11月は4つの学校から64台の車椅子を譲り受けました。*
当会が海外の子ども達に届ける車椅子の大半は、関東近圏の特別支援学校から譲り受けるものです。毎年500~600台/年間の車椅子を提供してもらっています。11月は下記の学校からの提供を受けました。
・11/1 北綱島特別支援学校 10台
・11/11 板橋むらさき愛育園 32台
・11/19 東京都立鹿本学園 11台
・11/22 若葉台特別支援学校 11台
車椅子の引き取りは、トラックで学校に出向きます。学校の先生やPTAの役員の人が車椅子の運び出しとトラックへの積み込みを手伝ってくれます。そして、車椅子が捨てずに活用されることに対して感謝の言葉を頂戴します。
提供していただいた車椅子は当会の活動の中で清掃・整備と安全確認を十分に行い、海外の車椅子を必要としている子どもたちに届けることをお約束します。車椅子を提供してくださった皆様、お手伝いをしてくださった皆様、有難うございました。
------------車椅子引き取りの様子------------
11月19日の鹿本学園と22日の若葉台特別支援学校での引き取りの様子を下記の通り報告します。
〇東京都立鹿本学園での引き取りの様子です(11月19日)
学園へはJR新小岩駅からバスで行くことができます。肢体不自由教育部門と知的障害教育部門の2部門があり、その敷地は東京ドームのグラウンドの広さの約2倍だそうです。建物も大きくゆったりした作りになっているようでした。後日、インターネットで見ると校舎はもちろんプールなど立派な施設がたくさんあることがわかりました。
(左)学校に到着するとすでにPTAの役員が校庭に車椅子を運び出してくれていました。
(右)トラックに積み込みやすいところまで移動してくれます。
(左)最後の2台を積み込む前に記念撮影です。左の3人がPTA役員です。
(右)トラックは、11台の車椅子を積み込んで羽村市に向かいました。
〇若葉台特別支援学校(横浜わかば学園)での引き取りの様子です(11月22日)
学園へはJR横浜線の十日市場駅からのバスに乗って20分と徒歩2分で行くことができます。同学園も肢体不自由教育部門と知的障害教育部門の2部門があり、それぞれの生徒数80名程度で合計160名の児童生徒が通っているとのことです。
引き取りの当日は生憎の雨模様でしたが、先生方とPTA役員の方が手伝ってくれました。
(左)先生方が事前に廊下に集めてくださいました。
(右)先生やPTA役員がエレベーターで1階まで運んでくれました。
(左)雨を避けることができる庇の下まで運びトラックの到着を待ちます。
(右)リフターを使ってトラックに積み込みます。
(左)雨に濡れながらも積み込みをしました。
(右)記念撮影です。
関係の皆様、協力、有難うございました。
カンボジア向け車椅子のコンテナー詰め作業を行いました。
11月21日、カンボジア向け車椅子90台のコンテナー詰め作業が完了しました。多摩包装工業の敷地には前日から約半数の車椅子がケージに積まれており、フォークリフトでケージごとコンテナー積込みが行われました。
倉庫に在庫されていた残りの半数はパレットに積んでフォークリフトでコンテナーまで運ばれましたが、今回は貴重な手助けを得ることが出来ました。折から、羽村第一中学校の生徒二人が「体験授業」で多摩包装工業の仕事を体験していましたが、早速パレット積みの作業を手伝ってくれました。事故が起こらないように安全な場所で森田会長や経験のある会員が気を配りながら一緒に作業を行いました。
単に手伝いではなく、効率よくパレットに積むために貨物を選びながら二人で常に話し合って作業をしていました。予定時間内にコンテナー詰め作業が完了できたのも二人の若い力のおかげでした。
短時間で、またコンテナー内部のスペース的にも余裕をもって積み込みが出来たのは活動日に参加した皆さんが車椅子を折り畳んで梱包してくれたおかげです。
積込みを終えたコンテナーは東京港に運送されました。コンテナーは25日に船積みされ、12月13日にカンボジアのシアヌーク・ビルに到着予定です。
「BIKE&CAMP」霞ケ浦の無料クルーズ船が運航されます。*
