途中小雨もありましたが、ほぼ曇りの一日で、モンゴル向け最終の例会を開催できました。
集まってくれたのは、ベトナムチーム11人、多摩工科高校チーム10人、エチオピアチーム4人、一般ボランティア3人、スタッフ6人、総勢34人でした。
モンゴル向けは、当初90台の車椅子を20フィート・コンテナーで送る計画でした。しかし、これまで梱包済みとなった車椅子の中に大型のものが相当数あったために、20フィートでは90台が入りきらないことが判明しました。そこで急遽40フィート・コンテナーに切り替えることにしました。
今回の受け取り手であるモンゴルのパートナーに、当会が単独で車椅子を送るのは初めてです。そのため、できるだけいろいろな車椅子や器具を送って評価してもらうことにしました。40フィート・コンテナーに切り替えたことでより多くの、より多様な器具を準備することができました。
今回のモンゴルへ送る内容は、以下の通りです。車椅子52台、バギー13台、座位保持装置12台、ストレッチャー3台、歩行訓練器15台、立位訓練器7台、バスチェアー3台、カーシート2台、総数107台。また、下肢を支えるための補装具64足と頭部を保護するためのヘッドギア8個も段ボール4個に入れて梱包しました。このように数多くの台数を送ることができるのは、多くのボランティアの皆さんのおかげです。
この日のお昼には、ベトナムチームの皆さん手作りの「フォー」が準備されました。ベトナムチームは会場に到着すると、料理担当の数人がフォー作りの準備を始めました。見ていると手間暇をかけていることがよくわかりました。お昼になり、お椀に入ったフォーを参加者全員が食べて「これは美味しい」と絶賛でした。「まるでベトナムに行ったようだ。行ったことないけど」と感嘆の声が聞こえました。
また、この日は特別ゲストの来訪がありました。8月18日の例会でベトナム出身のボランティアのお母さんに車椅子を渡しました。それを受け取ったタイン君が、お父さんお母さんと一緒に、その車椅子に乗って来てくれたのです。
「車椅子は、本当にありがたいです。ただ、プラスティック製のキャスターの音がすごくうるさいです。また、座面がもう少し高くなりませんか」と要望がありました。すぐに、キャスターはゴム製に交換し、追加の座面クッションを付けました。「これで快適です」と喜んでもらいました。その後、タイン君も車椅子の清掃に参加してくれました。
活動を通じて多くの人とつながりができてうれしい出来事でした。今後も多くの人の参加を得て活動の継続をしていきます。みなさん、今日も有難うございました。
2024年11月12日 事務局
(写真の見方)掲載されている写真をクリックすると、拡大してみることができます。
一番乗りのエチオピアチームが今日も会場設営です。ノウハウはわかっているので自分たちでどんどん進めてくれます。
ベトナムチームも作業開始です。経験者が作業を引っ張ってくれます。
(左)タイン君の車椅子です。追加のクッションの取り付けをボランティアのTさんが行い、前輪キャスターをスタッフが交換しました。
(右)タイン君に乗ってもらい、Tさんが正しい乗り方をご両親に説明しました。
(左)タイン君もお母さんと一緒に車椅子の清掃です。
(右)タイン君とお父さん、お母さん、森田会長です。
(左)エチオピアチームがベトナム料理を味わっています。
(右)多摩工科高校チームの皆さんです。
(左)参加者にフォーを配り終わって、自分たちもフォーとミミガーを味わうベトナムチームです。
(右)皆さん、今日も有難うございました。お疲れ様でした。