ブルームバーグの皆さんと例会を開催しました。
2022年11月22日(火)午後一時からブルームバーグの皆さんと清掃作業を行いました。11名の参加で、皆さんは午前中に都内の会社で仕事を済ませ、マイクロバスの車中で昼食をとり、当会の倉庫に来てくれました。 続きを読む、、、
パキスタンへ37台を送りました。
NPO法人さくら車いすプロジェクトを運営する「有限会社さいとう工房」の 斎藤 省 氏から、パキスタンの「マイルストン特別な人のための協会」に電動車椅子を送るが、一緒に子ども用車椅子を送りたいので提供してもらえないかと2022年9月に打診がありました。
子ども用手動車椅子37台と子ども用電動車椅子を5台準備して、コンテナー積込み地の坂東市へ届けました。手動の車椅子は、清掃・整備を十分に行う時間が無かったのできれいな状態のものを選んで梱包までをミニ例会で完了させて送りました。電動車椅子は、斎藤氏に渡して、以降の整備等はお願いしました。パキスタンの受け入れパートナーが自分で清掃・整備できるとのことです。
坂東市でのコンテナー積込みは10月15日に行われました。残念ながら当会からの参加者はありません。全てさくら車いすプロジェクトの関係者で行ってもらいました。電動車椅子130台(この内5台は当会から)、バッテリー200個、子ども用車椅子37台がコンテナーに積み込まれました。コンテナーはその日のうちに横浜港のコンテナー・ヤードに運び込まれ、10月27日(木)の16:20にパキスタンのカラチ港に向けて出発しました。カラチに到着するのは11月13日の予定です。
パキスタンへの発送は2022年4月に続いて本年度2回目です。今回の37台を加えて117台をマイルストン特別な人のための協会へ送ったことになります。同協会は高い技術力と力強い組織力があるので今後も車椅子を送り続けたいパートナーです。
2022年10月30日 事務局
〇坂東市におけるコンテナー積込みの様子
(左)梱包されて緑色のテープが巻かれているのは、積込みを待つ子ども用車椅子です。
(右)子ども用車椅子が一番奥に積み込まれました。
(左)コンテナーの中に棚を作って積み込み効率を上げます。
(右)棚を利用して電動車椅子130台、バッテリー200個、手動子ども用車椅子37台が積み込まれました。
40フィートコンテナーへの積込み、お疲れさまでした。
左から5人目がさいとう工房社長でさくら車いすプロジェクトの責任者の斎藤さんです。
最小人数5人のボランティアと例会を開催しました。
2022年10月23日(日)に、これまでで最も少ない人数の、文字通りのミニ例会を開催しました。この日集まってくれたのはいずれも常連の相模女子大チーム2名とベトナムチーム3名、スタッフ4名の合計9名です。 続きを読む、、、
さくら車いすプロジェクト10周年
NPO法人さくら車いすプロジェクトは、これまで当会と連携してパキスタンやモンゴルに車いすを送ってきました。同プロジェクトは、電動車いすの生産・販売事業会社「有限会社さいとう工房」を経営する 斎藤 省 氏が、1999年から始めた活動がその起源です。当初は車いすの修理方法や製造方法を教えに行くことが活動の主な内容でした。
その活動が10年を経過したさくら車いすプロジェクトは、アジア・中米等の障がい者の自立生活支援を目的として2011年にNPO法人として認証を受けました。その背景には障がい者団体と車いすの業界団体、在日パキスタン有志の協力がありました。
NPO法人さくら車いすプロジェクトは、受け入れ態勢が整った国に中古車いすの提供と、技術の伝承をセットにしていることが特徴です。通常は手動の車いすを送付しますが、既に自国で車いす製作が始まったパキスタンにおいては、電動車いすに特化してコンテナーで送付し、現地に車いすが到着すると整備技術ワークショップを開催しています。電動車いすは、全国の利用者から中古の車いすを提供してもらっています。
同プロジェクトが技術伝承のために訪問した国は9ヵ国で、手動車いすのコンテナー輸送はネパールとモンゴルに送り、パキスタンには電動車いすを2022年9月末現在で20回のコンテナー発送により1,300台程の電動車いすを送っています。また、それに合わせて現地で15回の技術セミナーを行っています。(残念ながらコロナ禍のためにこの3年は行くことができていません)
電動車いすは、当会が海外に送る子ども用車いすに比べてはるかに複雑な機器です。発展途上国では、故障すると修理をするための技術や部品入手が困難な場合が多く、また、修理技術に加えて障がい者一人ひとりに合わせたフィッティング技術がないと、車いすが身体に合わず二次障がいを起こしたりします。そのために、貴重な電動車椅子が修理できないまま使われなくなってしまいます。それを少しでも回避し、その国の障がい者に適した整備技術を習得してもらい、自ら整備し、障がい者自身の自立に利用してもらうことを目的としているのがこのプロジェクトです。人材育成を主眼に置いているのが大きな特徴です。
