緊急事態宣言、9月12日までに再延長されました。

 政府は緊急事態宣言を、当初の期限である8月末から9月12日までに再延長しました。その対象地域は6から13都府県に拡大されました。新型コロナウイルスの感染拡大はとどまりません。医療体制が危機的状況にあるとマスコミが報道しています。感染をしない、させないためにすべての人が最大限の注意を払って行動をする必要があると痛感します。

 コロナの感染拡大は国内だけではありません。世界的な広がりを見せているために当会の海外のパートナーからも悲鳴が聞こえてきています。「車椅子を持たない寝たきりの肢体不自由児のことを考えると一刻も早く届けたいと思うが、国内(パートナー国)のすべての活動が停止しているため今は受け取ることができない。車椅子を送るのは来年以降か、コロナ禍が終息してからにしてくれ」と複数の国のパートナーが言っています。

 当会のメイン活動である車椅子の清掃・整備を行うミニ例会も緊急事態宣言下では開催することができません。緊急事態宣言の実施期間である9月12日まで停止します。なお、車椅子の収集については、当会の倉庫が満杯になるまでは継続して引き取りを行う考えです。引き取りの際にもコロナ感染の恐れはありますが、対策を十分に取りながら行います。実際の引き取りに当たっては、事前に事務局へ問い合わせをお願いします。

 このようにすべての活動が制限されていますが、コロナの感染状況を確認しながら、諦めることなく車椅子の収集と贈呈計画の模索を行っていきます。また、ミニ例会は緊急事態宣言解除後の9月12日以降からの再開を目指します。今後とも皆様の協力をお願いします。

2021年8月20日 森田 祐和

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  マレーシアに未整備で90台を送ることにしました。*

  コロナの感染は急激に拡大し、緊急事態宣言が8月末まで延長される事態となりました。当会も車椅子の整備を行う例会活動を開催することができません。そんな中ですが、関東圏の特別支援学校からは車椅子の提供が続いています。海外の子供たちに届けることを託された当会は、コロナ禍でも車椅子を必要とする海外の子供たちに送る方法を模索しています。

  先日のタイのRICDに180台を送り出したのもそうした考えからで、新しいパートナーへの送付が実現しました。送付に当たって受け取り手の海外パートナーに車椅子の整備を行う能力があることが必須条件です。現状では、当会が車椅子を整備して送ることはほとんど不可能な状況なので、未整備で送っても自ら整備できるパートナーに送り先が限られます。
  自らが整備できるパートナーにマレーシアの「マレーシアドリームファクトリー」があります。同工場は、元ALEPS副会長のサイド氏が当会からの支援を受けて現地に立ち上げた車椅子の生産・整備を行う工場です。
    *ALEPS:Alumni Look East Policy Society(東方政策元日本留学生同窓会)

  マレーシアでもコロナの感染拡大が続き、行動は大きく制限されているそうですが、「車椅子の整備はできる。未整備でよいので送ってくれ」とのことです。当会の理事会をリモートで開催し、急遽マレーシアに未整備の車椅子90台を送ることを決定しました。車椅子の梱包作業も外部委託して8月中旬くらいには発送できる見込みです。

  今後もいろいろな手段で多くの子ども用車椅子を海外に届けたいと思います。引き続き、皆様の変わらぬご協力をお願いします。

2021年8月3日   森田 祐和

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 緊急事態宣言、8月末までに延長されました。

 7月における新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受け、政府はすでに東京都と沖縄県に発令している緊急事態宣言を、当初の期限である8月22日から8月末までに延長しました。その対象地域は東京に加えて神奈川、千葉、埼玉の首都圏3県と大阪府となりました。
 当会の活動は、緊急事態宣言の中心地域である関東圏で行っています。そのため、当会のメイン活動である車椅子の清掃・整備を行うミニ例会は8月末までは開催することはできません。一方、車椅子の収集については、当会の倉庫が満杯になるまでは引き取りを行う考えです。引き取りの際にもコロナ感染の恐れはありますが、対策を十分に取りながら行います。実際の引き取りに当たっては、事前に事務局へ問い合わせをお願いします。

