今年もBIKE&CAMPのイベントが開催されました。
当会の清掃・整備・梱包作業にボランティアとして参加してくれている山下さんが主宰する「BIKE&CAMP KANTOU23」 が霞ケ浦湖畔で10月28、29日の2日間にわたって開催されました。
「BIKE&CAMPは日本で唯一の自転車とキャンプをテーマにした『旅イベント』です。自転車イベントではありません。キャンプイベントでもありません。旅人が集まる旅イベントです。まだ日本では少数派の自転車キャンパー、そして自転車にこだわらず旅を愛する人たちのフェス&イベントです。米西海岸にあるような自由でCHILLなフェスの雰囲気を味わってください。」(同イベントの開催案内ホームページから。当会を「GUEST &EVENT」でも紹介してくれています。)
当会が、このイベントに参加するのは、昨年に続いて3回目です。山下さんから「イベントに参加して、車椅子の会の紹介をしませんか」と誘われたのがきっかけです。紹介の場を提供してくれるだけでなく、イベントの目玉の一つである「チャリティ・オークション」の売り上げを当会に寄付をしてくれています。今年も十分な寄付をいただきました。お礼を申し上げます。
当会からは理事1名、ボランティア1名の2名が参加しました。自転車もテントも持っていないのでホテル宿泊ですが、会場に子ども用車椅子1台、紹介パネル、パンフレット、募金箱を持参し、本部テントの特等席にスペースを貰って全部並べました。
会場には出展している自転車メーカー等が提供する試乗体験があります。体験をする人たちは、ヘルメットの準備がない場合もあります。その人たちに主催団体が所有するヘルメットのレンタルをします。その受付、貸出管理をイベントのお手伝いとして当会メンバーが担当しました。
夜のイベントであるトークショー、出展者からの無償提供品のチャリティ・オークションは今回も大変な盛り上がりでした。宿泊参加者にとっては最大の楽しみのようです。それに先立って、10分程度の時間でしたが、当会の活動の紹介をしました。後でスタッフの人に聞きますと「会の活動を多くの人に知ってもらうことができたと思います」とのことでした。
2日間とも時折小雨が降るあいにくの天候でしたが、多くの参加者、出展者、スタッフが本当に楽しそうに過ごしていました。それを見るだけの当会のメンバーでしたが、自転車とキャンプの活動をうらやましく思いました。会の紹介に耳を貸してもらい、オークションの寄付をいただき、感謝の気持ちでいっぱいのイベントでした。
2023年10月31日 事務局
〇イベントの楽しい雰囲気をご覧ください。
(左)案内パネルとともに参加者を迎える山下さんです。
(右)本部テントに車いす、会の横断幕、パネル、募金箱を置いて、ヘルメットのレンタルを担当しました。
(左)たくさんの出展者と宿泊参加所のテント群です。とにかく広い敷地です。
(右)キャンプに不可欠の薪の販売シーンです。持てるだけ持って、一回1,000円の販売なので皆さん必死です。
(左)トークショーのテーマは「輪行」でした。輪行(りんこう)とは、自転車を分解して専用の袋に収納し公共交通機関を使って運搬・移動することです。
(右)チャリティ・オークションです。どちらの写真も暗くてわかりにくいですが、大いに盛り上がりました。
(左)10分ほど時間を貰い、当会の紹介をしました。山下さんが当会の名称板をもってくれています。
(右)マスコミの取材も山下さんが受けていました。ラジオ番組の取材だそうです。
以上
マレーシア向けコンテナーが東京港を出ました。
当会が2004年に初めて子ども用車椅子を送り出したマレーシアでは、受け入れ団体であるALEPSの元会長であったサイド・プテラ氏が受け入れ窓口となり、車椅子の配布をしています。
そのサイド氏から緊急で連絡があり、障害を持つ子どもが最初に乗るバギーを配布したが、成長した子どもの体に合う二台目の車椅子がないので送ってほしいとの強い要望を受けました。それを待ち望む子どもが10人近くなってしまったためです。
マレーシアも車が普及してきていていますが、小型車が多いため折りたためるものが望まれているとの声でした。早速倉庫から車椅子を探し出し、梱包をしました。サイド氏は子ども用の車椅子製造から整備までできることから未整備で送り出しました。
コンテナーへの積み込みは10月18日に行い、10月21日に東京港を離れ、マレーシアポートケラン港には11月5日着予定です。これにより当会からマレーシアに送り出した総台数は1,658台となりました。この数字は送り出した国の中では第一位です。
贈呈実績グラフは、こちらからご覧ください。
2023年10月26日 事務局
ONEジャパンの皆さんが来てくださいました。
暑くもなく、寒くもない車椅子の清掃・整備に理想的な活動日になりました。安定した天候の下で多くのボランティアが集まってくれました。
常連の相模女子大チーム3名、ベトナムチーム7名、エチオピアチーム3名、そしてONEジャパンの14名の皆さん、一般ボランティア3名、スタッフ5名、総勢35名の大例会となりました。 続きを読む、、、
過ごしやすい活動日でした。
すっかり秋らしくなりました。今までは必須だった日よけタープやテントは不要です。お昼頃に小雨がぱらつきましたが、本降りにはならずどうにか活動を行うことができました。
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活動レポート29号を発行しました。*
活動レポート29号(2023年9月)を発行しました。本来であれば4回/年の発行ですが、2019年度からは2回/年の発行となっています。
今回の29号では、久々のフィリピンへの発送を報告しています。同国もコロナ禍のために車椅子を受け取れない状況でしたが、2023年度になって可能となり83台を送りました。
