ベトナム・ホーチミン市へ5台送ります
当会のWEBを見たベトナム・ホーチミン市在住の加藤晴香さんから、子ども用車椅子を提供してくれないかという問い合わせメールが届きました。加藤さんは青年海外協力隊の隊員で作業療法士でもあります。
「私が活動しているのは、ホーチミンにあるリハビリテーションセンターです。毎日150人もの障害児が通っています。車椅子が必要な児は40名程度で、ほぼ全員にベトナムで作られたであろう車椅子はあります。しかし、身体の大きさに合っておらず、背もたれは全て90度です。子どもたちはほぼ1日をセンターで過ごすので、身体に合ったティルト機能やリクライニング機能がついた物を提供したいとずっと思っていました。しかし、ベトナム人はその機能を見たことがありませんし、必要性も中々伝わりません。
不躾なお願いですが、そのような車椅子をこちらのセンターに送って頂くことは出来ませんでしょうか。もし、数台あれば、それを見本に他の車椅子を作ることは可能かと思います。」
ベトナムへの中古品の輸入規制は厳しいものがあり、当会が自前で輸送するのは困難と思われました。しかし、どうにかして加藤さんへ車椅子を届けたいと思っていたところ、当会会員の知人であり日本で貿易会社を経営するベトナム人(合同会社来福貿易 代表 レー・ヴァン・フン氏)から車椅子の輸送を無償で引き受けるとの申し出がありました。
急遽、集まることができるスタッフに声をかけ5台の車椅子を清掃・整備・梱包し、拙宅からベトナムへ輸出をしてくれる来福貿易に発送しました。名古屋にある来福貿易からホーチミン市に到着するまでには1~2か月を要するとのことです。時間はかかりますが、今まで届けることができなかったベトナム南部へ5台の車椅子を届けることが可能となりました。嬉しい限りです。
2020年3月 森田 祐和
【重要】3月15日の例会は中止します。*
当会にご支援をいただいている皆様へ
新型コロナウイルスの感染者が増加しています。会合等の自粛要請もあり、感染予防の観点から3月15日の例会での整備作業を中止します。
2020年2月28日 会長 森田 祐和
パラグアイ向け90台の車椅子が東京港を出ました。(贈呈実績*)
パラグアイ向け車椅子90台を積載した本船は2月24日に東京港を出港しました。パラグアイの首都であるアスンシオンには4月10日ころの到着見込みです。この海上輸送はオーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン社(ONEジャパン)のご厚意により無償で行われました。同社の社員のみなさんは車椅子の整備活動にも参加してくれました。あらためて御礼申し上げます。有難うございました。
今回送られた車椅子は下記の学校や個人から提供されたものです。
・千葉県立桜が丘特別支援学校
・東京都立鹿本学園
・緑成会 整育園通所センター
・東京都立多摩桜の丘学園
・横浜市立上菅田特別支援学校
・その他の学校、および個人
今回の発送でこれまでにパラグアイへ送った車椅子の総台数は512台となりました。支援をいただいた皆様に感謝申し上げます。贈呈実績グラフはこちらから。
今日の活動日は久々の雨模様で始まりました。*
今日の活動日は久々の雨模様で始まりました。この時期の雨にしては寒さも厳しくない中での整備作業となりました。相模女子大チーム23名、ベトナムチーム20名、多摩工業高校チーム4名、そして、オーシャン ネットワーク エクスプレス ジャパン(ONEジャパン)9名、一般ボランティアなどを含めて65名ほどの参加者でした。また、今月はパラグアイ駐日大使が見学に来られました。同大使の来訪は2018年に続き2度目です。
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パラグアイ日本駐在大使が来訪
パラグアイ日本駐在大使(ラウル・フロレンティン・アントラ特命全権大使)が当会の例会を訪問してくださいました。1回目は2018年2月17日の例会でしたので2年ぶりの来訪です。(その時の様子はこちら)
ボランティアメンバーに挨拶をする大使(左から2人目の男性)と掲げたパラグアイ国旗(写真右)です。
「今日、こうして集まって作業をしてくださっている皆さん、在日ベトナムの皆さん、これまでもお世話になっているロータリークラブの皆さん、本当に有難うございます。
これまでに送ってもらった車椅子がパラグアイに届いています。子どもたちがそれを使っています。そのおかげで子どもたちはもちろんのこと、その家族も幸せになっています。
車椅子を必要としている子どもはまだまだいます。みなさんの活動は非常に重要です。今後も継続してくれるようお願いします。また、子どもたちに代わりお礼を申し上げます。」
大使は日本に加えてベトナム大使も兼任しているとのこと、昼食時には在日ベトナム人と話が弾んでいました。
(左)倉庫内で記念撮影です。左から東京昭島中央ロータリークラブの中野会長。大使館員の中山さん、大使、大使館員のクマガイさん、森田会長です。東京昭島中央ロータリークラブは当会とパラグアイの関係を構築してくれた重要なクラブです。
(右)2018年の時も言葉を交わした かのんちゃんを大使も記憶していて今回も声をかけてくださいました。
(左)ベトナムチームとの懇談です。ハノイに出かける機会が多いと大使から説明がありました。
(右)BIKE&CAMPの山下さんが得意なスペイン語で大使と懇談です。「久しぶりのスペイン語で楽しかった」と山下さん。
2020年2月16日 事務局
贈呈した車椅子は24カ国 8,092台となりました
当会が海外に送った子ども用車椅子の台数は、2019年12月末で24カ国、
8,092台となりました。こうした多くの車椅子を海外の子ども達に届けることができたのは、当会の活動を支援してくださる多くの皆様のおかげです。心より御礼を申し上げます。
今後は10,000台を目指して頑張る所存です。
2020年1月26日 森田 祐和
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下記は国別の贈呈実績グラフです。過去の一部の贈呈台数に誤りがあり、訂正しました。
「贈呈実績」のページからも詳しい内容を見ることができます。
ベトナム向け90台の贈呈式報告書を掲載しました。*
2019年11月にベトナム向け90台の車椅子を積みこんだ本船が東京港を出ました。ベトナムへの海上輸送はAPL社のご厚意により無償で行われたものです。その車椅子の贈呈式が2020年1月13、14日に開催されました。
・1月13日 タイグエン省での贈呈式報告書( )
・1月14日 タイビン省での贈呈式報告書( )
・1月14日 タイビン省での家庭訪問報告書( )
報告書はこちらの2020年1月の欄からもご覧いただけます。
2020年最初の例会は快晴となりました。*
2020年最初の例会は快晴となり日差しがあったのでこの時期としては比較的あたたかく作業もしやすくなりました。相模女子大チーム20、ベトナムチーム20、多摩工業高校6、米軍横田基地チーム8、エチオピアチーム4、その他一般ボランティアなど含めて75名という多くの参加者でした。続きを読む、
新年明けましておめでとうございます
小さな車いすを海外にお届けする。その工程は、大変多くの方の支援とご協力があって実現できる長い道のりです。改めて皆様に心から御礼を申し上げます。
本年は現地に送り込んだ車いすをできるだけ長きにわたり使っていただけるように整備面、部品面でどうするべきか考慮しながら前に進めたい気持ちです。
皆様のご支援を得ながら、外に出ることができずに苦しむ子どもたちに車いすを届けられるように力を注いでいく所存です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2020年1月1日 森田 祐和
写真は「富士山写真」(無料)からの借用です。