11月23、24日の2日間で「2019 BIKE&CAMP KANTOU」が開催されます。また、土浦市では毎年恒例の「カレーフェスティバル」が開催されます。その2つのイベント開催に合わせて土浦市と「BIKE&CAMP KANTOU」会場近くの間を結ぶ無料のクルーズ船が運航されます。土浦駅からBIKE&CAMP KANTOUの会場に無料クルーズ船を利用してくることができます。また、2つの会場間を無料クルーズ船で移動することで両方のイベントを楽しむことができます。無料クルーズ船については右図をご覧ください。(図をクリックすると拡大します)
自転車とキャンプに興味のある方、是非とも霞ケ浦へお出かけください。
----- 以下は、「BIKE&CAMP KANTOU」の詳細内容です ----
・名称 BIKE&CAMP KANTOU バイクアンドキャンプ カントウ
~自転車キャンプツーリングフェスタ~
・開催テーマ 「焚き火とクラフトビール」
・対象者 10代から70代までの男女、またファミリー層
・開催日 11月23、24日(土、日)
23(土)10:00〜16:00、
24(日) 9:00〜14:00(自転車試乗は13:00で終了)
・開催場所 茨城県かすみがうら市 歩崎公園
茨城県かすみがうら市坂4784番地地先
・アクセス 自動車:東京から車で1時間半(公園内の駐車場 あり/250台)
電車:上野駅からJR常磐線 普通 水戸行きに乗車し、土浦駅の次の
神立駅で下車します。神立駅西口から歩崎公園行のバスに乗って
40分です。バスの情報はこちらから。
土浦駅ではレンタサイクルの貸し出しサービス(有料)が
あります。歩崎公園までは自転車で1時間くらいです。
・入場 無料 自転車駐輪無料
・自転車でのキャンプ 1泊 2,000円(宿泊料)
・イベント ホームページ https://www.bikeandcamp.net
穏やかな秋晴れの活動日となりました。*
穏やかな秋晴れの活動日となりました。相模女子大チーム19名とベトナムチーム9名、日興アセットマネジメントチーム9名、米軍横田基地チーム6名、エチオピアチーム4名、一般ボランティアなどを含めて60名ほどの参加者でした。続きを読む、
ベトナム向け90台の車椅子が東京港を出ました。(贈呈実績*)
11月15日にベトナム向け90台の車椅子を積みこんだ本船が東京港を出ました。11月24日ころにベトナム・ハイフォン港に到着見込みです。なお、今回のベトナムへの海上輸送はAPL社のご厚意により無償で行われます。御礼を申し上げます。
これでベトナムへの贈呈総台数は1,275台となりました。当会が送った車椅子の台数が最も多い国となりました。贈呈実績グラフはこちらから。
ベトナム向け90台のコンテナー詰め作業を行いました。*
11月7日、ベトナム向け車椅子90台をコンテナーに積み込む作業を行いました。当日の午後から昭島中央ロータリークラブの皆さん、当会会長、理事数名が積み込み作業を委託している多摩包装工業株式会社に集まりました。危険のない範囲で集まった人たちが作業の手伝いをしました。
昭島中央ロータリークラブの皆さんは8月の整備作業に参加しています(その時の様子はこちら)。また、ベトナムでの贈呈式が今後計画されますが、同ロータリークラブの皆さんも贈呈式に出席する予定です。なお、同クラブはこのような支援以外にも毎年多額の寄付を当会にくださっています。有難いことです。
コンテナーは羽村市の多摩包装工業株式会社の敷地から東京港のコンテナーターミナルに輸送されました。14日には本船に積み込まれ、ベトナムのハイフォン港に11月24日ころに到着する予定です。
このベトナムへの海上輸送はAPL社のご厚意により無償で行われます。同社は9月の車椅子整備会にも社員の皆さんが参加(その時の様子はこちら)。また、2回に渡って当会会員および関係者にコンテナーターミナルの説明会(第1回、第2回)を開催してくれました。このように同社からは様々な支援を頂戴しています。心からお礼を申し上げます。
------------コンテナー積み込みの様子です------------
(左)13:00過ぎにトレーラーが多摩梱包株式会社に到着しました。倉庫前には今回コンテナーに積み込まれる車椅子が山積みです。
(右)コンテナーが車椅子積み込みの定位置に停止しました。今回は90台の車椅子なので20フィートコンテナーが使われます。
