2024年11月29日のモンゴル向け車椅子が東京港を出たことで、当会が海外に子ども用車椅子を送った総台数は1万台を超えました。そして、今年は当会が活動を開始して20年目の記念すべき年です。
当会は2004年6月に活動を開始しました。第1号の贈呈は、同年10月にマレーシア向けの16台です。誰も経験したことの無いことを実現しようとするため、すべてが手探りの中で始まりました。特に海外への輸出に関する知識は皆無でしたが、活動の趣旨に賛同する人の輪が広がり、無事にマレーシアに送ることができました。
以来、26か国に10,038台(2024年12月現在)を送ることができました。これは、当会の車椅子清掃・整備を支えてくれる多くのボランティア、車椅子を提供してくれる関東近県の特別支援学校のPTAの皆さんと先生方、全国から個々に車椅子を届けてくださる保護者の皆さん、そして高額な海外への輸出費用を支えてくれている会員の皆さん、企業・団体の皆さん、こうした支援の輪があって達成できた1万台です。
活動のきっかけは、私自身が癌を患い医師から言われた「余命1年」です。「死ぬまでに世の中に役立つことをしたい」という思いから始めました。このように20年も継続し、1万台以上の車椅子を送ることができるとは思っていませんでした。
私自身の癌も完治こそしませんが、活動を推進できる体力もあり「1台でも多くの車椅子を海外の子どもたちに届けたい」という思いで頑張っています。今後とも多くの皆様の支援を頂戴して活動を継続したいと思います。
2024年12月5日 森田 祐和
(参考)当会の起源は「爆走ことぶきや物語」からご覧ください。
〇1万台達成、20周年記念Tシャツ
20周年、1万台贈呈達成を記念してTシャツを作製しました。今後の清掃・整備に参加してくれるボランティアの皆さんを中心に配布をしていきます。
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