パキスタンへ82台を発送しました。

  2025年1月末、パキスタン向けの車椅子を積載した船が横浜港を出ました。カラチには3月上旬に到着の見込みです。カラチ港から目的地のラホール市まで1,300キロの陸送の末、届けられます。 

  今回のパキスタンへの発送は、電動車椅子をパキスタンに送り続けている「NPO法人さくら車いすプロジェクト」(代表篠田浩之氏)から、子ども用車椅子提供の要請をうけて実現しました。同プロジェクトの電動車椅子、大人用車椅子に加えて、当会からは82台の子ども用車椅子とリハビリ用具を送りました。

  さくら車いすプロジェクトは、我々の共通パートナーである「マイルストン特別な人の協会」に対して各種車椅子の製造、修理に関する技術指導をしています。同協会は、技能者の育成と自立支援をパキスタン国内で推進していて、大きな成果を上げています。

  当会がさくら車いすプロジェクトに提供した車椅子は、すべて未整備です。現地において技術訓練として整備され、機能検査後に配布される予定です。

  今後は、仕上げられた車椅子がパキスタンの子どもたちに供与されたという現地からのお知らせを心待ちにしたいと思います。

2025年2月21日      森田 祐和

(写真の見方)掲載されている写真をクリックすると、拡大してみることができます。

  1月末の出航に先立って、坂東市で行われた車椅子のコンテナー積み込みの様子です。同国への発送は、343台になりました。

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   MFSインベストメント・マネジメントの皆さんを迎えました。

  気温の低い一日でしたが、日差しが強くあまり寒さを感じることなく作業をすることができました。参加者は、MFSインベストメント・マネジメント株式会社の13人の皆さんです。
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   60名を超える参加者で例会を開催しました。

   ここ5年間では最大の60名を超える参加者を迎えて例会を開催しました。集まってくれたのは、相模女子大学チーム10人、エチオピアチーム6人、ベトナムチーム19人、多摩工科高校12人、ネパールチーム6人、一般ボランティア3人、スタッフ5人の合計61人です。
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 マイナス30℃の極寒のウランバートルに車椅子が到着しました

  2024年11月29日、モンゴルの「Universal Progress 自立生活センター」(代表 Munkhjargal Narankhuu氏)に向けた車椅子や、補装具を積載したコンテナー船が東京港を出ました

  車椅子は、発送当初の見込みより少し早く1月末にウランバートルに到着しました。通関などのお手伝いをしてくれたのは、JICA海外協力隊員の生地(おいじ)さんです。当会が、単独でモンゴルへ車椅子を送るのは今回が初めてです。同氏のお力添えがあることで通関を果たすことができました。お礼申し上げます。

  今後は、子どもたち、施設、病院等への配分を決めて、5つの地方に送る予定で、2月中に完了を目指すとのことです。4月18日の贈呈式には当会のメンバーと昭島中央ロータリークラブの有志の皆さんが出席する予定です。同ロータリークラブは、今回のモンゴルプロジェクトに関して金銭面や車椅子の清掃活動でも支援していただいています。

  暖かい春の到来とともに子どもたちに車椅子を渡せる日が来ることを楽しみにしています。

2025年 2月8日 事務局

〇現地到着の様子です。
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          コンテナーが倉庫に到着しました。


外も倉庫内もマイナス30℃の中、車椅子をコンテナーから降ろして倉庫に格納しました。


 作業を終えたプロジェクトの現地での関係の皆さんです。寒い中、お疲れ様でした。
(お世話になっている生地さんはこの写真を撮影しているために写っていません)

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   日高特別支援学校から21台の車椅子等の提供です。

   松飾りが取れて間もない1月15日に、埼玉県日高市にある日高特別支援学校に行って、21台の車椅子等を引き取りました。 幸いにも好天に恵まれ、短時間でトラックに積み込むことができ、拝島にある当会の倉庫に運び込みました。

  学校に到着すると、先生とPTAの役員の皆さんが車椅子を校庭に並べて待っていてくれました。車椅子は体育館奥の倉庫に保管されていたようで、状態も良好でした。

  車椅子12台、バギー2台、座位保持2台、ウォーカー4、カーシート1のトータル21台でした。その中で、珍しい車椅子が2台ありました。スポーツ用の車椅子です。このスポーツ用車椅子を生かすことができる海外パートナーを探し出して届けたいと思います。

