3団体協同でのウクライナへの車椅子が東京港を出ました。
ウクライナへの車椅子発送は、当会にとっては2回目です。今回は、ロンドン在住のジャーナリスト木村ご夫妻の熱心な車椅子提供の要請があり実現しました。戦禍で苦しんでいる人たちを支援したいという思いが繋がり、車いすを寄贈している3団体と海運会社、運送会社が協力してのプロジェクトとなりました(詳しくはこちらから)。
車椅子提供団体は、「希望の車いす」「飛んでけ車椅子」、当会の3者です。それぞれの団体が下記の車椅子を提供しました。
・希望の車いす 主に大人用車椅子 110台
・飛んでけ!車いすの会 主に大人用車椅子 30台
・海外に子ども用車椅子を送る会 子ども用車椅子 10台
合計150台
上記の車椅子を積載した船が、2月6日(月)18:00に東京港を出ました。ドイツのハンブルク港を経てポーランドのグディニャ港には3月14日頃に到着する予定です。ポーランドに拠点を置く車椅子の受け取り手である人道支援組織Future for Ukraine Foundation(FFU)に届けられ、ポーランド国内に避難しているウクライナ人や、ウクライナで暮らす人々に供与されると思われます。
当会が今回提供した車椅子は10台でしたが、今後も機会があれば継続してウクライナに子ども用車椅子を提供したいと思います。
これでウクライナに送った車椅子は22台となりました。贈呈実績グラフは、こちらからご覧ください。
2023年 2月6日 事務局
2023年2回目のミニ例会を開催しました。
2023年1月29日、本年2回目のミニ例会を開催しました。幸いにも東京都におけるコロナの新規感染者数はやや減少傾向でしたので例会を開催しました。この日も例会参加者の人数を制限してコロナ対策も徹底しました。続きを読む、、、
ウクライナへ3団体協同で車椅子を送ります
当会はこれまでにもウクライナへ車椅子を送っています。日本在住のウクライナ人トカル・レーシャさんの仲介で12台の子ども用車椅子を送りました。2022年10月に東京港を出ています(詳しくはこちらから)。車椅子を受け取った子どもの様子などの情報は届いていませんが、戦争下での作業で当方への連絡は大変なのではと想像しています。
今回は、ロンドン在住のジャーナリスト木村ご夫妻の熱心な車椅子提供の要請があり実現しました。戦禍で苦しんでいる人たちを支援したいという思いが繋がり、車いすを寄贈している3団体と海運会社、運送会社が協力してのプロジェクトとなりました。車椅子提供団体は、「希望の車いす」「飛んでけ車椅子」、当会の3者で、これまでも連携をした経験があります。希望の車いすの谷理事長が取りまとめの労をとってくれました。
3団体が準備できたのは下記の車椅子です。
・希望の車いす 主に大人用車椅子 110台
・飛んでけ!車いすの会 主に大人用車椅子 30台
・海外に子ども用車椅子を送る会 子ども用車椅子 10台
合計150台
当会からの提供台数は少ないですが、清掃・整備を必要とするために作業時間がかかり準備できたのは10台でした。
送り先は、ポーランドに避難しているウクライナ人の人道支援組織Future for Ukraine Foundation(FFU)です。3月以降にウクライナ西部の子供病院やリハビリ施設などに届けられる予定です。
車椅子のコンテナーへの積み込みは、1月26日(木)の午前中に株式会社三協大井営業所で行われました。1週間後の2月7日に東京港を出て、3月14日ころにポーランド着の予定です。
今回のプロジェクトでは、株式会社商船三井、株式会社三協の各社が無償で大きな支援をしてくれました。また、積み込みに当たっては多くのマスコミが集まってくれました。日テレ(ニュースゼロ)、朝日新聞、東京新聞、北海道新聞、日本海事新聞、海事プレス、クリスチャン新聞などです。
一日も早く車椅子を必要としている人々、子どもたちに届くことを祈ります。
2023年 1月30日 森田 祐和
(左)コンテナーは3段に区切られ、当会の子ども用車椅子は最下段に積み込まれました。
(右)関係者で記念撮影です。
(左)コンテナーが東京港に向けて出発しました。
(右)放映された日テレニュースのインタビューに答える谷理事長です。
(写真は日テレニュースサイトより。クリックするとニュースサイトへ飛びます)
2023年最初のミニ例会を開催しました。
2023年1月15日、本年最初のミニ例会を開催しました。東京都におけるコロナの新規感染者数は11,241人とかなりの人数でしたので例会を開催できるかどうかの判断を迷う状況でした。例会参加者の人数を限定してコロナ対策の徹底で開催することを決断しました。続きを読む、、、
新年、明けましておめでとうございます
