今年一番の寒さかと思うような厳しい例会日となりました。ネットで今日の羽村市の気温を調べると7℃とあり、風は2~3mと出ていました。北からの寒気が入り体感温度は4~5℃で冷蔵庫の中で作業をする感じでした。しかし、この寒さにもかかわらず相模女子大、多摩工業高校、ベトナムチーム、ネパールチーム、エチオピアチーム、などの常勤メンバーに加えて下記の方も参加してくれました。
10月から積極的に当会の支援をしてくれている永峰さん(今日は旦那さんも一緒)です。車椅子を1台娘のかのんちゃんと旦那さんの3人で届けてくれました。また、インターネットを見て車椅子を提供するだけでなく、整備にも参加してくれたご夫婦(お名前を聞き忘れました)の参加もありました。運んできた車椅子が倉庫に格納されるのを見て少し淋しそうでした。
このように様々な人たちが加わり50名を超える参加者で、寒さは厳しかったですが、熱気にあふれた活動日でした。
今日は、2107年最後の例会ということで忘年会を兼ねて餅つき大会を開催しました。作業は2班体制で、第1班はいつも通りの車椅子整備を進めます。第2班は岡田さん、西野さんを中心とした餅つき準備隊です。
第1班はパラグアイ向け36台を完成させました。贈呈目標は80台ですので、後残り44台です。来月以降の作業です。
第2班は、餅つき担当です。森田会長の発案で企画が進められた餅つき大会を、道具の調達から材料の仕込みまで準備を含めすべて大変な労力で実現してくれたのは、毎回埼玉から駆けつける岡田さん(今回は息子さんは、岡田さんが餅つきに専念できるように家で留守番です)と我が会の「技術担当理事」である西野さんとその娘さんとお孫さんです。これらの人たちのお蔭で寒い中ですが、美味しいつきたてのお餅を、あんころ餅、大根おろし餅、ネギ餅(大変人気があり、美味しかった)黄粉餅、納豆餅、という様々な食べ方でいただきました。最後に雑煮で温まって締めるという大盤振る舞いの餅つき大会でした。
(写真左)室内用も整備します。
(写真右)多摩工業高校チームの皆さん。暖かい場所を選んでの作業です。
10月から積極的に当会の支援をしてくれている永峰さん(真ん中)とそのだんなさん(右)です。
かのんちゃんは、外は寒いので車内で待機です。赤い車椅子は、当日届けてくれた永峰さんの友人からの預かり品です。3人の後にあるのはかのんちゃんの乗り降りが車椅子のままできるワンボックスカーです。
<第2班の様子>
一方、第二班の餅つき隊はその準備で大忙しでした。餅つきの主役「臼」です。この立派な臼は当会会員の須崎さんからの借り物です。(本人は残念ながら所要があり本日は欠席でした) その横にある大なべは西野さん、そしてその右に積み上げられている竈と蒸篭一式は餅つきに不可欠な道具ですが、これらは埼玉の岡田さんのものです。道具としてはこれらがそろわないと餅つきができません。写真右のように積み上げてもち米を蒸し上げます。今日は前日に森田会長が研いだ30kgのもち米を蒸してすべて臼と杵でつきました。
(写真左)黄粉餅用に黄粉の味付けです。
(写真右)蒸し上がったもち米を臼に投入し、つき始めます。
(写真左)ベトナムチームの餅つきの様子。二人とも初めての体験。
(写真右)ネパールのお母さんは初めてなのに餅つき上手。お母さんの餅つきを見つめる坊や。
用意してあった、あんこ、納豆、大根おろし、黄粉、ネギとオカカ醤油(刻み葱、だし汁、などをまぶしたもので、大根おろしや納豆に掛けて食べても美味だそうです)などにつけてそれぞれの味にします。最後は、雑煮で温まって締めました。
ごちそうとして、岡田さんの姑さんが漬けた白菜がボールにいっぱいありました。これが実に美味しくゆずの風味が効いて絶品でした。岡田家の食文化に感謝です。
(写真左)餅つきの状況が心配で、その具合を見つめる岡田さん。
(写真右)餅つきを終了し、自分が持ってきた道具をすべて車に積み込んで帰る支度の岡田さん。
前日は朝から翌日の午前2時まで準備にかかったそうです。本当に感謝です。
(足元の丸いのは石臼です。臼として使うのではなく、ガスバーナーの高さ調節だそうです。まだ、熱くて持てないので冷めるのを待っているのです。)