 日高特別支援学校の皆さん、ありがとうございました。

2025年1月17日      事務局

〇学校の様子です
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付近の幹線道路には、学校の案内板が設置されていてわかりやすい場所でした。広い敷地内に児童・生徒の送迎に使われるバスが並んでいました。


(左)到着すると先生とPTAの役員さんが、車椅子を運び出して待っていてくれました。
(右)すべての車椅子やバギーなどを短時間でトラックに積み込むことができました。

 スポーツ用と思われる車椅子2台を引き取りました。活用できる海外パートナーを探します。
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   今年最初の例会は参加者が50人規模でした。

   今年第1回目の例会を開催しました。朝方は寒かったですが、次第に雲間から日差しが差し込んで作業にもってこいの暖かな一日となりました。
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 明けましておめでとうございます

  当NPOが発足して20年の歳月が流れました。多くの方々のおかげで26か国に子ども用車椅子10,000台を送り届けることができました。最初は霧の中を進むような気持ちで立ち上げ多くの仲間とともに手探りでした。試行錯誤の連続でしたが、周囲の支えがあったことで継続事業として成り立っているといっても過言ではありません。

  この節目となる本年は、初心に立ちかえり、活動の流れをスムーズにいくようにしていきます。技術面ではタイヤ、ブレーキ面に力点をおき、整備は軽微な車いすを中心として台数を引き上げます。

  送る国も過去にお届けしていない国や相手国の国内事情が不安定であるところにも挑戦していきます。前例にならうことなく、新しい試みに未来があると思うからです。脱皮が進化かもしれないと思い至ります。

  子どもたちへの未来が、明るくなるように私たちは力を持ち寄り、海外に車いすを送り出していく、その姿勢と行為こそが具体的な回答です。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2025年 元旦 森田 祐和




              伊豆の国市に在住のM氏から届いた初富士です。

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   ウクライナ向け15台を積んだ船が東京港を出ました。

  当会からの車椅子15台と日本全国からのウクライナ向けの多くの支援物資を積載したコンテナー船は、12月31日の早朝に東京港を出ました。2025年2月15日頃にポーランドのグディニャ港に到着する見込みです。

  今回のコンテナーは、ウクライナ大使館の手配によるものです。日本全国から届いたウクライナへの支援物資は、いったんキーウにある医療支援団体フューチャー・フォー・ウクライナ(FFU)に届けられます。同団体は、ロシアの侵攻後にポーランドに逃れたウクライナ人が立ち上げた組織です。支援物資には当会からの車椅子も含まれています。

  車椅子は、そこから今回の最終目的の組織である「Misto Dobra」(英語でCity of Goodness)に届けられる予定です。同組織は、ウクライナ西部に位置する都市チェルニウツィーに拠点を置いています。 

  今回の15台の車椅子は、2024年10月6日の臨時の作業例会で整備作業を行いました。その後、10月16日にウクライナ向け支援物資が集約される埼玉県川口市の倉庫に、木箱に入れて搬入しました。

  倉庫に無事に搬入できたのですが、コンテナーへの積み込み日程がなかなか決まりませんでした。理由は、コンテナーが支援物資で満杯になるまで待っていたからです。倉庫に支援物資が集まった2か月後の12月23日にようやくコンテナーへの積み込みが行われました。

  このような経過で、今回の出航にこぎつけることができました。ポーランドまでは、2か月を要します。さらにポーランドからキーウ、そして最終地チェルニウツィーまでの所要時間は予測できません。少しでも早く車椅子が子どもたちに届くことを祈るばかりです。

  なお、これでウクライナに送った車椅子等は、128台となりました。贈呈実績グラフは、こちらからご覧ください。

2024年12月31日      事務局

〇積み込みの様子です
 東京港からの出発に先立って、12月23日に埼玉県川口市にあるウクライナ支援物資が集約されている倉庫でコンテナーへの積み込みが行われました。
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(左)ウクライナ向け支援物資が入っている倉庫です。右端のシャッターから運び出します。
(右)定刻に40フィートコンテナーを引いたトラックが倉庫に到着しました。


