戦争に苦しむウクライナへ当会は、12台、10台と2回に渡って子ども用車椅子を送っています。1回目は2022年10月に、日本在住のウクライナ人の要請を受けて12台を急遽準備して送りました。そして2回目は、ロンドン在住のジャーナリスト木村夫妻の声掛けで始まった複数団体協同での車椅子支援プロジェクトです。参加団体は、日頃から互いに協力関係がある「希望の車いす」「飛んでけ車椅子」と当会です。
木村夫妻の要請と支援を受け、日本側としては希望の車いすの谷理事長が取りまとめの労をとってくれ、下記の車椅子を送りました。
・希望の車いす 大人用車椅子 110台
・飛んでけ!車いすの会 大人用車椅子 30台
・海外に子ども用車椅子を送る会 子ども用車椅子 10台
合計150台
上記の車椅子を積載した船は、2023年2月7日に東京港を出て、3月14日ころにポーランド着の予定でした。(詳しくはこちらから)
このようにして送られた車椅子のウクライナでの状況報告が木村氏より届きました。報告書をご覧ください。なお、報告書の中で「オールジャパンで車いすをウクライナに送るプロジェクト(Japanese Wheelchair Project for Ukraine)の第2便150台」と記述があります。当会は、オールジャパン・プロジェクト第1便には車椅子の準備が間に合わず、参加していません。この報告書にある第2便から参加しました。(第3便も準備中です)
木村ご夫妻の献身的な活動により、戦争下にあるウクライナに車椅子が届けられました。お二人抜きにはこのプロジェクトは実現できませんでした。
今後も、様々な機会を生かしてウクライナの子どもたちに車椅子が届くよう活動していきたいと思います。
2023年5月2日 森田 祐和