 世界的な感染拡大が続くためにすべての活動は制限されますが、コロナの感染状況を確認しながら、諦めることなく車椅子の収集と贈呈計画の模索を行っていきます。また、ミニ例会は緊急事態宣言解除後の9月からの再開を目指します。今後とも皆様の協力をお願いします。

2021年8月1日 森田 祐和

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  タイRICD向け175台の車椅子が東京港を出ました。(贈呈実績*)

 タイのRajanagarindra Institute of Child Development(RICD)という新しいパートナーに向けた175台の車椅子を積載した本船が、7月20日の16:30に東京港から出ました。今回、車椅子を送った新しいパートナーであるRICDについては、二年ほど前から「NPO法人希望の車いす」を運営する谷理事長から「RICDに子ども用車椅子を送ってほしい」と依頼を受けていました。
 「NPO法人希望の車いす」は、当会と同様に海外に車椅子を届ける活動を2006年から展開している団体です。しかし、届ける車椅子は大人用に限られていました。同NPO法人の海外パートナーからは子ども用の車椅子の要望も多く、当会の活動を谷理事長が知り要請をしてきました。

 RICDに車椅子を送ることを直ちに当会の送付計画に入れることはできず時間が経っていましたが、今回は送ることを決断しました。その理由は、送り先である海外パートナーの車椅子管理に対する姿勢がしっかりしていると判断できたからです。
 ①日本製の車椅子は高品質であり中古品といえども十分に使用できると理解している
 ②自らが車椅子の整備する能力を備えている
 ③子どもたちに車椅子を供与するに当たって、その子の体に合っているかを確認できる
 ④車椅子が故障したときにすぐに修理できる体制を確立している
 ⑤子どもの成長に伴い車椅子が体に合わなくなった場合は、サイズの大きな車椅子を
      供与することができる。また、合わなくなった車椅子は別のサイズが合う子どもに
      供与することができる

 谷理事長からRICDの実態について説明(希望の車いすに届いたRICDからの活動紹介ビデオはこちらから)を受け、上記条件に当てはまる団体であると理解しました。そうしたことからRICDに送る決断をした次第です。RICDの要望で早期に入手したい、未整備のままで送ってくれればRICDで整備する、海上輸送運賃はRICDが負担するとのことでしたので、175台を未整備のままRICDに送りました。タイのレムチャバン港に到着するのは8月2日の予定です。
 これでタイに送った車椅子の総台数は780台となりました。贈呈実績グラフはこちらからご覧ください。

 2021年7月21日現在のタイのコロナ感染状況は、深刻な状態にあります。出港した車椅子が無事にRICDに届き、子どもたちに届けられることを祈ります。

2021年7月21日   森田 祐和



〇コンテナー積み込みの様子です
 車椅子の東京港からの出発に先立って、7月13日に車椅子の保管を依頼していた西多摩運送株式会社の立飛倉庫でコンテナー詰めを行いました。40フィートコンテナーが満杯となりました。
 


    40フィートコンテナーが東京港に向かいました。

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 4度目の緊急事態宣言が発令されました。

 新型コロナウイルス対策で出されていた3度目の緊急事態宣言は6月20日で解除され、当会もミニ例会を2度開催することができました。しかしながら、7月12日には4度目の緊急事態宣言が発令され、その期限は8月22日までとなりました。このため、再開していた当会のミニ例会も8月22日までは停止とします。

 緊急事態が予定通り8月22日までとなった場合は、ミニ例会の再開は8月29日(日)を予定します。人数調整をしたうえで参加メンバーを確定し連絡を差し上げます。引き続き、皆様のご協力をお願いします。

2021年7月12日 森田 祐和

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  緊急事態宣言「再発出」前のミニ例会開催です。*

  2021年7月12日から4回目の緊急事態宣言の再発出が決定している中ですが、感染防止対策を徹底してミニ例会を開催しました。今回は相模女子大学チーム6名、ベトナムチーム2名と当会のスタッフで行いました。続きを読む、、

