。今回は34台の車椅子などが集まったが、毎年このような台数が集まるわけではないので、3年に1回程度収集に来てもらえるといいと会長から説明がありました。当会としてもこのように一定の台数がまとまると収集費用の面で助かるので、3年に一度というような配慮はありがたいです。

 「この車椅子はどこに送られるのですか」と質問がありました。「現在の計画ではインドに送ります」と返答すると「インドに行くんだ」と皆さん、感慨深げでした。やはり子どもたちが大切に使っていた車椅子が、次はどこでどのように使われるかは気になるところだろうと推察します。今回引き取った車椅子を、約束通り2022年度内にはインドの福祉団体に届ける決意を新たにしました。
 皆さん、暑い中でのお手伝い本当にありがとうございました。

2022年7月30日      事務局



〇車椅子積み込みの様子


学校のエントランスにずらりと並べられた34台の車椅子です。


(左)「大泉特別支援学校 2022年7月」のシールを貼ります。
(右)PTAの役員が台紙からシールをはがしてスタッフ(筆者)に渡してくれます。


(左)車椅子の後方のフレームに学校名シールを貼ります。はがれないようにシールの上から透明シールを重ねて貼ります。
(右)役員がかがんで、車椅子のシールを貼るところを事前に雑巾できれいにしてくれます。
このお二人の補助作業のおかげでスムーズにシール貼りを終えることができました。大助かりです。


(左)荷室はフルオープンです。立位訓練器は、大きいので一番初めに積み込みます。
(右)全員で一気にトラックまで車椅子を移動させます。


トラックへの積み込みは「リフター」を使って行います。


積込み完了です。


拝島にある当会の倉庫に向けてトラックが出発しました。


積込んだ車椅子を背景に役員の皆さんと記念撮影です。暑い中、本当に有難うございました。

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  タイ RICD向け180台は下記の学校から届いた車椅子です。

 7月19日に東京港を出たタイの第2のパートナーであるRICD(Rajanagarindra Institute of Child Development)に向けた180台の子ども用車椅子は、下記の特別支援学校や個人から提供されたものです。

むらさき愛育園  県立平塚養護学校  県立麻生養護学校
国立千葉東病院  緑成会整育園 通所センター  都立小平特別支援学校
都立墨東特別支援学校  横浜市立上菅田特別支援学校  都立村山特別支援学校
県立相模原中央特別支援学校  千葉県立桜が丘特別支援学校  県立座間養護学校
都立八王子東特別支援学校  さいたまひまわり特別支援学校  埼玉県立蓮田特別支援学校
県立鎌倉養護学校  都立鹿本学園  さいたまさくら草特別支援学校
横浜市立北綱島特別支援学校  都立府中けやきの森学園  横浜市立若葉台特別支援学校
 (順不同)
  皆さま、ご協力ありがとうございました。

2022年7月21日      事務局

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  タイ RICD向け180台を載せた船が出港しました。

 当会にとってタイの第2のパートナーとなったRICD(Rajanagarindra Institute of Child Development)に向けた180台の子ども用車椅子を積み込んだ本船は、7月19日に東京港を出ました。8月1日ころにタイのバンコックに到着する見込みです。

 今回のコンテナー発送に当たって、車椅子の発送準備完了から実際にトラックで東京港に出発するまでに非常に長い時間がかかりました。3月22日には、「4月中旬までに車椅子180台が揃うので、4月後半での船の手配」を依頼しました。しかし、180台すべての梱包が終わり、コンテナーへの積み込みを行う多摩包装工業㈱に集結した4月12日から7月まで、何の進展もありませんでした。原因は、関係者の誤解にあったようです。実際に船の手配が完了し、コンテナー積込みができたのは7月6日でした。足掛け5か月の作業となってしまい、当会の倉庫の保管料もかさむ非常に残念な事態となりました。また、その後の本船への積み込みから出港までも時間を要しました。車椅子を積み込んだコンテナーが東京港に到着したのは7月6日です。そのコンテナーが船に積み込まれて出港したのは7月19日とほぼ2週間を要しました。世界規模での海上輸送の混乱がまだ続いているためです。

 今回のパートナーであるRICDは唯一海上輸送の費用負担をしてくれる団体です。加えて、車椅子の清掃・整備を完璧にこなす技術力・組織力を持っています。また、子どもたちへの支援も完璧に対応してくれるので、当会にとってありがたい存在です。海上輸送での多少の日程の遅れは受け入れたいと思います。
 180台の車椅子が、RICDに無事に到着し清掃・整備が行われ、少しでも早くタイの子どもたちに届くことを祈ります。

 これでタイへの贈呈台数は960台となりました。また、当会が海外に送った車椅子の全台数は、9,282台となりました。贈呈実績グラフは、こちらからご覧ください。

2022年7月20日      事務局


<コンテナー積込みの様子>
車椅子のコンテナー船での東京港からの出発に先立って、7月6日に車椅子の保管を依頼していた多摩包装工業株式会社でコンテナー詰めを行いました。40フィートコンテナーでの輸送です。


(左)コンテナーが倉庫前に横付けされました。これからコンテナーに積み込みます。
(右)多摩包装工業㈱で保管してもらっていた梱包済の車椅子です。


早速、フォークリフトを使ってコンテナーに積み込みます。スペースの効率をうまく考えて積み込まないと、180台の車椅子が入りきらない危険性もあります。


このように、できるだけサイズの大きい車椅子から奥に順番に入れていきます。


7割方の車椅子を積み込んだところで、コンテナーの木製の「格子蓋」を取り付けます。より多くの車椅子を格納するためと、コンテナーを開けたときの荷崩れを防止するためです。格子蓋の上から車椅子を積み込みます。


(左)180台の車椅子が無事にコンテナーに積み込まれました。スペース的には余裕があり、一安心です。
(右)コンテナーを開けたときの荷崩れ防止としてもう一段の格子蓋を追加しました。丁寧な積み込みをしてくれました。


(左)コンテナーの中身が盗難にあわないように森田会長が右手に持つブルーの「シール」で封印をしました。
(右)180台の車椅子は東京港に向けて出発しました。

以上

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  今日も暑い中でのミニ例会を開催しました。

 一時の酷暑ほどではありませんでしたが、7月10日も30℃超えの暑い日の例会となりました。早朝は曇り空でしたが、徐々に晴れてきて強い日差しで暑さが強く感じられる夏空となりました。一方で、コロナ感染は徐々に広がりを見せ「第7波に入った」と言われるまでになっています。 続きを読む、、、

 

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  臨時のミニ例会を開催しました。

 ブルームバーグの人から、「当会に興味があり活動参加を検討している」との連絡がありました。早速、体験例会を設定して、車椅子の清掃作業を6名の社員に体験してもらいました。 続きを読む、、、

 

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