(左)コンテナーの中は梯子を使って効率よく貨物を積み上げていき、大きさと重さを考えながら積み付けの順番を決めて積み込んでいきます。ロータリークラブの皆さんも一部の軽い貨物を手作業で運んでくれました。
(右)車椅子積み込みにはフォークリフトが不可欠です。
(左)航海中の貨物の安定のために角材と板でドア周りを補強します。
(右)最後の貨物を補強材の上から積み込んで積み込み作業が完了です。
(左)昭島中央ロータリークラブの皆さんと森田会長がクラブ旗と当会のイベント用パネルと一緒に記念撮影です。
(右)森田会長、スタッフ、APL社旗と2枚のイベント用パネル。
(左)最後の2台も積み込んで、空きスペースができました。これからも続々と特別支援学校から車椅子が運ばれ、ここに格納されます。
(右)東京港のコンテナーターミナルに向けて出発しました。
福生ブルースフェスティバル2019が開催されました。*
14年目を迎えるこのチャリティーイベントは、当会活動拠点の福生市有志がプロミュージシャンの友人、知人たちを巻き込んでスタートしたものです。実行委員会(プロドラマ― チッコ相馬委員長)から収益の一部を長年にわたり当会にご寄付いただいています。
11月3日11:00から5時間にわたって日本のブルースミュージックシーン第一線で活躍中のプロの皆さんの熱く、コく、そしてファンキーな音楽が、会場を提供してくれたマルフジ東福生駅前店駐車場に響きわたっていました。 バンド交代時にはMCスタッフが何度も「みんなこの会場に何しに来たの?、ブルース聞くだけじゃないよね、待っている子ども達に車椅子を届けるンだよね!!」との呼びかけがくり返されていました。
総勢20名を超すミュージシャンと実行委員会、そして会場スタッフ支援の皆さん、本当に有難うございました。来年初秋にも開催されます。レジャーマット、折りたたみチェアーを持って、ちょっと大人の音楽フェスをご一緒に楽しみませんか。
-------フェスティバルの様子--------
曲間には募金箱が会場を回ります。 セッションには石川酒造ご当主も参加!!
チャリティーご支援ありがとうございました。福生ブルースフェスティバルのフェイスブックはこちらから。
北綱島特別支援学校から10台の車椅子の提供を受けました。*
学校に引き取りに伺うと先生方が車椅子を校内から運び出してくれました。当会の引き取りの多くの場合はPTAの役員の人たちがその役を担ってくれることが多いのですが、同校の場合は先生方が手伝ってくれました。
使われなくなった車椅子は保護者から学校に持ち込まれますが、すぐに当会が引き取りに行くわけではありません。引き取りまでのしばらくの間は学校内に保管・管理をしてもらっています。そうした保管期間に様々な事情で保護者から車椅子が持ち込まれます。ある保護者は、子どもさんが亡くなり思い出の詰まった車いすを廃棄処分することはできず、家に置いたままでした。しかし、当会のことを知り「役に立つなら」と学校に持ち込んでくれたそうです。
本日、提供していただいた車椅子は当会の活動の中で清掃・整備と安全確認を十分に行い、海外の車椅子を必要としている子どもたちに届けることをお約束します。関係の皆様、有難うございました。
------------車椅子引き取りの様子------------
(左)北綱島特別支援学校の入り口に掲げられた校名です。
(右)学校の全景です。東横線綱島駅から徒歩で16分ほどのところにあり、北綱島小学校の左隣です。
我々が学校に到着すると先生方がすぐに車椅子を運び出し、並べてくださいました。
早速、トラックに積み込みます。これも先生方が手伝ってくれました。
(左)すべての車椅子を積み込んで、先生方と記念撮影です。
(右)トラックを見送ってくれる先生方です。会の倉庫がある羽村市に向け出発しました。
関係の皆様、協力、有難うございました。
福生ブルースフェスティバル(11月3日)へお出かけください。*
いよいよ恒例の 福生ブルースフェスティバルが2019年11月3日(日)に開催されます。是非とも足を運びプロのブルースをお楽しみください。詳細は下記の通りです。
なお、福生ブルースフェスティバルはチャリティーコンサートです。 イベント収益の一部を、毎年当会に寄付してくださいます。
