ベトナム人ボランティアのお母さんに車椅子を手渡しました。

  2024年8月18日に、定例の車椅子の清掃・整備の活動を行いました。相模女子大学チーム、多摩工科高校チーム、エチオピアチーム等、多くの人が来てくれました。在日ベトナム人チームは、7人が参加してくれました。

  その中の一人の女性が話しかけてきたのです。「自分たちは家族で神奈川県七沢に住んでいます。自分の子どもは下肢に障害があり、車椅子を必要としています。現在、日本の役所に申請する手続きを進めていますが、車椅子が手に入るのは早くても1年後と言われています。倉庫にある車椅子の中から、息子に合うと思われる車椅子を提供してもらえないでしょうか」

  会長と相談をしました。将来的には日本の支援が受けられるとはいえ、1年以上かかるのであれば、その車椅子が届くまで在日外国人に車椅子を提供することは、会の活動主旨に反しないとの結論に至りました。

  早速、子どもの体の大きさを聞き取り、候補になりそうな車椅子を探しました。幸いにも、未使用で新品状態のきれいな車椅子が見つかりました。活動終了後に、お母さんは車椅子を押して帰っていきました。大変な喜びようです。「これで子どもが自由に動き回れる。本当に有難うございます」とのことでした。

  今回の車椅子の提供はこれまでにないケースでしたが、「今回のような場合も、海外の子どもに車椅子を提供しよう」と会としての総意となりました。「いただいた車椅子は海外の子どもたちに届けます」という約束で当会に車椅子を提供してくれている日本のお母さんたちも納得してくれると思います。

  海外の子どもたちに、1台でも多く、使われなくなった車椅子を届けたいと思います。

2024年8月30日      事務局



  お母さんから、車椅子に乗って笑顔を見せてくれる子どもの写真が届きました。

  本当にうれしそうです。例会活動が結んでくれた縁です。
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