当法人は、発足してから20年が経過しました。多くの方々のご支援もあり、海外の子どもたちへの車椅子の送付台数も1万台に近づきつつあります。しかし、コロナ感染の拡大とロシアによるウクライナ侵攻は、私たちの活動にとって逆風となり大きな壁として立ちはだかっています。
具体的には、車椅子整備活動の参加人数の制限、あるいは活動そのものの休止、それによる大幅な作業進行の遅滞をまねき、未整備での出荷を余儀なくされました。車椅子を未整備で送り出した国はモンゴル、パキスタン、タイ、マレーシアの4か国です。このことでどうにか車椅子在庫の飽和を避けることができています。一方、紛争により、コンテナの手配、運送費の急激な上昇が財務上の危機を増大させています。
そうした窮状ではありますが、最大のニュースはウクライナに送り出すことができたことです。第一回目は在日ウクライナ人からの緊急要請で12台を送りました。第二回目は、大人用車椅子を送るNPOと協働での10台です。現地からは、どうしても子ども用車椅子が欲しいとの要請があることから、すぐに対応しました。現在でも第三回目の声が届くことを想定し、準備をしています。
本来の送付計画の進行どおりに進まなくても、紛争地域からの要望があれば即時対応をいたします。この活動の原点も、覚悟をもって発足した以上、できるだけのことは試みる姿勢をくずすことなく力を尽くしていきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2023年 元旦 森田 祐和
2022年最後の例会を開催しました。
2022年12月25日(日)に、今年最後の例会を開催しました。集まってくれたのは、ベトナムチーム6名と一般ボランティア1名、スタッフ4名の合計11名でした。東京都におけるコロナの新規感染者数は、12月23日時点で15,403人でした。これまでの基準を当てはめると、例会の開催も難しいと考えざるを得ない感染者数でした。続きを読む、、、
パラグアイから報告書が届きました。
2022年3月にパラグアイ向け90台を積載した船は東京港を出て、8月11日に受け取り手であるアスンシオン・ビラモラ・ライオンズクラブに届きました。足掛け6か月の長旅でした。その車椅子のすべてと一緒に贈られた他の物品を子どもたちや病院、施設などに供与したと、ライオンズ・クラブから報告がありました。今回の贈呈は下記の品々です。
1) 子ども用車椅子 90台
2) お絵描き帳 30冊
3) クレヨン 24箱
4) クッション 48個
5) 毛糸の手袋 30双
6) 毛糸の帽子 30個
7) ネックピロー 18個
車椅子以外はONEジャパンの支援で贈られたものです。
受け取り手であるアスンシオン・ビラモラ・ライオンズクラブから下記の書類が届きました。
1)表彰状
2)お礼の手紙
3)報告書
4)新聞記事
5)配布先リスト(個人情報のため未掲載)
6)子どもたちや贈呈の様子の写真(下記に掲載)
<報告書の概要>
・障害を持つ子どもたちとその親たち、病院の責任者、ライオンズクラブ関係者、
および新聞やテレビなどのメディア関係者等を招いて記者会見を開催した。
・記者会見の場には今回の贈呈品を展示した。
・車椅子の引き渡しに当たっては、医師の診断、家族の経済状況を把握して供与を決定した。
また受け取り手の身分証明のコピーを提出してもらった。
・ライオンズクラブのメンバーには、自分の地域に車椅子を必要としている低所得者層
家庭の子どもたちを探し出すよう指示が出され、多くの要望者が見つかった。
・家庭の子どもたちだけでなく、病院や福祉施設などへも車椅子が供与された。
これらにより配布先はパラグアイ全土に展開された。
・8月16日の「こどもの日」の前に届いたクレヨンなどは、病院で治療を受けている
子どもたちに贈り、大変喜ばれた。
・今回の贈呈に当たって、当会及び「東京昭島中央ロータリークラブ」、「ONE
ジャパン」、そして駐日パラグアイ大使および大使館が連携して支援をしてくれた
ことに感謝する。
(以下は報告書の最後にあるコメント)
「今回の活動は、最も支援を必要としている人々、とりわけ都心から遠く離れた場所に住む、障害を持つ子どもたちの世話をする団体からも忘れられている人々に手を差し伸べるという目標を完全に達成したと考えています。私たちにとって、この活動は多くの感激を伴う新しい経験でした。アスンシオン市ビヤ・モーラ・ライオンズクラブの会員に対して寄せられた期待と信頼に応えられたと思っています。」
(所感)
今回届いた表彰状や報告書は非常に丁寧な内容のある文書でした。車椅子が届いてからの現地での様子を詳しく知ることができました。地球の反対側にもかかわらず子どもたちの様子やライオンズクラブの皆さんの活動がよく分かります。
この活動の実現に東京昭島中央ロータリークラブとONEジャパンの支援は不可欠でした。そのことを現地が理解してくれていることも当会の喜びです。
