2024年6月2日にソロモン諸島(英: Solomon Islands、南太平洋のメラネシアに位置する立憲君主制国家。イギリス連邦の一員にして英連邦王国の一国。首都はガダルカナル島にあるホニアラ。)から京都大学に留学している女性(Sさん)から、「障害のある弟のために車椅子を提供してもらえないか」と当会のホームページに問い合わせがありました。
「基本的に車椅子を提供することは可能ですが、日本からソロモン諸島までは、あなたご自身で運んでもらえますか。」と回答しました。そこから、弟さんの腰幅等、いくつかの寸法を送ってもらい、例会の度に彼に適合すると思われる車椅子を探し始めました。
車椅子の候補が2台見つかったので、8月23日に京都から当会の拝島にある倉庫にSさんに来てもらいました。1台目の車椅子は、「弟にぴったり」という意見でした。しかし、「弟さんは、成長している」と指摘すると、「確かにそうだ。1台目の車椅子では、すぐにきつくなるかもしれない」となり、少しサイズ的に余裕がありそうな2台目に落ち着きました。
その車椅子をSさんに手渡しました。9月4日の飛行機でソロモンに持ち帰ることになりました。「これで母の負担が激減すると思う。会の皆さんに感謝します。」と大変喜んでくれました。一日も早く弟さんに車椅子が届くことを祈ります。
2024年8月28日 森田 祐和
今回の帰国は一時帰国で、弟さんに車椅子を渡してしばらくしたら学業のために京都に戻るとのことでした。
ソロモン諸島まで持ち帰るのは大変だと思いますが、無事に帰国できることを祈ります。
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