活動レポート30号を発行しました。*
活動レポート30号(2024年3月)を発行しました。今回から、表紙のデザインが少し変わりました。送付方法を宅急便から郵便に変更したために、表紙の上半分は記事を書くことができなくなりました。このため、下半分の紙面が窮屈になっています。少し読みにくいかもしれませんが、ご理解をお願いします。
今30号では、マレーシア、エチオピア、タイのRICD、パキスタン、ウクライナへの車椅子の発送を報告しています。5年ぶりの開催となったエチオピアの贈呈式には、当会の理事とともに東京昭島中央ロータリークラブの皆さんが参加しました。「現地に行ってみて、子どもたちの生活の様子がよく分かった。行ってよかった。」という言葉をロータリークラブの皆さんからいただきました。
タイのRICDについては、車椅子を提供したお母さんが「車いすを受け取る子どもに会いたい」とタイに行き、実際に車椅子を受け取った子どもたちと交流することができました。また、パキスタンへの51台は「さくら車いすプロジェクト」との共同発送です。
ウクライナへは、オールジャパンプロジェクトのメンバーとして40台を提供しました。ウクライナへの発送は、国内三つのNPO法人および海運会社等の支援で贈呈が実現しました。当会にとって3団体協同での発送は3回目です。
上のイメージをクリックすると活動レポート30号を見ることができます。また、こちらからは30号を含めて過去のすべてのレポートを見ることができます。
2024年3月30日 事務局
パラグアイ向け90台のコンテナーが東京港を出ました。
2024年3月26日(火)の早朝、パラグアイ向け90台の車椅子を積載したコンテナー船が東京港を出ました。韓国のプサンを経由して、目的地のパラグアイ・アスンシオンには5月22日ころに到着する予定です。
車椅子の受け取り手は、前回と同じパラグアイのアスンシオン市に拠点を置くアスンシオン・ビラモラ・ライオンズクラブです。同クラブは、小児科、眼科など様々な医療機関や移動クリニックを運営しているグループで、今回の車椅子も大切に子どもたちに提供してくれると確信しています。
パラグアイ向けの当会でのプロジェクトは、2023年10月22日に始まり、2024年2月11日までの4か月を要しました。この間に8回の定例整備会を行い、ほぼ20台/月の整備台数を実現できました。多くのボランティアの皆さんに感謝申し上げます。
また、前回のパラグアイ向けプロジェクト同様、海上輸送はOcean Network Express Pte. Ltd.(ONE社)が無償提供してくださいました。地球の反対側の遠い国へ車椅子を送るための海上輸送の支援をしてくださることは、当会にとってありがたいことです。
今回のパラグアイ向けの車椅子は、下記の支援学校から提供いただいたものです。下記以外にも、一般企業や個人の皆さんからの提供もあります。改めてお礼を申し上げます。
千葉桜が丘特別支援学校 北綱島特別支援学校 県立船橋特別支援学校
鹿浜特別支援学校 むらさき愛育園 埼玉市立ひまわり特別支援
墨東特別支援学校 船橋夏見特別支援学校 都立多摩桜の丘学園
川島ひばりが丘特別支援学校 緑成会整育園 宮代特別支援学校 他、等
今回の90台のパラグアイへの発送により、同国への贈呈台数は692台となりました。
贈呈実績グラフは、こちらからご覧ください。
2024年3月26日 事務局
〇出航に先立って、3月18日に羽村市でコンテナーへの積み込みが行われました。
(写真の見方)掲載されている写真をクリックすると、拡大し連続してみることができます。
(左)車椅子は、すでにパレットに載せられてコンテナー到着を待っていました。
(右)定刻の午前9:00ぴったりにコンテナーが到着しました。
早速、フォークリフトを使ってコンテナーに積み込みます。今回は、大型の車椅子が多くコンテナーが満杯になる恐れがあったため、1台1台を慎重に積み上げながら入れていきます。
最後は、荷崩れ防止用の木柵を取り付けてその上から車椅子を入れ込みます。
どうにか積み込むことができました。扉を閉めて「シール」と言われる封印をします。
(左)集まった相模女子大のメンバーと森田会長、スタッフがパラグアイの国旗を背景に
記念撮影しました。
(右)トラックはコンテナーを牽引して東京港のコンテナ―・ヤードに向かいました。
相模女子大学2023年度卒業生の声を掲載しました。
この3月卒業の5人による「相模女子大学2023年度卒業生 ボランティアの声」を掲載しました。詳しくはこちらから。
2023年度最後の活動を行いました。
心配した雨は降らず、曇り空のおかげか寒さがすこし和らいだ例会となりました。参加者は、相模女子大3名、ベトナム6名、多摩工科高校6名、エチオピア1名、一般ボランティア2名、スタッフ5名、総勢23人でした。 続きを読む、、、
エチオピアで2018年以来の引き渡し式が開催されました。
2024年3月5日、アディスアベバ市女性・子ども・社会問題行政局で車椅子の引き渡し式が開催されました。アディスアベバ市と当会のパートナーである Cheshire Foundation–Action for Inclusion(CF-AI) との共催です。
式典には、約50名の障害児が招かれ、保護者関係者も加わり、総勢100名ほどの規模の式典となりました。
当会からは理事1名と、日頃から当会を支援してくれている東京昭島中央ロータリークラブの3名が参加しています。同クラブの皆さんは、今回のエチオピア向け車椅子の整備活動にも参加しています。
