2022年12月25日 2022年最後の例会を開催しました。

 2022年12月25日(日)に、今年最後の例会を開催しました。集まってくれたのは、ベトナムチーム6名と一般ボランティア1名、スタッフ4名の合計11名でした。東京都におけるコロナの新規感染者数は、12月23日時点で15,403人でした。これまでの基準を当てはめると、例会の開催も難しいと考えざるを得ない感染者数でした。しかし、屋外での作業であることと、密になったり大声を出すことは少ないことから参加者をベトナムチームとスタッフに絞ることで開催を決断しました。

 この日の作業は、ウクライナ向け10台の内の残り5台の梱包と新たに決定したマレーシア向け特殊機器の発送準備です。ウクライナ向け10台は2023年1月に日本を出る予定です。当会の車椅子の届け先は、今回のウクライナプロジェクトの責任者である「希望の車いす」です。本プロジェクトは、「飛んでけ!車いす」、「希望の車いす」、そして、当会を加えた3NPOの合同プロジェクトです。
 この日の作業で、目標の10台の発送準備が完了しました。来月中にポーランドに向けて日本を出港し、ポーランドからは陸路でウクライナに届く予定です。

 12月に入って、マレーシアのパートナーである「Aleps Dream Factory」の責任者であるサイド氏から、歩行訓練器や立位訓練器などの特殊な機材を送って欲しいと要請がありました。合わせて「補装具」もあるとありがたいとのことでした。こうした機材は、日常的に使用される車椅子とは違って、どちらかと言えば「治療目的」として使用されるものです。Aleps Dream Factoryが新しい展開を目指していると考え、倉庫内にある特殊機材や補装具を送ることにしました。
 歩行器20台、立位器5台、座位保持器11台、その他の特殊機材4台の合計40台の選定を終えることができました。また、それまで備蓄状態だった補装具は173足が倉庫内にあり、それらをすべてマレーシアに送ることにしました。

 今回はコロナ感染者数拡大という中で11人という少人数ながらもウクライナ向けとマレーシア向け特殊機材、補装具の発送準備が整いました。更に7台の清掃・整備完了という多種多様の作業をこなすことができました。参加のみなさん、有難うございました。また、今年1年の当会への支援、有難うございました。来年もよろしくお願いします。

2022年12月29日      事務局

(写真の見方)
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(左)いつも早朝から駆けつけて清掃作業を黙々とこなしてくれる斎藤さんです。同氏は、お店を経営しているので午前中だけの作業です。多忙の中、毎回の参加に感謝です。
(右)ウクライナ向け5台の梱包作業をスタッフのサポートを受けながらベトナムチームが行ってくれました。


今回マレーシアに送ることを決めた歩行訓練器です。12月25日現在で20台をそろえることができました。


立位訓練器です。立つことの訓練に使用します。5台揃いました。

補装具と呼ばれる立つことを補助するための靴です。海外パートナーには車椅子の種類や補装具についても必要かどうか確認しますが、車椅子のみの希望が多いのです。当会に届けられる補装具はきれいなものが多くすぐにも使える状態で保管してきました。今回のマレーシアの要望があり、それらのすべてを送ることができてうれしく思います。

補装具を11箱、8袋に詰めました。合計173足になりました。


いつも通りの清掃・整備作業を密にならないように離れて行ってもらいました。

昼食もいつもより少し間隔をあけて座りました。


みなさん、お疲れさまでした。今回は会長(右端)、スタッフの高野さん(左端)も記念撮影に参加です。来年もよろしくお願いします。

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