そのプロジェクトが発足以来10年を経て、2022年10月19日(水)にさくら車いすプロジェクトが拠点としているさいとう工房の社屋にて活動報告会を兼ねた記念イベントが開催されました。その来賓には、パキスタンで斎藤氏の理念を具体化し成功しているMilestone Society for Special Personsの代表Shafiq Ur-Rehman(シャフィック)氏がこの日のためにパキスタンから駆けつけていました。その他の来賓には、パキスタン大使館、外務省、JICA、ダスキン愛の輪基金(アジア太平洋地域の国々の人材育成支援活動を推進)、など同プロジェクトを支援する多くの人々の出席がありました。
当会も、これまでの経緯から招待を受け森田会長と理事一名が参加しました。森田会長は会を代表してお祝いの挨拶をしました。同プロジェクトが推進する人材育成、技術支援、現地での組織化は、非常に先進的であり、どこの団体にも見られない優れたものです、と称賛の言葉を送りました。
最後に、シャフィック氏と斎藤氏に対して今後もパキスタンを始めとして多くの海外発展途上国に、同プロジェクトとの連携を強化して車いすを送り続けることを約束しました。
2022年10月24日 事務局
(左)Milestone Societyのシャフィック氏と記念撮影
(右)これまでのパキスタンへの支援に対するお礼の盾が、シャフィック氏から関係団体の代表者に贈られました。「70th」は、パキスタン-日本国交樹立70周年を表しています。
MFSインベストメント・マネジメントの皆さんと例会
2022年10月15日(土)MFSインベストメント・マネジメント株式会社の皆さんと例会を開催しました。15人の社員の皆さんが10時前から拝島倉庫に集まってくれました。 続きを読む、、、
ウクライナへの車椅子を積載した船が東京港を出ました。
ウクライナに送られる12台の子ども用車椅子は10月3日に他の支援物資と共に40フィート・コンテナーに積み込まれ、東京港のコンテナー・ヤードに運ばれました。そして、10月10日の早朝にポーランドのグディニャの港に向けて東京港を出ました。
ドイツのハンブルクを経由してポーランドに2か月弱程度でつくようです。そこから更に陸路でウクライナのキーウに運ばれます。1日でも早くウクライナの子どもたちに届くことを祈ります。
ウクライナへ送ることになった経緯などの詳しいことはこちらからご覧ください。
当会の車椅子送付台数の基点は、船が日本の港を出た時点での台数としています。船が東京港を出ましたので、ウクライナへの贈呈実績を登録し、発送国は26か国とします。また、当会が海外の子どもたちに送った車椅子の総台数は、9,319台となりました。
贈呈実績グラフは、こちらからご覧ください。
2022年10月10日 事務局
3か月ぶりのミニ例会を開催しました。
当会の相模女子大チームとベトナムチームに限定したミニ例会は、コロナ禍のために2022年7月10日を最後に3か月の長い間に渡って開催することができませんでした。10月9日になってようやくミニ例会を開催することができました。 続きを読む、、、
ウクライナへ子ども用車椅子12台を発送しました。
写真の右から2番目の女性が、日本で暮らしているウクライナ人のトカル・レーシャさんです。子ども用車椅子をウクライナに送りたいと当会を訪れました。右端は、レーシャさんをサポートする公益法人More Jobs Better Livesの山辺さん、レーシャさんの左で座っているのは石川酒造当主の石川彌八郎さん、そして森田です。
この場で写真に写る12台の車椅子を決定し、更に石川酒造から日本で暮らすウクライナ人へ食器を提供することが決まりました。
◆突然のメールがきました
2022年9月8日、当会に「ウクライナに車椅子を送りたい」というメールが入りました。メールを送ってくれたのは「公益法人More Jobs Better Lives」の山辺さんです。山辺さんの知人が、ウクライナ人難民の受け入れを行っているウクライナ人女性トカル・レーシャさんとともに、ウクライナへの支援物資提供を検討していて、子ども用車椅子の寄贈もできないかとのことでした。
◆すぐに拝島倉庫に来てもらいました
トカル・レーシャさんはかなり急ぎの様子で、2週間後くらいには5~10台程度の車椅子を送りたいとのことです。早速、詳しい話を聞くために拝島倉庫に来てもらいました。急遽準備した12台の子ども用車椅子をみてもらったところ、「素晴らしい。大人用車椅子は手に入るが、子ども用は見つからなかった。ぜひともウクライナに送りたい。」と言ってくれました。急な話で十分な清掃・整備ができているわけではありませんでしたが、比較的汚れの少ないものを選び、タイヤ、虫ゴム、ブレーキの確認をして贈呈することにしました。
◆贈呈を即断しました
当会の基本的な考え方として、車椅子を受け入れる団体の実態を十分に把握して、子ども用車椅子が送り先で粗大ゴミにならないことや、修理ができること、子どもの体に車椅子が適合しているかの管理などが行えるかを確認しています。しかし、今回は戦争状態にあるウクライナへの贈呈であるため即断で贈呈を決めました。
