フィリピン向けプロジェクトが始まりました。
北からの冷たい風が強く吹いて、寒い活動日となりました。それでも日なたに出れば寒さが和らぎ、どうにか作業をすることができました。参加者は、相模女子大1名、ベトナム6名、多摩工科高校3名、一般ボランティア2名、スタッフ4名、総勢16人でした。
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森田会長がNHKのネット配信番組に出演します。
2024年1月28日の例会にNHKの記者がカメラマンとともに、例会の様子を取材しました。その取材に加えて個別に森田会長にインタビューが行われています。その内容が3月12日(火)、13日(水)にネット配信されます。是非ともご覧ください。
3/12 18:15~18:30
3/13 03:40~03:55(深夜)
2024年3月11日 事務局
タイのRICDを訪問しました。
当会の理事が、タイのRICD(Rajanagarindra Institute of Child Development)を訪問しました。2024年2月14~2月17日の間で、目的は下記の2点です。
①2021年7月からパートナー関係が始まったRICDを表敬訪問し、今後の
関係強化に向けた情報、意見交換を行う
②車椅子を受け取った子どもの家庭訪問
RICDは、タイにおける当会の2番目のパートナーです。タイ王室の支援があり、福祉団体としては世界的なレベルにあるのではないかと思います。その優れた団体を訪問できて大変勉強になりました。今後の当会の運営で参考にできることは、一つでも実践していきたいと思います。
また、家庭訪問では、寮制の学校で暮らす11歳の少年と、両親と暮らす6歳の女の子の家族に会うことができました。今回の家庭訪問は、富山在住のお母さんの要望がきっかけで実現できました。もちろん、RICDの絶大な協力があったからできたことです。RICD車椅子プロジェクトの責任者であるジョーイ氏と関連の皆様に感謝します。
訪問の詳しい内容は、こちらの報告書からご覧ください。
2024年2月28日 事務局
〇RICDの様子です
(左)RICDのピアノ型をした特徴ある建物です。(写真はRICDのホームページから)
(右)RICDの次長(後列左から4番目の女性)Dr. Duangkamolをはじめ多くの人が歓迎してくれました。
〇車椅子を受け取った子どもたちです
(左)11歳の男の子と日本からのおかあさんです
(右)6歳の女の子とその家族です。日本からのお母さんも一緒です。
富山のお母さんがタイの子どもに会いに行きました
2023年10月14日、富山在住の「お母さん」が、福生の拙宅に2台の子ども用車椅子を、自ら車を運転して届けてくれました。その2台の車椅子は、2年前に亡くなった娘さんが使用していたものです。
「この車椅子が海外の子どもに届いたら、それを受け取る子どもにぜひ会いたいです。送り先がタイなら自分で行くことができます。タイに送ることはできますか。」とのことでした。それがこの「お母さんプロジェクト」の始まりです。
当会の現在のタイのパートナーはRICDがメインとなっています。そこでRICDの意向を確認することにしました。「これから送る車椅子の2台の受け取り手をフォローしてくれますか。後日、日本から車椅子の送り手のお母さんが子どもに会うことはできますか。」と問い合わせをしました。
RICDの車椅子プロジェクトの責任者であるMr. Joey Tellは、「なんて素晴らしい考えだ。できる限りの協力をします!」と支援をしてくれることになりました。
This is a very touching story and we will be doing whatever we can to help on our end.(原文のまま)
そこで、お母さんを一人で送りだすのではなく、当会の理事夫妻をサポート役として派遣することにしました。これまで、RICDへは車椅子を送ってはいましたが、代表者同士の会合などはできていませんでした。お母さんプロジェクトのサポート役に加えて、これを機会に正式に理事によるRICDへの表敬訪問をすることにしました。
多くの車椅子を取り扱うRICDにとって2台の車椅子を特別扱いすることは特別な労力を要したことでしょう。しかし、当会とRICDでこの「お母さんプロジェクト」が実現できたことは素晴らしいと思います。
2024年 2月18日 森田 祐和
<車椅子を受け取った子どもたちと記念撮影のお母さん>
(左)お母さんが提供した車椅子に乗る11歳の男の子です。右半身が少し不自由です。