(左)倉庫内は、日本全国から送られた支援物資で満杯状態でした。
(右)順次、物資を倉庫から取り出してコンテナーに積み込んでいきます。


可能な限り多くの物資を積み込むために、事前にコンテナーの寸法に合わせた大きさに荷物がまとめられています。荷物の高さは、コンテナーの高さぎりぎりになっています。


(左)当会からの車椅子が入った木箱の番が来ました。
(右)ウクライナ支援に奔走しているレーシャさんと記念撮影です。レーシャさんが抱えているのは「二人乗りのバギー」です。10月の例会に参加したヴァレリヤさんから「二人乗りのバギーがあったら是非ウクライナに送って欲しい」と要望のあったものです。追加で梱包し、今回のコンテナーに積込んでもらいました。


木箱詰めの車椅子は、最後に積み込まれました。コンテナーの開口部にきっちり入りました。


車椅子の木箱の上にはまだ空きスペースがありました。そこにも他の荷物を押し込み、積載率99%と思わせる積み込みが完了しました。

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   越谷特別支援学校から10台の車椅子の提供です。

  12月もかなり押し詰まった26日に埼玉県越谷市にある越谷特別支援学校から車椅子5台、バギー3台、座位保持2台、を引き取りました。 同校からの車椅子の提供は、2019年の37台、2021年の2台以来となりました。コロナ禍が影響して、しばらくお休みとなっていたようです。

  車椅子は、同校の広い運動場の横にある倉庫に保管されていました。車椅子を載せるトラックは4トン車なので倉庫前までの狭い道を入っていくことができません。そこで学校の先生とPTA役員、当会のスタッフで車椅子を広い場所に移動してトラックの到着を待ちました。

  年末のためか道路の混雑でトラックの到着が遅れましたが、到着するとあっという間に積み込みが終わりました。PTA役員の平井さんからは、今後収集依頼をするときは、近隣の支援学校とも連携してできるだけ台数を多くできるように頑張りますと力強い言葉をいただきました。

  手伝ってくれた熊野先生と平井さんに「これらの車椅子はネパールに届ける予定です」とお伝えして、みんなでトラックを見送りました。皆さん、有難うございました。

2024年12月27日      事務局

〇積み込みの様子です
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(左)引き取りの車椅子を前に熊野先生(右男性)とPTA役員の平井さん(左女性)です。
(右)トラックが到着しました。近くに住むスタッフの友人が手伝いに来てくれました。


率先して積み込んでくださった学校の皆さんとトラックを見送りました。

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   森田会長がNHKラジオに出演しました。

  2024年12月13日(金)18:00からのNHKの夕方の番組「Nらじ みんなのエンタメ」のコーナーで当会の紹介をしました。

以下は、NHKのホームページに表示されている番組の紹介文です。

▼みんなのエンタメ『子ども用車いすを海外に届けたい』 /NPO法人 海外に子ども用車椅子を送る会 会長 森田祐和さん
 国内で使われなくなった子ども用の車いすを海外の子どもたちに送り届ける活動についてお伝えします。今年20年目を迎え、これまでに26か国に1万台を超える車いすを送り届けてきたといいます。活動を始めたきっかけは?どんな想いで活動をしているのか?


この番組のネット配信は終了しました。

 番組の中では、活動の基本である車椅子の収集、ボランティアの皆さんによる清掃・整備・梱包、そしてコンテナーでの輸送について森田会長が説明しました。また、活動には在日のベトナム人やエチオピア人なども来てくれることやその国の料理を作ってくれることなども紹介しています。国際交流の場であり、世代間交流の場となっていると説明しました。

 また、ソロモン諸島のサマンサさんの紹介もありました。自分の弟のために車椅子を提供してくれたことに深く感謝しているというメッセージを紹介しました。

 最後に、車椅子を送っている国の受け取り手から「もう自分たちで車椅子を用意できるので、送ってくれなくてもいいよ」と言われたい、それまでは続けると締めくくりました。

2024年12月14日      事務局

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