◆送り先は、ウクライナ・フードバンク連盟です
ウクライナ・フードバンク連盟は、ウクライナのキーウ(旧名キエフ)に拠点を置いていて、2000 年10月26日にウクライナ司法省によって登録(国家登録証明書 No. 0380)されているとのことです。
「ウクライナ・フードバンク連盟の活動目的は、ウクライナの最も社会的に脆弱な市民、恵まれない子供たち、障害のある子供たちに支援を提供することです。 チェルノブイリ原子力発電所の事故の犠牲者と、ウクライナでの戦争の犠牲者を支援することです。」と同連盟のホームページにありました。
◆日本へのウクライナ難民は2,000人近くです
法務省出入国在留管理庁のホームページによると、ウクライナからの難民は1,879人(2022年9月28日現在)とあります。その中で、東京、神奈川、埼玉千葉の首都圏には700人ほどのウクライナ人がいます。そうした人たちへの支援も急務となっているようです。レーシャさんによると、日本に着の身着のままで逃れてきているために生活に必要な日常品を何も持っていないので、そうした支援が必要とのことです。
◆石川酒造からの支援も決まりました
そこに偶然倉庫に来ていた石川酒造の当主である石川さんから「使わなくなった食器がたくさんあるが、使いますか」と申し出がありました。「是非とも提供してください。日本に来た人に渡します。助かります。」 その場でウクライナ支援が決まりました。ウクライナへの支援物資は欧州各国から豊富にあるそうです。レーシャさんにとっては日本のウクライナ人を支援することも大切なことです。思わぬ展開に皆が喜び合いました。今後、レーシャさんと仲間が石川酒造に来て必要な食器を引き取っていくようです。こうした支援の輪が広がるのはうれしいことです。
◆ウクライナへは11月末~12月初に到着する見込みです
車椅子は10月3日に他の支援物資と共に40フィート・コンテナーに積み込まれ、東京港のコンテナー・ヤードに運ばれました。10月8日にポーランドのグザンチク(グダニスク)の港に向けて東京港を出ます。ポーランドには2か月程度かかり、そこから更に陸路でウクライナのキーウに運ばれます。一日でも早い到着を祈ります。また、当会を支援してくださる多くの皆様のおかげで当会がこうした人道支援にかかわることができて大変うれしく思います。
2022年10月4日 森田 祐和
〇コンテナー積込みの様子
パレットに載せられた車椅子をフォークリフトでコンテナーに積み込みます。この後、車椅子以外に多くの物資が積み込まれました。
活動レポート27号を発行しました。*
活動レポート27号(2022年9月)を発行しました。本来であれば4回/年の発行ですが、コロナ禍にあって当会の活動が制約されているため、年に2回のレポート発行予定です。
今年度も海外の子どもたちに車椅子を届けたいと考え、様々な人々と連携しながら車椅子を送り出す活動に取り組んでいます。
今回の27号では、NPO法人「さくら車いすプロジェクト」と共同でパキスタンに未整備での80台送付、当会単独でのタイのRICDへの未整備での180台送付、更に5福祉団体協同でのモンゴルへの25台送付について紹介記事を掲載しています。右のイメージをクリックすると活動レポート27号を見ることができます。
また、こちらからは27号を含めて過去のすべてのレポートを見ることができます。
2022年9月24日 事務局
ミニ・ミニ例会を開催しました。
2022年9月11日(日)にミニ・ミニ例会を開催しました。当初は、相模女子大チーム、ベトナムチーム、スタッフメンバーで12~15名程度のミニ例会の予定でした。
しかしながら、9月9日(金)に発表された東京都における新型コロナ新規感染者数は9,420人でした。事前に取り決めた開催の判断基準は、東京都の新規感染者数が5,000人を下回ることを条件としていました。減少傾向ではありましたが、依然として1万人近い数字でしたので、それぞれのチームにミニ例会中止の連絡をしました。
一方、当会の贈呈計画では2022年度中にインドへ90台、ベトナムへ90台を送る予定です。8月末時点で、インド向けの車椅子の清掃・整備・梱包が完了しているのは21台でした。8月はミニ例会開催無し、さらに9月11日もミニ例会の開催が無いと、2か国へ送ることが極めて難しくなります。そこで急遽、集まることができるスタッフ5名でのミニ・ミニ例会開催を決めました。全員が60才以上の高齢者です。ワクチン接種を3回行っているので、万が一感染したとしても重症化リスクは低いと考えての決断でした。
結果は11台の梱包作業完了です。これでインド向けの32台が完成しました。残りの60台は、今後のミニ例会での完成を目指します。万が一、足りない場合は外部委託も考えます。何とかして、12月か来年の1月にはインドに向けて発送したいと思います。
2022年9月12日 事務局
〇ミニミニ例会の様子
インドのパートナーは、病院なので様々な車椅子や器具を受け入れてくれます。また、活用が十分期待できる団体です。下記のような車椅子以外の機材も送ります。