ソロモンの弟さんに車椅子が届きました。

  2024年8月28日にソロモン諸島出身の留学生サマンサさんに車椅子を渡しました。9月5日にはサマンサさんが車椅子を持って飛行機でソロモン諸島に一時帰国しました。

  彼女自身が帰国したのは、ソロモン諸島の首都ホニアラがあるガダルカナル島で、弟さんがお母さんと一緒に暮らしているのは、その島の隣のマライタ島です。車椅子はホニアラから隣の島へ簡単には届かなかったようです。

  2024年11月13日にサマンサさんから車椅子に乗る弟さんの写真が届きました。2か月以上の日数が経っていましたが、弟さんと家族の写真を見て、関係者一同が大喜びしました。

  通常はコンテナーで90台を海外パートナーに送っている当会ですが、このように個別の贈呈を実現できたことは望外の喜びです。これは、サマンサさんの弟さんとお母さんを思う気持ちから実現したものだと思います。当会から彼女がソロモン諸島に車椅子を運ぶための費用支援をしました。それは、コンテナーで90台を運ぶ時の1台当たりのコストより高いものでしたが、機会があればこのような支援も継続していきたいと思います。

2024年11月19日      森田 祐和

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(左)自宅前で車椅子に乗るサマンサさんの弟さん
(右)車椅子に乗るサマンサさんの弟さんとお母さん(右から2人目)とおばさん(左)と甥っ子さん(右)です。

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   フォーの香りに包まれた例会となりました。

  途中小雨もありましたが、ほぼ曇りの一日で、モンゴル向け最終の例会を開催できました。集まってくれたのは、ベトナムチーム11人、多摩工科高校チーム10人、エチオピアチーム4人、一般ボランティア3人、スタッフ6人、総勢34人でした。
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  17回目の福生ブルースフェスティバルが開催されました。

  今年で17回目を迎える恒例の福生ブルースフェスティバルが、秋晴れの11月3日に開催されました。会場は、昨年と同じJR八高線 東福生駅そばのスーパー・マルフジさんの大駐車場です。

  同フェスティバルは、当会の活動支援を目的に石川酒造当主の石川弥八郎さんが、ミュージシャンに呼びかけをして2006年に発足しました。今では、福生市の秋のイベントとしても定着しています。毎年、チャリティー・イベントとして、収益金の一部が当会に寄付されています。

  第17回となる今回も、実行委員長のCHIKKO SOMA(ds.)さん、KOTEZ(vo., hca.)さん達の呼びかけに応え、東京はもとより、名古屋、福島、大阪、など各地からの名だたるプロミュージシャンが30人以上参加しました。各ミュージシャンが、熱く、濃いサウンドをくり広げました。200人以上のオーディエンスと一体化した非常に盛り上がりのある演奏会となりました。

  演奏の合間に森田会長が、海外の障害がある子どもたちの実態と日本からの支援の重要性を話しました。そして「皆さんのご支援のおかげで、海外の子どもたちへの車椅子贈呈台数一万台が達成できそうです。ありがとうございます」とお礼を述べました。

  ミュージシャンの皆さん、募金に協力してくれた市民の皆さん、関係の皆さん、ご支援有難うございました。

2024年11月5日      事務局

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(左)7~8時間にわたり熱い演奏が繰り広げられました。
(右)「皆さんのご支援のおかげで車椅子の贈呈台数1万台が達成できそうです」
    募金箱を持って会場を回ってくれた子どもたち、石川弥八郎さんと森田会長。

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   関東最後の「BIKE&CAMP KANTOU24」が開催されました。

  当会の清掃・整備・梱包作業にボランティアとして参加している山下さんが主宰する「BIKE&CAMP KANTOU24」が、今年も霞ケ浦湖畔で10月26、27日の2日間にわたって開催されました。

  様々な自転車の展示や試乗会があり、キャンプ用品の展示・販売が行われました。143組170人の宿泊者(テント泊など)と一般来場者を含めて1,000人規模のイベントとなりました。(右の案内パンフレットをクリックするとイベントのページへリンクします)