なお、エチオピア国営Fana TVが夜のニュースで引渡し式の様子を紹介しました。こちらからご覧ください。
式典参加に加えて、車椅子を受け取った子どもの家庭訪問や子ども福祉関連の施設見学などを行いました。引き渡し式及び家庭訪問等の詳細は報告書をご覧ください。
2024年3月20日 事務局
森田会長のNHKネット配信番組が見られます。
下記のスケジュールで森田会長出演のネット配信番組NHKワールドが配信されました。
3/12 18:15~18:30
3/13 03:40~03:55(深夜)
その番組は、現在NHKのWEBSITEで見ることができます。
ネット配信は、こちらから。
2024年3月13日 事務局
フィリピン向けプロジェクトが始まりました。
北からの冷たい風が強く吹いて、寒い活動日となりました。それでも日なたに出れば寒さが和らぎ、どうにか作業をすることができました。参加者は、相模女子大1名、ベトナム6名、多摩工科高校3名、一般ボランティア2名、スタッフ4名、総勢16人でした。
続きを読む、、、
森田会長がNHKのネット配信番組に出演します。
2024年1月28日の例会にNHKの記者がカメラマンとともに、例会の様子を取材しました。その取材に加えて個別に森田会長にインタビューが行われています。その内容が3月12日(火)、13日(水)にネット配信されます。是非ともご覧ください。
3/12 18:15~18:30
3/13 03:40~03:55(深夜)
2024年3月11日 事務局
タイのRICDを訪問しました。
当会の理事が、タイのRICD(Rajanagarindra Institute of Child Development)を訪問しました。2024年2月14~2月17日の間で、目的は下記の2点です。
①2021年7月からパートナー関係が始まったRICDを表敬訪問し、今後の
関係強化に向けた情報、意見交換を行う
②車椅子を受け取った子どもの家庭訪問
RICDは、タイにおける当会の2番目のパートナーです。タイ王室の支援があり、福祉団体としては世界的なレベルにあるのではないかと思います。その優れた団体を訪問できて大変勉強になりました。今後の当会の運営で参考にできることは、一つでも実践していきたいと思います。
また、家庭訪問では、寮制の学校で暮らす11歳の少年と、両親と暮らす6歳の女の子の家族に会うことができました。今回の家庭訪問は、富山在住のお母さんの要望がきっかけで実現できました。もちろん、RICDの絶大な協力があったからできたことです。RICD車椅子プロジェクトの責任者であるジョーイ氏と関連の皆様に感謝します。
訪問の詳しい内容は、こちらの報告書からご覧ください。
2024年2月28日 事務局
〇RICDの様子です
(左)RICDのピアノ型をした特徴ある建物です。(写真はRICDのホームページから)
(右)RICDの次長(後列左から4番目の女性)Dr. Duangkamolをはじめ多くの人が歓迎してくれました。
〇車椅子を受け取った子どもたちです
(左)11歳の男の子と日本からのおかあさんです
(右)6歳の女の子とその家族です。日本からのお母さんも一緒です。
富山のお母さんがタイの子どもに会いに行きました
2023年10月14日、富山在住の「お母さん」が、福生の拙宅に2台の子ども用車椅子を、自ら車を運転して届けてくれました。その2台の車椅子は、2年前に亡くなった娘さんが使用していたものです。
「この車椅子が海外の子どもに届いたら、それを受け取る子どもにぜひ会いたいです。送り先がタイなら自分で行くことができます。タイに送ることはできますか。」とのことでした。それがこの「お母さんプロジェクト」の始まりです。
当会の現在のタイのパートナーはRICDがメインとなっています。そこでRICDの意向を確認することにしました。「これから送る車椅子の2台の受け取り手をフォローしてくれますか。後日、日本から車椅子の送り手のお母さんが子どもに会うことはできますか。」と問い合わせをしました。
RICDの車椅子プロジェクトの責任者であるMr. Joey Tellは、「なんて素晴らしい考えだ。できる限りの協力をします!」と支援をしてくれることになりました。
This is a very touching story and we will be doing whatever we can to help on our end.(原文のまま)
そこで、お母さんを一人で送りだすのではなく、当会の理事夫妻をサポート役として派遣することにしました。これまで、RICDへは車椅子を送ってはいましたが、代表者同士の会合などはできていませんでした。お母さんプロジェクトのサポート役に加えて、これを機会に正式に理事によるRICDへの表敬訪問をすることにしました。
多くの車椅子を取り扱うRICDにとって2台の車椅子を特別扱いすることは特別な労力を要したことでしょう。しかし、当会とRICDでこの「お母さんプロジェクト」が実現できたことは素晴らしいと思います。
2024年 2月18日 森田 祐和
<車椅子を受け取った子どもたちと記念撮影のお母さん>
(左)お母さんが提供した車椅子に乗る11歳の男の子です。右半身が少し不自由です。
(右)同じく、6歳の女の子です。目が不自由ですが、元気いっぱいの子です。
<お母さんの感想>
お母さんプロジェクトのおかげで、車椅子を受け取ってくれた子どもたちに会うことがかないました。遠いタイまで行った甲斐があります。それも、RICDと車椅子を送る会の皆さんのおかげです。短い滞在でしたが、今回のタイ旅行は忘れられない思い出になりました。有難うございました。
以上