(右)同じく、6歳の女の子です。目が不自由ですが、元気いっぱいの子です。
<お母さんの感想>
お母さんプロジェクトのおかげで、車椅子を受け取ってくれた子どもたちに会うことがかないました。遠いタイまで行った甲斐があります。それも、RICDと車椅子を送る会の皆さんのおかげです。短い滞在でしたが、今回のタイ旅行は忘れられない思い出になりました。有難うございました。
以上
パラグアイ向け90台が完成しました。
今回も、穏やかな天候に恵まれた例会となりました。参加者は、相模女子大チーム6名、多摩工科高校チーム3名、一般ボランティア3名、車椅子プロのTさんとMさん、スタッフ5名、総勢16人です。いつも参加のベトナムチームは旧正月のお祝いのため欠席でした。
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CMA CGM コンテナ―ヤードを見学しました。
2024年2月1日、横浜本牧にある海運会社CMA CGM社のコンテナーターミナルを訪問しました。当会が相模女子大学の学生の皆さんと同コンテナーターミナルを訪問するのは2回目です。
今回の参加者は、相模女子大学生8名、一般ボランティア2名、理事1名の11名でした。
同社のコンテナーターミナルは、本牧D4ターミナルと呼ばれる場所にあります。JR根岸線の関内駅に参加者が集合して、同社のマイクロバスでターミナルまで送ってもらいました。
見学会は下記の内容で、昼食を挟んで2時間半のイベントでした。
1.マイクロバスに乗ってターミナル構内の見学(構内が広いのでバスで移動です)
2.事務所内でコンテナー輸送の基礎と同社の事業内容の紹介
3.同社の若手社員2名と相模女子大の学生との懇談
構内見学は、通常は入ることができないところまで入り、寄港している船の紹介、巨大なクレーンの説明、ヤード内に高く積まれたコンテナーの種類や構内でのその移動の意味の説明を受けました。
コンテナー輸送の基礎に関しては、私たちが清掃・整備をした車椅子を事例にしてわかりやすく係の人が説明してくれました。コンテナーがトラックでヤードに運ばれ、通関手続きを経て船に積み込まれるまでの説明です。海運輸送の90%以上がコンテナー輸送であることや同社の世界の海運業界における位置づけなどが紹介されました。
昼食に続いて行われた同社若手社員2名と相模女子大学生との懇談会は、2つのグループに分かれて少人数で行われました。話題の中心は、就職活動に関する体験や感想などです。学生からの積極的な質問に同社社員のお二人が丁寧に答えてくれました。この懇談会は、今回の見学会の中でも特に学生の皆さんに好評でした。
見学会が終了すると、再びマイクロバスで関内駅まで送っていただきました。多くの同社の社員の皆さんから手厚いおもてなしを受けました。心よりお礼申し上げます。
有難うございました。
2024年2月3日 事務局
〇 見学会終了後に相模女子大学の学生から感想が届きました
普段見ることのできないところに入らせてもらったり、社員の方からお話を聞いたりと、とても貴重な経験をすることができました。特に、新卒2年目の方々からも懇談会といった形でお話しする機会を設けていただき、就活中の3年生にとっても、これからという2年生にとっても、とても良い機会となりました。
本日見学会に参加したことで、今まで知らなかった世界を知り、どのように車椅子が国外へ運ばれているのかを聞くことで、自分たちの可能性と視野が広がったと感じています。また、より一層車椅子プロジェクトに対する気持ちも高まりました。
CMA CGM社の皆さん、ありがとうございました。
〇 見学会の様子
(左)コンテナーヤードや、海運事業の説明がプロジェクターを使って行われました。
(右)入社2年目の社員の方を囲んで、2グループに分かれて相模女子大学学生が質問をします。少人数での質疑応答だったので学生にとって有意義な懇談会となりました。
穏やかな天候での例会を開催しました。
この時期の天候としては、非常に穏やかで過ごしやすい例会となりました。当日の参加者は、相模女子大チーム2名、ベトナムチーム8名、一般ボランティア2名、スタッフ4名、総勢16人でした。 続きを読む、、、
2024年最初の例会を開催しました。
2024年最初の例会を開催しました。朝方の気温は4℃で寒かったものの、太陽が昇り始めると10℃近くになり、風もなく、寒さが和らいだ中で活動ができました。
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明けまして おめでとうございます