また、このプロジェクトについては、駐日パラグアイ大使と大使館員の人たちの支援も頂いています。特に、ラウル・アルベルト・フロレンティン・アントラ駐日パラグアイ特命全権大使は、車椅子のコンテナーへの積み込み作業にわざわざ出向いてくださり、丁寧なお礼の言葉を森田会長にくださいました(詳しくはこちらから)。このように各方面からの支援を頂戴して実現したプロジェクトですので、受け取った後の丁寧な車椅子の扱いを知って、次も同様の支援を得てまたパラグアイのライオンズクラブに贈りたいと思う次第です。
2022年12月15日 事務局
〇現地からの写真
写真をクリックすると大きくなり、連続してみることができます
コンテナーから降ろされた車椅子がライオンズクラブの施設内に並べられました。
(左)受け取る子どもの名前が書かれた紙が車椅子に貼られています。
(右)車椅子を受け取った親子がライオンズクラブのスタッフと記念撮影です。
(左)車椅子を受け取った子どもと両親。
(右)当会、東京昭島中央ロータリークラブ、ONE、パラグアイ駐日大使館の旗を掲げて記念撮影してくれています。
車椅子に乗る子どもたちです。今日から新しい生活が始まります。
第八波と言われる中でミニ例会を開催しました。
2022年12月11日に通常のミニ例会を開催しました。比較的あたたかな日曜日に集まってくれたのは相模女子大チームの2名とベトナムチームの4名及びスタッフ5名でした。
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コロナ禍ですが、スタッフだけでミニ例会を開催しました。
コロナ禍になってからは、大人数での例会開催はできないので10名程度のミニ例会を第2、第4日曜日に開催するよう進めてきました。メンバーは、新規の参加者はできるだけ避けて常連の相模女子大チームとベトナムチームに絞って声をかけて参加してもらいました。
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BIKE&CAMP KANTOU 22に参加しました。
「BIKE&CAMP KANTOU 22」は、当会の車椅子整備にボランティアとして参加してくれている山下さんが実行委員長を務めるイベントです。「BIKE&CAMPは日本で唯一の自転車とキャンプをテーマにした『旅イベント』です。自転車イベントではありません。キャンプイベントでもありません。旅人が集まる旅イベントです。」と同イベントのホームページに紹介があります。11月19、20日の二日間にわたって茨城県の霞ケ浦湖畔で開催されました。
広大な会場敷地の中で多くの来場者が自転車とキャンプを楽しんでいました。山下氏からの声掛けで、そんなイベントに当会からスタッフが会場に出かけてブースを出しました。子ども用車椅子を1台とパネル、および募金箱をイベント本部の横に置かせてもらいました。パネルを見て興味を持ち資料を受け取ってくれる来場者や出展者がいました。日頃募金箱を置いての募金活動はあまり行わない当会ですが、少額とはいえお金を入れてくれるたびに感謝の念がわいてきました。
夜には最大のイベントである「オークション大会」が開催されました。イベントへの出店メーカーや販売会社が、実行委員会に様々な自転車やキャンプ関係のグッズを寄付してくれて、それをオークションで競り落とすのです。グッズは、参加者の皆さんにとっては憧憬の的です。そして、オークションで集まったお金のすべてが実行委員会から当会に寄付されました。その金額は数十万円です。ブースを出させてもらうだけでなく、オークションのお金を寄付していただき、本当にありがたいです。
来場者の皆さん、出展者の皆さん、山下さん、実行委員の皆さん、有難うございました。皆さんからの寄付金を活用して、一台でも多くの車椅子を海外の子どもたちに届けたいと思います。 なお、イベントについてはこちらからどうぞ
2022年11月24日 事務局
写真をクリックすると大きくなり連続して見ることができます。
〇イベント会場の様子
(左)BIKE&CAMPの本部全景です。アルコールも準備してあります。テントの左側に当会の展示ブースがあります。
(右)本部ブースの左に車椅子、会のパネルと募金箱を置きました。なお、当会のイベントにおけるミッションは、テーブルの左側に置かれている「レンタルヘルメット」担当です。自転車の試乗を希望する来場者でヘルメットが無い人には志を頂いて貸し出しをします。その志のお金も当会に寄付金として渡されました。
(左)開場を前に出展者やスタッフに挨拶をする山下氏です。
(右)開場と同時に続々と来場者が入場手続きに本部前に集まってきました。
(左)霞ヶ浦湖畔にあるオランダ風の風車を背景にテントを張ります。
(右)紅葉も進む湖畔でのテント群です。
(左)親子で自転車試乗を楽しむ来場者です。
(右)夜のイベントで熱い思いを語る山下氏です。当会の紹介もしてくれました。感謝です。