〇第14回 福生ブルースフェスティバル(実行委員会のホームページより)
2019年11月3日(日)
時間:11:00~16:00(OPEN 10:30) ※雨天決行
会場:東福生駅前マルフジ駐車場
前売券3,000円
当日券3,500円
前売チケットはメール予約になります。
【500円お得な前売券受付!】
ken@f-bf.com
↑↑↑↑↑↑宛て、
<お名前><チケット枚数>を記入の上、メールを送信ください。
当日、イベント会場入り口受付にて、お名前と枚数を確認後、
前売り代金をお支払いいただきます。
※イベント用の駐車場はございませんので
お車でのご来場はご遠慮ください。
・お問い合わせ:福生ブルースフェスティバル実行委員会
TEL.070-6574―7755
最新情報はフェイスブックで。
さいとう工房と連携してモンゴルへ車椅子を送ります。
先日、主にパキスタンを中心に電動車椅子を海外に送っている有限会社さいとう工房の代表取締役である斎藤さん*1 から問い合わせがありました。
前回(2019年4月)は当会から14台の電動車椅子をさいとう工房に提供しました(その時の提供記事はこちら)。しかし、今回は電動ではなく手動の車いすをモンゴルに送ることを考えている。そのための手動の子ども用車椅子の提供してくれないかということでした。
本来であれば、多くの支援学校や個人の所有者から「当会が海外の子ども達に届ける」ことを約束して譲り受けた車椅子ですので、その通りにすべきところです。
しかしながら、たまたまですが車椅子収集のピークを迎えつつあり、そのために保管倉庫が満杯でもあることから、当会が保管している大型の子ども用車椅子22台と電動車椅子4台などを提供しました。今回の要請は、1台でも多くの車椅子を海外の子ども達に届けたいという当会の主旨にも合っていると考え決断しました。
モンゴルに送るのは有限会社さいとう工房とNPO法人good! *2 が協同で行ってくれます。また、今回提供の車椅子は未整備の状態ですが、モンゴルの工業高等専門学校に送り込んで整備をし、モンゴルの子ども達に届けるとのことです(到着地はモンゴル北部のオルホン県エルデネット市です)。工業高等専門学校における技術指導をするためにさいとう工房の斎藤さんが訪問をする予定です。
斎藤さんから、現地での写真と報告書を届けてくれると約束をしていただきました。届き次第、ホームページに掲載します。
------------車椅子搬出の様子------------
以下は、当会の車椅子を引き取りにきたモンゴル人ムンフナサン・ムンフバトさんと一緒に作業する森田会長とスタッフです。ムンフナサン・ムンフバトさんは、さいとう工房からの依頼を受けて日本国内の輸送を担当してくれました。彼は、日本からモンゴルに自動車や機器類を輸出する会社を経営しています。なお、引き取りは関係者の都合により夜の8時から行われました。
(左)これまで集まってきた車椅子で倉庫は満杯状態です。
(右)その倉庫から、手動の車椅子22台と電動車椅子4台などを選びトラックに積み込みます。
(左)2トントラックだったので茨城県坂東市にある倉庫まで2往復してすべての車椅子などを運びました。
(右)当会が寄付で受け取った文房具も少しムンフナサン・ムンフバトさんに手渡しました。
これで次回の支援学校からの車椅子の受け入れができるようになりました。
*1:有限会社さいとう工房の代表取締役である斎藤さんについて
電動車椅子を海外に送るNPO法人さくら・車いすプロジェクトの代表理事です。このプロジェクトは、主にパキスタンを中心に電動車椅子を送っていて、これまでに630台の電動車椅子を送り届けています。同時に技術伝承のために、斎藤さんはパキスタンに15回も訪問しています。現在はネパール、モンゴル、コスタリカにも電動車椅子を送り届けていて、電動車椅子の神様のような人です。
*2:NPO法人good!について
「自分の人生ってこれでいいのかなぁ?」「何かをしたいけど、何をしたらいいのかわからない。 毎日の生活から、ちょっとだけ抜け出してみたい。自分の視野や、考え方を広げたい。とにかく色々な人たちと出会ってみたい。」
上記のような人たちの支援を目的に活動する2001年設立のNPO法人です。