東ティモールから寄贈した補装具の礼状が届きました。
JICAの「世界の笑顔のために」プログラムに協力して、昨年、東ティモールに補装具を送りましたが、この度、現地で活躍をしているJICA義肢装具士の松野由恵さんより礼状と現地の報告を受け取りました。
松野由恵さんのお手紙:
「 この度は、貴重な物品を寄贈いただき、ありがとうございました。東ティモールの義肢装具製作技術発展のために役立たせていただきます。
彼らが届いた物品を手にした時の目の輝きは、私自身の活動に、より一層の力をくれた瞬間であり、日本と東ティモールの“絆”を感じることができる、忘れられない記憶のひとつとなりました。
本当にありがとうございました。 」
写真は義肢装具製作部門のスタッフの皆さんとテトゥン語の英語の手紙と日本語訳です。
車椅子だけでなく、各国に送っている多くの種類の補助具・補装具も海外の子ども達の生活向上に役立っています。
ネパールの少年に車椅子を届けました。
エベレストのお膝元、ネパールの首都カトマンズに車椅子を必要とする15歳の少年がいるのですぐにでも送りたいとの話を在日ネパールの方からお聞きしました。
偶然、我が家に到着した車椅子が、身長と腰かけた時のお尻のサイズに合うことが分かりました。
連絡をすると、すぐにその方が取りに来られました。
今回は帰国する知人に飛行機で手荷物として依頼したそうですが、15キロもある堅牢な車椅子なので、ふるさとに帰る自分の手荷物を減らさなければならなかったはずです。
それでも心待ちにしている少年のためにカトマンズの自宅まで届けてくださったことに敬意を表します。
一人の少年のために、多くのネパールの方が連携して温かい気持ちをもって少年の夢をかなえて差し上げた点が光ります。
力を合わせれば実現できることを示してくれました。
当会も二度、ネパールに送付しましたが、あまりに遠く、手続きが複雑、輸送費が高額ゆえにその後のリクエストにお応え出来ず歯がゆい思いですが、チャンスが巡ってきたならば必ず送り届けたいと考えております。
ネパールの人たちの「人から人への連携」をみてお手本にしたいと思いました。
2015年新年のご挨拶ー森田祐和会長
新年明けましておめでとうございます。
私たちの活動も10年も継続できており、送付台数も4000台を超えました。これもひとえにご支援とご協力をいただいている皆様のおかげです。
私たちの活動は、単なる車椅子をお届けするだけではなく、車椅子をご提供いただいた日本の父兄の皆様と相手国の受け取っていただいた児童と家族の橋渡し役であると自負しております。
活動日の参加者も老若男女、多国籍となり、国際交流の場としても楽しめるように鋭意努力を重ねてまいります。
森田祐和