ウクライナへ3団体協同で車椅子を送ります

  当会はこれまでにもウクライナへ車椅子を送っています。日本在住のウクライナ人トカル・レーシャさんの仲介で12台の子ども用車椅子を送りました。2022年10月に東京港を出ています(詳しくはこちらから)。車椅子を受け取った子どもの様子などの情報は届いていませんが、戦争下での作業で当方への連絡は大変なのではと想像しています。

  今回は、ロンドン在住のジャーナリスト木村ご夫妻の熱心な車椅子提供の要請があり実現しました。戦禍で苦しんでいる人たちを支援したいという思いが繋がり、車いすを寄贈している3団体と海運会社、運送会社が協力してのプロジェクトとなりました。車椅子提供団体は、「希望の車いす」「飛んでけ車椅子」、当会の3者で、これまでも連携をした経験があります。希望の車いすの谷理事長が取りまとめの労をとってくれました。
 3団体が準備できたのは下記の車椅子です。 
 ・希望の車いす          主に大人用車椅子    110台
 ・飛んでけ!車いすの会      主に大人用車椅子     30台
 ・海外に子ども用車椅子を送る会  子ども用車椅子      10台
                            合計150台
当会からの提供台数は少ないですが、清掃・整備を必要とするために作業時間がかかり準備できたのは10台でした。

  送り先は、ポーランドに避難しているウクライナ人の人道支援組織Future for Ukraine Foundation(FFU)です。3月以降にウクライナ西部の子供病院やリハビリ施設などに届けられる予定です。

  車椅子のコンテナーへの積み込みは、1月26日(木)の午前中に株式会社三協大井営業所で行われました。1週間後の2月7日に東京港を出て、3月14日ころにポーランド着の予定です。

  今回のプロジェクトでは、株式会社商船三井、株式会社三協の各社が無償で大きな支援をしてくれました。また、積み込みに当たっては多くのマスコミが集まってくれました。日テレ(ニュースゼロ)、朝日新聞、東京新聞、北海道新聞、日本海事新聞、海事プレス、クリスチャン新聞などです。

一日も早く車椅子を必要としている人々、子どもたちに届くことを祈ります。

2023年 1月30日     森田 祐和




(左)コンテナーは3段に区切られ、当会の子ども用車椅子は最下段に積み込まれました。
(右)関係者で記念撮影です。


(左)コンテナーが東京港に向けて出発しました。
(右)放映された日テレニュースのインタビューに答える谷理事長です。
        (写真は日テレニュースサイトより。クリックするとニュースサイトへ飛びます)

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