相模女子大学「海外に子ども用車椅子を届けようプロジェクト」メンバーの声

すでに作業活動の中核を担ってくれている相模女子大学チームの2016年度のチームリーダー
高橋夏希さんと北村優香さんの声です。

相模女子大学3年  高橋夏希

私は大学に入学して何か新しいことに挑戦してみたいと思い大学1年生のとき、この活動に参加しました。初めは国内外の子ども用車椅子の現状を全く知らず、驚くことばかりでした。ですが、こんな私でも小さなことですが出来ることがあると知り、約2年間活動に参加しています。

初めて参加したとき、車椅子の清掃は、手の届きにくいところまで丁寧に拭き、できるだけ新品のように綺麗にするよう教わりました。この車椅子を受け取る子どもたちのことを考えて、国や世代、性別もバラバラの人たちが心をこめて清掃に励んでいる姿にとても感動したのを覚えています。また、私は途中から車椅子の清掃でなく、整備の方によく参加するようになりました。車椅子の知識も、工具などの知識も全くない私でしたが、ひとつひとつ丁寧に教えていただきました。自分の整備した車椅子が受け取った子どもたちの安全に深くかかわると思うと、責任重大ですがやりがいも大きいです。そして、整備をしていく中で普段の学生生活では関わることのない方々とお話しすることは、自分の成長にも繋がっていると思います。

子ども用車椅子には一つ一つに個性があり、使っていたご家族のことを考えながら整備することがよくあります。車椅子を必要としている海外の子どもたちと、寄付していただいたご家族の間で、少しでも自分が力になれることをとても嬉しく思います。実際にマレーシアへ訪問した際に笑顔のご家族と笑顔で車椅子に乗るお子さんを見て、数か月前に整備した車椅子が子どもたちに届いていることを改めて実感し、感動しました。

今後も、できることから力になりたいと思っています。

相模女子大学3年  北村優香

私はこの海外へ子供用車いすを送るボランティアに参加して本当に良かったと思います。

私がこのボランティアに参加したのは、友達に誘われて始めたのがきっかけでした。でも、月に一度の定例会に何度も参加するうちに、必要とする子ども達とその家族の話やその国の現状を知り、気付くとこの活動に夢中になっていました。

マレーシアで行われた車いすの贈呈式にも参加しました。自分達が整備した車いすが、現地で必要する子供たちに渡された光景を見たとき、その笑顔を見て「頑張ってよかった」と心の底から思いました。今でも思い出すと胸が熱くなります。

普通に学校生活を送っているだけではできないことをたくさん体験しました。今後も続けていきたいです。

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写真左から高橋夏希さん、北村優香さん

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