モンゴル ウンドラ・バイヤールさんと面談しました。

 当会は、2回に渡って子ども用車椅子をモンゴルに送っています。2019年11月に26台、2022年8月に25台です。いずれも「さくら・車いすプロジェクト」の斎藤 省 氏の紹介により実現しました。

 モンゴルは、今年度の当会の車椅子贈呈計画の候補に入っていて、その実現に向けて活動を開始しています。モンゴル国内の贈呈先は、2022年8月に送った「自立生活センター(代表 ウンドラ・バイヤール氏:車椅子に乗る男性)」が候補です。

 同センターは、2010年に彼が立ち上げた組織です。2022年には、同センターに日本の5つのNPO福祉団体が協同で140台(当会からの子ども用25台を含む)の車椅子を送りました。しかし、今回は当会が単独で90台の子ども用車椅子を同センターに送る計画です。 

 斎藤氏からウンドラ・バイヤール氏が来日するという情報が入りました。JICA – 国際協力機構の支援を受けて兵庫県西宮市にあるメインストリーム協会が開催する9日間の研修「自立生活センター強化プロジェクト」に参加するための来日とのことでした。その研修には、同氏を含めてモンゴル人7人が自国の福祉向上を目的として参加しているそうです。

 そこで、急遽ですが研修中の同氏を訪ねました。目的は、当会が考える子ども用車椅子の子どもへの供与と、その管理方法についての意識合わせです。大人用車椅子とは異なる管理が求められる子ども用車椅子の取扱いについて意見交換をしました。

 同氏は、大人用はもちろんですが、子ども用車椅子についても非常によく理解をしていて、当会からの車椅子を託すことができると実感しました。そして、当会からの車椅子を受け入れて、モンゴルの子どもたちに供与する役割を引き受けてくれるよう依頼すると、快諾してくれました。これでモンゴルに対して子ども用車椅子を安心して送ることができると確信した次第です。

 当会のモンゴル・プロジェクトは、6月9日(日)の例会から開始します。9月~10月頃までには90台の清掃・整備・梱包が完成する見込みです。2024年末までには同国に向けて発送したいと思います。

2024年5月29日      会長 森田 裕和

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