海外に子ども用車椅子を送る会活動に参加して
高校時代の友人に同窓会で声を掛けられたことが切っ掛けで活動に参加することになりました。以前、その友人から日本の子供たちが使わなくなったランドセルを集めて海外へ送る活動について聞いたことがありました。
日本人は優しいよ、送られてくるランドセルにはノートや鉛筆などがびっしり詰め込まれている。空のランドセルはほとんどないよ。
何かほのぼのする気持ちになったことを想い出し海外の子ども達に送る車椅子の整備活動に参加することにしました。
活動では海外へ送るための心配りした清掃、修理、手入れが行われます。
自転車の修理は経験していましたので車椅子の修理はできるだろうとの軽い気持ちで始めました。活動で一番驚いたのは同じ車椅子が2台とない。1台1台が全て障害に応じたオーダーメイドで作られていることでした。
そのため、修理は1台1台修理方法を考えながら行うことが求められます。
また、虫ゴムは海外でも部品が入手し易い様にクラシックな虫ゴムで統一します。
活動には相模女子大生、工業高校生、一般人の他、留学生、ベトナム人、エチオピア人等、海外の方々も参加しているので様々な人たちと明るい雰囲気で一緒に作業をしています。
ボランティアメンバーでは修理方法が分からない際は車椅子製造会社の経営者も参加されているので教えてくれます。経験のない人でもすぐに作業できる態勢となっています。
このボランティア活動に興味がある方の参加が多くなることを願っています。
2017年1月25日 中尾 浩