コロナ禍における今後の活動について
新型コロナウイルスの感染者は全国的には減少したものの、北九州市や東京都において再び増加の兆しが出ています。大規模感染の第2波の始まりではないかと危惧されます。こうした中、花火大会やお祭りなど各地の中長期的に予定されているイベントも早々に中止となっています。
当会の例会はそのような大規模の人数が集まるわけではありませんが、感染への恐れは同様と考えるべきと思います。当会の活動から感染者を出さないために6~8月までの例会開催を中止することとします。
これまで毎年500台以上の車椅子を海外の子ども達に届けてきましたが、今年はそのような規模の贈呈が難しくなる恐れがあります。例会の中止が最も大きな要因ですが、贈呈先の国の状況や受け入れるパートナーの事情も懸念されるところです。
このような状況下ですが、できることもあります。これまでもマレーシアのように現地受け入れパートナーに清掃・整備を任すことができる場合はそのまま送っている実績があります。そうした国には、輸送条件が整えば車椅子を送ろうと考えています。
現在は車椅子を清掃・整備して送ることは困難な状況ですが、状況が好転し活動再開が可能になれば例年のような贈呈を進めていきたいと思います。ウイルス感染に十分に注意をし、元気に皆様と再会できることを願っています。
2020年6月4日 森田 祐和
パラグアイ向け90台がアスンシオンに到着しました。*
パラグアイ向け車椅子90台を積載した本船が2月24日に東京港を出港し、パラグアイの首都であるアスンシオンに5月4日に到着しました。2か月以上の長旅でした。
しかしながら、パラグアイでも新型コロナウイルス感染予防のために外出禁止令など厳しい措置がとられて、様々な活動に対する制約が課されていました。そのため、車椅子配布の活動も抑えられていました。
その後、順次活動再開が許可され始め、車椅子配布は24日ころから開始する見込みとの連絡がパラグアイ大使館から届きました。すでに配布作業が始まっているものと思われます。現地での引き渡しに関する情報が入り次第皆様にお知らせします。
なお、この海上輸送はオーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン社(ONEジャパン)のご厚意により無償で行われました。あらためて御礼申し上げます。有難うございました。
【重要】5月17日の例会も中止します。*
当会にご支援をいただいている皆様へ
3、4月の例会での整備作業を中止しましたが、その後の緊急事態宣言後も新型コロナウイルスの感染者の増加はおさまりを見せていません。感染予防の観点から5月17日の例会での整備作業も中止します。
2020年5月5日 会長 森田 祐和
「緊急事態宣言 1か月延長」を受けて
残念ながら、緊急事態宣言後も国内では新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。それを受けて、日本政府は緊急事態宣言を5月末まで延長することを決定しました。
当会としても3月、4月の例会を中止しました。更に今回の「緊急事態宣言 1か月延長」を受けて5月17日の例会も開催中止とします。車椅子の受け取りや、その他の当会のすべての活動を継続して停止します。
感染者が減り事態が収束し次第、当会の活動を再開したいと思います。みなさまも可能な限り外出等を控えて新型コロナウイルスに感染しないよう十分ご留意ください。元気に再会できる日を心待ちにしております。
2020年5月5日 森田 祐和
「緊急事態宣言 正式に発効」を受けて
新型コロナウイルスは世界規模での感染拡大が続いています。当会での主力活動である車椅子の清掃・整備を行う「例会」は屋外での活動とはいえ多くの人が集まることから感染源となる危険性があります。そのため会長判断により3月の例会開催を中止としました。また、その後の感染拡大状況を踏まえて4月の例会中止も決定し、関係のみなさまに連絡をしました。
そして、4月7日には「緊急事態宣言」が日本政府から出ました。5月6日までの措置です。今が我慢のしどころということでしょう。そのために、5月以降の例会開催も見通しが立たない状況です。一方、車椅子の提供は例年どおり支援学校を中心として集まってきています。本来なら年間計画に沿ってそれらの車椅子の整備を進めて必要とする海外の子ども達に届けていくところですが、計画そのものが立てられずにいます。また、車椅子を送りだすことができないために倉庫は満杯状態になっています。残念ながら今後の車椅子提供の連絡があっても辞退せざるをえません。
今後の状況がどのようになるかを見通すことは困難です。感染者が減り事態が収束してから、当会の例会を再開するとともに車椅子の受け入れもしていきたいと思います。
みなさまも可能な限り外出等を控えて新型コロナウイルスに感染しないよう十分ご留意ください。元気に再会できる日を心待ちにしております。
2020年4月9日 森田 祐和
【重要】4月19日の例会も中止します。*
当会にご支援をいただいている皆様へ
3月15日の例会での整備作業を中止しましたが、その後も新型コロナウイルスの感染者が増加しています。会合等の自粛要請もあり、感染予防の観点から4月19日の例会での整備作業も中止します。
2020年4月1日 会長 森田 祐和
相模女子大学2019年度卒業生 ボランティアの声を掲載しました。*
この3月相模女子大学卒業の5人による「相模女子大学2019年度卒業生 ボランティアの声」を掲載しました。詳しくはこちらから。
2020年1~3月は49台の車椅子を譲り受けました(更新)*
2020年に入って1月から3月までの間に6つの学校から49台の車椅子の提供を受けました。座位保持器の5台を含めると総台数は54台でした。(数字は3月27日のあきる野学園分6台を追加しました)
当初はもっと多くの学校からの提供がある予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して延期となった結果の数字です。(カッコ内は座位保持器を含んだ台数です)
・1月17日 | 都立多摩桜の丘学園 | 3台( 4台) |
・2月 4日 | 上菅田特別支援学校 | 15台(17台) |
・2月26日 | 相模原中央支援学校 | 7台( 8台) |
・3月12日 | 大阪府立箕面支援学校 | 7台 |
(大阪から輸送料負担で送ってくれました) | ||
・3月23日 | さくら草特別支援学校 | 11台(12台) |
・3月27日 | あきる野学園 | 6台( 6台) |
合 計 | 49台(54台) |
これで2019年4月から2020年3月までの1年間に437台の車椅子を22の特別支援学校から譲り受けました。座位保持器の62台を含めると499台です。また、これらの支援学校だけでなく個人が当会に届けてくれた車椅子もあります。それらを加えると約550台以上の提供がありました。ご協力に感謝申し上げます。
----------- 車椅子引き取りの様子 -----------
3月23日のさくら草特別支援学校(さいたま市立)での引き取りの様子を下記の通り報告します。同支援学校は、小学部と中学部、高等部があるさいたま市では2つ目に創設された特別支援学校です。
(左)学校の全景です(写真はウイキペディアより借用しました)
(右)車椅子は廊下に並べられていました