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  緊急事態宣言解除後の最初のミニ例会を開催しました。*

  2021年6月20日に緊急事態宣言が解除されました。それを受けて、細心の感染防止対策を取りながらミニ例会を開催しました。生憎と雨模様のためテントを倉庫から引っ張り出しての作業となりました。当日は、相模女子大チーム4名とスタッフ4名の文字通り少人数での開催となりました。続きを読む、、

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  2020年度事業活動報告書及び次年度計画書を掲載しました。*

 2021年6月20日(日)に当会の総会が開催され、2020年度事業活動報告書及び次年度計画書が承認されました。 報告書はこちらから

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 緊急事態宣言の解除を受けて

 新型コロナウイルス対策で出されていた緊急事態宣言は、沖縄を除く9都道府県では期限の6月20日で解除され、このうち東京都など7都道府県は、7月11日までの期間、蔓延防止等重点措置に移行されました。同措置は、主に飲食店の営業時間とアルコール類の提供に関する要請事項です。しかしながら、コロナウイルスの感染拡大の恐れは依然として続いています。そのため、従来の「3密をさける」行動基準は厳守する必要があると考えます。
 コロナ感染拡大防止策を十分にとりながら、車椅子の清掃・整備活動を少人数での「ミニ例会」の形で7月から再開したいと思います。1回の例会の参加者人数を10名以下に抑える。作業開始前には検温を実施し、異常があれば作業に参加しない。アルコール消毒を行う。マスクやフェイス・シールド、マウス・シールドなどを装着する。作業者の間隔を2m以上あける。大きな声は出さない。以上の項目を厳守しながらのミニ例会の開催とします。
 開催日は、原則として7月からの日曜日の10:00~15:00とします。参加希望者は事務局まで連絡をしてください。人数を制限するための日程調整などを事務局が行い、参加希望者に連絡を差し上げます。
 2021年度の贈呈計画は、昨年度よりも少ない200台程度を見込んでいます。ミニ例会は作業者数が少ないので、開催回数を増やすことで少しでも多くの車椅子を整備して、受け取りが可能な国へ送り出していきたいと思います。皆様のご協力をよろしくお願いします。

2021年6月21日 森田 祐和

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  千葉県立松戸特別支援学校から36台の提供を受けました。*

  2021年5月19日(水)は雨模様でしたが、千葉県立松戸特別支援学校に36台の車椅子を引き取りに伺いました。
  当日はPTA会長の松土さんが我々の応対をしてくれました。車椅子の保管場所に案内されて進んでいくと、校舎内部はゆったりとして気持ちの良い空間でした。「肢体不自由児用の施設としては県内で最大規模だと思います」と松土さんが説明してくれました。

  車椅子には提供してくれる学校名「松戸特別支援学校 2021年5月」と「車椅子管理番号」のシールをすべての車椅子に貼ります。作業を始めるとPTAの役員と多くの学校の先生方が手伝ってくださいました。おかげで短時間にシール貼りを終え、トラックに積み込むことができました。トラックへの積み込みでもPTA役員と先生方が大活躍でした。全員が雨で濡れながらの作業でしたが、手際よく積み込むことができて大助かりでした。

  「たくさんの車椅子を提供してくださり有難うございます。タイの子供たちに届けます」とお礼と送り先の紹介をすると「タイの子供たちに役立ってほしいです。当校は2年に1回程度で収集して提供ができます。次回も提供できるようまた準備します」と約束してくれました。

  松戸特別支援学校のPTA役員の方、先生方、本当に有難うございました。

2021年5月19日 事務局


(左)シール貼り作業の手伝いをしてくれるPTA役員と先生方です。
(右)シールを貼るための車椅子を順次引き出して、貼り終えた車椅子はトラックの
         積み込み場所に運んでくれました。



雨の中で車椅子を移動させて、トラックに積み込みます。


「タイの子どもたちに届け!」と掛け声を出して記念撮影に応じてくれました。
雨の中にもかかわらず、学校の皆さんのお手伝いをいただき心温まる引き取りになりました。タイの子どもたちに届けます!

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