今日は快晴でしたが、北風が強く寒い活動日となりました。相模女子大チーム14名、ベトナムチーム10名、エチオピアチーム3名、多摩工業高校チーム2名、一般ボランティア10名、総勢40名の人が集まってくれました。
今回の整備はフィリピン向けの第2船用です。フィリピンは特殊な車椅子が中心なので2月の第1船に続いて3月にも第2船で発送する計画です。そのための38台の整備を完了しました。
今日の整備の車椅子の特徴は、特殊性ではなくそのデザインです。模様がきれいなもの、大きな文字でメッセージがあるもの、アニメのキャラクターが描かれたもの、そして使い方のマニュアル付きのものなどユニークなデザインのものが多くありました。親御さんの気持ちが伝わります。
(真上左)「適合調整」(体に車椅子を合わせる)と車椅子を永く使うための手入れ方法が書かれています。
(真上右)これは珍しい、片手で操作できる車椅子です。右手だけで両輪を制御できます。手前の小さな輪が右側の車輪を前後に動かし、大きいほうの輪で左側の車輪を動かします。
今日は、江戸川区からの見学者がありました。瀬川大地君とそのご両親です。大地君は受験勉強が実り、見事志望高校の試験に合格しました。入学前のほっとした気分で来てくれました。
当会とのつながりは、大地君の車椅子が合わなくなり、どう処分しようか悩んだお母さんが、当会のホームページをご覧になり、捨てるのはもったいないと当会に寄付したことです。今回は、その活動の様子に興味がわき、見学に3人で来られました。
当会の技術担当理事である西野さんに車椅子の使い方に関していろいろな質問をしていました。プロからの助言を得て、非常に参考になったとご両親は喜んでいました。
一方の、大地君は電動車いすを駆使して作業の様子を見て回りました。ボランティアメンバーとも会話を交わし、実に楽しそうでした。
会のメンバーが、大地君の車椅子を点検し、タイヤの空気をいれたら大地君がピースサインをしてくれました。
(左)今日は先生と1人の生徒さんの二人で参加の多摩工業高校チームです。
(右)ベトナムチームのリーダー的存在のザンさんと後ろで作業するベトナムチームメンバーです。
(左)エチオピアチームの3人です。今日はアベベさんを始めエチオピア人はいません。左から初参加の成清さん、ミス・エコ・インターナショナル日本代表の冨田七々海さん、そしてもうベテランの菊池さんです。日本人だけのエチオピアチームとなりました。
(右)久々に参加の岡田さん親子です。今日もお二人とも笑顔で参加してくれました。
楽しい昼食です。大地君一家も作業を手伝ってくれたので一緒に弁当を食べました。
ベトナムチームの差し入れです(左がゴマをまぶした飴、右がショウガ味の梅干し)。どれも美味しかったです。
(左)これから日本を離れベトナムに帰国するホー・アーイさんが挨拶しました。また、必ず例会に戻ってくると約束してくれました。
(右)20日からラオスの贈呈式に出かける相模女子大の吉原さんです。良い報告ができるように頑張ってきます、との決意表明でした。
(左)「皆さんにうれしい報告があります」と多摩工業高校の高野先生が挨拶です。東京都教職員互助会から車椅子活動の内容が評価され表彰を受けたそうです。「ふれあい感謝状21」という同互助会の制度での3回目の受賞だそうです。3回の受賞は過去に例がないとのこと、賞金もあり、当会にその一部を寄付してくれるそうです。詳しくはトピックスに掲載します。
(右)例会の最後に森田会長からお礼の挨拶です。「今日は寒い中にもかかわらず、多くの皆さんが集まってくれました。一台でも多く、少しでも永くこの活動を続けていきたいと思います。皆さんの益々のご支援をお願いします。」