2024年2月11日 パラグアイ向け90台が完成しました。

 今回も、穏やかな天候に恵まれた例会となりました。参加者は、相模女子大チーム6名、多摩工科高校チーム3名、一般ボランティア3名、車椅子プロのTさんとMさん、スタッフ5名、総勢16人です。いつも参加のベトナムチームは旧正月のお祝いのため欠席でした。

 今日の作業は、パラグアイ向け90台のうち残りの10台を完成させるのが目標です。いつもより人数は少なかったものの、目標の10台を完成させることができました。

 最近は常連になりつつある多摩工科高校チームは、今日も梱包を担当です。梱包作業は、見た目より細かな作業が求められます。難しいのは車椅子の折り畳み方です。日本の子ども用車椅子は持ち運びに便利なようにコンパクトになるよう様々な工夫がされています。折りたたむ方法が様々なので、梱包を担当する人にとっては大変です。わからないときは車椅子のプロに助言を求めます。

 実際の梱包では、ハンドルなど突き出ているものは、そのままでは積み込みや積み下ろしの時に「プチプチ」を突き破ってしまいます。それを避けるために突き出た部分を小さなプチプチでくるんでやります。そのうえで全体をプチプチでくるんでいきます。こうすることで搬送中や積み込み時の作業でも全体の梱包材が破れることを防ぎます。

 相模女子大学チームは、今回から整備に挑戦しました。これまでは、清掃と梱包の担当でしたが、学生たちから「整備を体験したい」と要請があり、今回から清掃と整備を一貫して担当してもらいました。部品と工具の名称を覚え、その使い方を実践でスタッフから教えてもらいながら自分たちで作業しました。

 そして、今回もスペシャルサービスがありました。作業が始まって1時間くらいの時に白玉のお汁粉がふるまわれました。甘さが丁度よく、体が温まり美味しくいただきました。そらさん、毎回おいしいものを作ってくれて有難う!

 パラグアイ向けのコンテナー積込み日程が3月21日と仮決めされました。船が東京港を出るのは3月26日の予定です。無事に出航できることを祈ります。
皆さん、お疲れ様でした。(写真の最後に番外編があります)

2024年2月12日      事務局

(写真の見方)掲載されている写真をクリックすると、拡大してみることができます。

(左)作業開始前の9時ころからスタッフが集まり始め、会場の準備をします。
(右)ボランティアのアベベさんも同時刻くらいにいつも来てくれます。今日は、先日エチオピアに車椅子が届いたので、そのお礼とお祝いの意味も込めてエチオピア国旗を掲げようとしています。


(左)多摩工科高校チームが「梱包待ち」の車椅子を順次梱包していきます。
(右)「整備を体験したい」との相模女子大チームの要望に応えてスタッフが実践をして見せています。この後は自分たちだけで整備作業を進めました。


そらさんが「白玉お汁粉」を作ってくれました。美味しくてみんなお代わりに並びます。


           お汁粉の後も清掃・整備作業を進めました。



                おいしい昼食です。


              今日もお疲れ様でした。

〇番外編〇
 ベトナムには、これまでベトナム赤十字に多くの子ども用車椅子を送ってきました。しかし、2023年に送ろうとしたところ「輸入許可が下りないため、受け取りをすることができない。」という返事でした。中古品輸入規制のため、現在は同国への発送は断念しています。

 そのような状況ですが、ベトナムチームのボランティアに相談をしたところ「一般社団法人日本ベトナム国際交流機構」のバーさんを紹介されました。バーさんからは「月に一回以上はベトナムに帰国するので、手荷物で運んで子どもに届けたい。車椅子を提供してもらえないか」という依頼がありました。そこで1~2台/月に準備することにして、今日はその車椅子の引き取りに、同機構のフィーさんが例会の会場に来てくれました。

 今日渡した車椅子は、2月20日頃にベトナムに持って行き、子どもたちに渡すそうです。こうして1台、2台ずつでもいいので、継続してベトナムに送りたいと森田会長がフィーさんに伝えました。

(左)フィーさんがバーさんに代わり森田会長から2台のバギーを受け取りました。
(右)作業中の相模女子大チームも入っての記念撮影です。

以上

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