富山のお母さんがタイの子どもに会いに行きました

 2023年10月14日、富山在住の「お母さん」が、福生の拙宅に2台の子ども用車椅子を、自ら車を運転して届けてくれました。その2台の車椅子は、2年前に亡くなった娘さんが使用していたものです。

 「この車椅子が海外の子どもに届いたら、それを受け取る子どもにぜひ会いたいです。送り先がタイなら自分で行くことができます。タイに送ることはできますか。」とのことでした。それがこの「お母さんプロジェクト」の始まりです。

 当会の現在のタイのパートナーはRICDがメインとなっています。そこでRICDの意向を確認することにしました。「これから送る車椅子の2台の受け取り手をフォローしてくれますか。後日、日本から車椅子の送り手のお母さんが子どもに会うことはできますか。」と問い合わせをしました。

 RICDの車椅子プロジェクトの責任者であるMr. Joey Tellは、「なんて素晴らしい考えだ。できる限りの協力をします!」と支援をしてくれることになりました。
This is a very touching story and we will be doing whatever we can to help on our end.(原文のまま)

 そこで、お母さんを一人で送りだすのではなく、当会の理事夫妻をサポート役として派遣することにしました。これまで、RICDへは車椅子を送ってはいましたが、代表者同士の会合などはできていませんでした。お母さんプロジェクトのサポート役に加えて、これを機会に正式に理事によるRICDへの表敬訪問をすることにしました。

 多くの車椅子を取り扱うRICDにとって2台の車椅子を特別扱いすることは特別な労力を要したことでしょう。しかし、当会とRICDでこの「お母さんプロジェクト」が実現できたことは素晴らしいと思います。

2024年 2月18日      森田 祐和

<車椅子を受け取った子どもたちと記念撮影のお母さん>

(左)お母さんが提供した車椅子に乗る11歳の男の子です。右半身が少し不自由です。  
(右)同じく、6歳の女の子です。目が不自由ですが、元気いっぱいの子です。

<お母さんの感想>
 お母さんプロジェクトのおかげで、車椅子を受け取ってくれた子どもたちに会うことがかないました。遠いタイまで行った甲斐があります。それも、RICDと車椅子を送る会の皆さんのおかげです。短い滞在でしたが、今回のタイ旅行は忘れられない思い出になりました。有難うございました。

以上

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