  当会は山下さんの「イベントに参加して、車椅子の会の紹介をしませんか」というありがたいお誘いに乗って4年連続で参加しました。

  日中は、様々な自転車の試乗会や、キャンプ用品の販売などが行われました。土曜日の夕方からは、焚火を囲んでのトークショーです。実行委員の旅行体験を紹介し、参加者が関連の質疑や自分の体験を紹介して盛り上がりました。BIKE&CAMPという共通の趣味がなせる業と感心しました。

  トークショーの後で、森田会長が当会の紹介を兼ねた挨拶をしました。「肢体不自由の子どもたちが少しでも元気になるよう、車椅子を海外に送る活動を継続したい」とその思いを述べました。参加者の皆さんが真剣に耳を傾けてくれました。

  また、毎年盛り上がりを見せる恒例のチャリティ・オークションが開催され、参加者が次々に紹介される品物に大きな声で入札をしていきました。オークションの売り上げは、当会へ寄付されます。皆さん、有難うございます。

2024年10月29日      事務局

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(左)会場の入り口にある本部テントです。ここで来場者の受付をします。
(右)本部テントの一部を借りて、当会紹介パネルや車椅子(オレンジ色)を展示させてもらいました。


(左)今年も山下さんの挨拶でイベントが始まりました。
(右)駆けつけた森田会長と山下さん、当会の理事で記念撮影をしました。


(左)本部テント前の焚火で「焼きマシュマロ」を楽しんでもらいながら募金の呼びかけをしました。
(右)山下さんの案内で森田会長が会場のお店の見学をしました。


(左)焚火を囲んでのトークショーが行われました。話題は自転車で海外の国境を超えるときの苦労話が中心でした。
(右)会場で当会の紹介をする森田会長です。「肢体不自由の子どもたちが、外に出て新鮮な空気を吸い、太陽光を浴びることができるようにこれからも車椅子を海外に届けたいです。」


(左)当会の20周年記念&一万台贈呈記念Tシャツを森田会長が山下さんにプレゼントすると、すぐに着てくれました。さすがにプロのモデルの着こなしです。
(右)会場のほぼ全景です。まだまだ、左側にテント、キッチンカーなどがあります。にぎやかな二日間でした。

 霞ケ浦のこの場所での開催は、今年が最後だそうです。名残惜しくもありますが、今回も素晴らしいイベントとなりました。

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   活動レポート31号を発行しました。*

   活動レポート31号(2024年10月)を発行しました。本号では、パラグアイ、パキスタン、フィリピンへの車椅子の発送を報告しています。

 パラグアイのパートナーからは、車椅子到着から1か月程度で車椅子到着後の様子が写真と動画で届きました。たくさんの写真とメッセージが添えられていて、現地の様子をうかがい知ることができます。

 パキスタンについては、パートナー自らが清掃・整備をすることができますので未整備の車椅子を42台を送りました。これは「さくら車いすプロジェクト」との共同発送です。

 フィリピンへは、83台を送りました。フィリピンのパートナーは、同国内で様々な団体と連携しています。病院や、福祉団体です。そうした団体などに、車椅子や歩行訓練器、立位訓練器、座位保持装置など病院で使われる各種の機器も送りました。

 上のイメージをクリックすると活動レポート31号を見ることができます。また、こちらからは31号を含めて過去のすべてのレポートを見ることができます。

2024年10月21日      事務局

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   秋晴れのさわやかな天気の中での作業例会でした。

  猛暑の中での作業が続いていましたが、この日はようやく秋らしくさわやかな作業日和となりました。それでも日差しはかなり強く、テントとタープは用意しました。

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   ウクライナ向け臨時の作業例会を開催しました。

  2024年8月30日に、当会ホームページの「お問い合わせ」から、メールが届きました。「JICAから貴会を紹介されました。ウクライナに車椅子を送ってもらうことはできますか」というものでした。  相談メールを送ってきてくれたのは、ウクライナで活動する慈善団体「Misto Dobra」のアンバサダーをしている、東京在住のツジ・ヴァレリアさんです。