また、今回もウクライナへの贈呈の報告があります。同国は、1年以上の長い間戦争という極めて厳しい環境にあります。その国の障害児に車椅子が届くことを願って車椅子51台と歩行訓練器10台を発送しました。
ウクライナへの発送は、国内の3NPO法人および海運会社等の支援で贈呈が実現しました。当会にとって3団体協同での発送は2回目です。
パキスタンについては「さくら車いすプロジェクト」と共同で発送しました。送り先は「マイルストン特別な人のための協会」です。自ら車椅子の生産、販売をしている技術力のあるパートナーです。
上のイメージをクリックすると活動レポート29号を見ることができます。また、こちらからは29号を含めて過去のすべてのレポートを見ることができます。
2023年9月30日 事務局
暑さが少し和らいだ活動日でした。
さすがに9月下旬になり、暑さが少し和らいできました。午前中は、これまでの定番となっていたタープやテントは準備しませんでした。日差しも少し弱く感じられる中での作業となりました。 続きを読む、、、
東京昭島中央ロータリークラブの皆さんが来てくれました。
2023年9月10日、車椅子の清掃・整備活動を行いました。ベトナムチームは、今日も大人数の11人、また、日頃様々な支援をしてくれている東京昭島中央ロータリークラブの皆さんが15名の参加です。さらに、多摩工業高校の先生と生徒、アジア青年会の藤原さん、アベベさん、車椅子のプロの宮田さん、スタッフ5名の総勢36名態勢となりました。
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東京都つながり創生財団 ニュースレターに紹介されました。
2023年7月1日に東京都つながり創生財団による、当会の紹介記事作成の取材がありました。(その様子はこちらから)
9月1日にその記事が同財団の東京都多文化共生ポータルサイト(TIPS)内ニュースレターの「クローズアップ」に掲載されました。取材は、森田会長と2名の理事が対応しました。あいにくの小雨模様の中、拝島倉庫において、当会の活動内容について熱心な取材が行われました。
その主な内容は森田会長が、活動を始めたきっかけや車椅子を手に入れた時の子供たちの喜ぶ姿を見ると一台でも多くの車椅子を届けたいと強く思うことなどを紹介しています。
記事内容は、下記のURLから見ることができます。
https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/topics/close/close_2309.html
同サイトでは、70か国語以上で記事がみられるようです。英語版はもちろんベトナム語版もあります。ベトナム語は下記のURLから見ることができます。
https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/lang/vi/topics/close/close_2309.html
こうした記事で、当会の活動が日本国内だけでなくより広く海外の人に知られるようになります。当会の活動がさらに多くの国へつながることを期待します。
2023年9月4日 事務局
ウクライナから第3便の報告です。
ロンドン在住のジャーナリスト木村夫妻の熱心な声掛けで始まったウクライナ・プロジェクトの第3便は、車椅子215台が5月18日にコンテナーに積み込まれ、5月31日にドイツのハンブルクに向けて東京港を出ました。車椅子を寄贈している3団体と海運会社、運送会社が協力してのオールジャパン・車椅子プロジェクトです。
第3便の車椅子215台(うちウォーカー10台)は、7月19日にキーウにあるFFUの倉庫に届き、無事荷降ろしが行われました。当会が送った子ども用車椅子に黄色いテープが巻かれていたことも報告書にありました。
木村さんの報告書によると、7月25日にウクライナ・ルハンスク州リシチャンシク市当局に無事引き渡されたそうです。ただし、リシチャンシク市のあるルハンスク州は現在ロシア軍の占領下にあるため、リシチャンシク市の市民や市の職員は、ハルキウ州やドネツク州に避難している状態です。
8月中頃には、車椅子やウォカ―などすべてが、ウクライナ北東部ハルキウ州や東部ドネツク州の病院や施設に届けられる予定です。これらの地域は、現在ロシア軍に占領されているウクライナ東部ルハンスク州からの避難民が多くいるところだそうです。親露派武装勢力がルハンスク州の民家を襲ったのは 2014 年のことでした。このため膨大な数の住民が故郷を追われ、国内避難民となることを強いられています。
これらの報告は、ウクライナで車椅子を受け取るFuture for Ukraine Foundation(FFU)の車椅子プロジェクト担当カリーナさんから木村さんに届き、それを木村さんが日本語にしてくれたものです。(報告書はこちらから)
戦争中のウクライナに出向きオールジャパン・プロジェクトが送った車椅子の状況をレポートしてくれる木村ご夫妻に感謝です。
2023年8月31日 事務局
〇ウクライナ国内での車椅子の様子(今回の報告書とともに届きました)
(写真の見方)掲載されている写真をクリックすると、拡大し連続してみることができます。
キーウにあるFFUの倉庫に届き、無事、荷降ろしされました。当会が作業をしたことを示すプチプチの梱包材と黄色いテープが巻いてあり、「2023-UKR-067」と書かれています。215台すべての車椅子がこの倉庫に格納されました。
キーウにあるFFUの倉庫から、ウクライナ北東部ハルキウ州や東部ドネツク州の病院や施設に届けるために、車椅子を自動車に積み替えをしているところと思われます。
小雨が降りましたが10台の車椅子の整備ができました。
2023年8月27日に例会を開催しました。準備作業中は、曇り空で風もありました。この状態だと助かるなと思っていると、作業が順調に進むにつれて夏空が一気に広がり、まだ真夏の例会になりました。続きを読む、、、