2023年も多くの皆様の支援をいただき、約450台の車椅子を海外の子どもたちに届けることができました。
(2023年1月~12月末)
これは、車椅子を提供してくださる特別支援学校のみなさんや個別に車椅子を届けてくださるお父さんお母さん、ボランティア活動で車椅子の清掃・整備をしてくださるみなさん、そして寄付金の支援をしてくださる企業や団体、個人の方々のおかげです。昨年も当会を支えていただき、有難うございました。心よりお礼を申し上げます。
昨年来より始まった関連団体協同でのウクライナへのオール・ジャパンプロジェクトでは、当会としては100台を超える車椅子を送ることができました。また、全団体による5回のウクライナへの発送で、1,000台を超える車椅子を送ることができました。戦争という過酷な環境下でも、大人も子どもも少しでも移動できることの喜びを感じてくれることを祈ります。
私は、子どもの車椅子のことを365日考えています。生活から切り離すことはできないのです。非常に難しいことですが、障害のある子どもたちの心を理解しようと心がけています。子どもたちの気持ちを踏まえて、実際には目にすることがない遠い海外に住む子どもたちに車椅子を送ることを進めています。大切なことは、車椅子によって子どもたちの体を支援するだけでなく、心も豊かになってもらいたいということです。
車椅子を受け取った子どもは、そのあとも支援が必要です。これは子どもたちが成長をして車椅子の乗り換えの時期に顕在化する問題です。長期に渡って子どもを見つめる姿勢こそが最も大事なことにちがいありません。どのようにすれば継続した支援を当会としてできるのか模索中です。具体案を考えながら少しずつ歩を進めていきます。子どもたちの心を大切にしたいのです。
参加する人たちが、心を合わせて活動できるように最大限の配慮を心がけています。心で共鳴し、賛同と協力を得ながら、車椅子を送りたいと思います。すべて目には見えない心こそが活動の原点です。会の運営で大切にしている標語は「和を以て貴しとなす」ということがあげられます。会に携わる全員の力を結集して、動くことができない子どもたちに車椅子を送り届けるためには、皆さんのお力を借りなければ実現できません。
課題解決に取り組みながら、挑戦は続きます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2024年 元旦 森田 祐和
ウクライナ向け第5便が東京港を出ました。
ロンドン在住のジャーナリスト木村夫妻の声掛けで始まったウクライナに向けたオールジャパンプロジェクトの発送は5回を数えました。協力をした団体は合計で6団体となりました。当会は、第2便、第3便、第5便で子ども用車椅子の提供を行いました。その総数は101台です。また、オールジャパンプロジェクトとしての全発送台数は、1,095台です。
12月19日にコンテナーに積み込まれた第5便の280台(当会はそのうちの40台)の車椅子は、12月30日に東京港からポーランドに向けて出発しました。同国には2月15日ごろの到着予定です。ポーランドからは陸路でウクライナに運ばれます。
木村氏によると、これまでウクライナに寄贈した日本の車椅子は、すでにキーウの国立子ども病院の子どもたち、キーウ近郊のイバンキフ村にある介護施設の高齢者や障害者、西部テルノピル州の公立病院の負傷兵、子ども病院、児童養護施設の子どもたち、リシチャンスク市から避難されている方々のもとへと届けられ、すでに使用されているとのことです。
これで同国への贈呈は、2022年10月の12台(オールジャパンの前のプロジェクト)を加えて113台です。また、海外への総発送台数は、9,665台です。贈呈実績グラフはこちらからご覧ください。
第1~4便までの詳しい様子は、オールジャパンプロジェクトの発起人であるジャーナリスト木村氏のWEBサイトから見られます。
<< ウクライナ第5便の車椅子は下記の学校等から提供されたものです >>
板橋むらさき愛育園 千葉県立桜が丘特別支援学校 上菅田特別支援学校
都立多摩桜の丘学園 川崎地域療養センター 都立鹿本学園 千葉東病院
県立麻生養護学校 県立平塚養護学校 宮代特別支援学校
墨東特別支援学校 北綱島特別支援学校 県立船橋特別支援学校
都立村山特別支援学校 県立松戸特別支援学校 中川の郷療育センター
川崎地域療養センター NPO法人サボテンの花 個人による持ち込み その他
2023年12月31日 事務局
12月19日に三協運輸株式会社東京ターミナル部大井営業所でコンテナー積み込みが行われました。黄色のテープを巻いてある車椅子が当会が提供した子ども用車椅子と思われます。