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   まだまだ40℃超えの危険な暑さの中での作業でした。

    午前9時前の気温は29℃でしたが、すぐに30℃を超えました。朝方は8月ほどではありませんでしたが、徐々に日差しが強くなり、お昼頃には気温が40℃を超えました。
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   ベトナム人ボランティアのお母さんに車椅子を手渡しました。

  2024年8月18日に、定例の車椅子の清掃・整備の活動を行いました。相模女子大学チーム、多摩工科高校チーム、エチオピアチーム等、多くの人が来てくれました。在日ベトナム人チームは、7人が参加してくれました。

  その中の一人の女性が話しかけてきたのです。「自分たちは家族で神奈川県七沢に住んでいます。自分の子どもは下肢に障害があり、車椅子を必要としています。現在、日本の役所に申請する手続きを進めていますが、車椅子が手に入るのは早くても1年後と言われています。倉庫にある車椅子の中から、息子に合うと思われる車椅子を提供してもらえないでしょうか」

  会長と相談をしました。将来的には日本の支援が受けられるとはいえ、1年以上かかるのであれば、その車椅子が届くまで在日外国人に車椅子を提供することは、会の活動主旨に反しないとの結論に至りました。

  早速、子どもの体の大きさを聞き取り、候補になりそうな車椅子を探しました。幸いにも、未使用で新品状態のきれいな車椅子が見つかりました。活動終了後に、お母さんは車椅子を押して帰っていきました。大変な喜びようです。「これで子どもが自由に動き回れる。本当に有難うございます」とのことでした。

  今回の車椅子の提供はこれまでにないケースでしたが、「今回のような場合も、海外の子どもに車椅子を提供しよう」と会としての総意となりました。「いただいた車椅子は海外の子どもたちに届けます」という約束で当会に車椅子を提供してくれている日本のお母さんたちも納得してくれると思います。

  海外の子どもたちに、1台でも多く、使われなくなった車椅子を届けたいと思います。

2024年8月30日      事務局



  お母さんから、車椅子に乗って笑顔を見せてくれる子どもの写真が届きました。

  本当にうれしそうです。例会活動が結んでくれた縁です。
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   ソロモン諸島からの留学生に車椅子を提供しました。

  2024年6月2日にソロモン諸島(英: Solomon Islands、南太平洋のメラネシアに位置する立憲君主制国家。イギリス連邦の一員にして英連邦王国の一国。首都はガダルカナル島にあるホニアラ。)から京都大学に留学している女性(Sさん)から、「障害のある弟のために車椅子を提供してもらえないか」と当会のホームページに問い合わせがありました。

  「基本的に車椅子を提供することは可能ですが、日本からソロモン諸島までは、あなたご自身で運んでもらえますか。」と回答しました。そこから、弟さんの腰幅等、いくつかの寸法を送ってもらい、例会の度に彼に適合すると思われる車椅子を探し始めました。

  車椅子の候補が2台見つかったので、8月23日に京都から当会の拝島にある倉庫にSさんに来てもらいました。1台目の車椅子は、「弟にぴったり」という意見でした。しかし、「弟さんは、成長している」と指摘すると、「確かにそうだ。1台目の車椅子では、すぐにきつくなるかもしれない」となり、少しサイズ的に余裕がありそうな2台目に落ち着きました。

  その車椅子をSさんに手渡しました。9月4日の飛行機でソロモンに持ち帰ることになりました。「これで母の負担が激減すると思う。会の皆さんに感謝します。」と大変喜んでくれました。一日も早く弟さんに車椅子が届くことを祈ります。

2024年8月28日      森田 祐和



 今回の帰国は一時帰国で、弟さんに車椅子を渡してしばらくしたら学業のために京都に戻るとのことでした。

  ソロモン諸島まで持ち帰るのは大変だと思いますが、無事に帰国できることを祈ります。
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