コロナ禍における活動状況について

  コロナウイルスのオミクロン株の全国的かつ急激な感染拡大を受けて、2022年1月21日から1都13県に「蔓延防止措置の適用」が実施されました。これは1月9日から先行して実施されていた広島、山口、沖縄に続いて拡大適用され、更に1月27日からは18道府県が追加されます。これで37都道府県に適用されることになります。

  この措置を受けて当会もこれまで開催してきたミニ例会の開催を蔓延防止措置の適用期間中は中止します。再開が可能になり次第関係の皆様にご案内を差し上げます。

【コロナ禍での当会の活動状況】
  車椅子の収集については、2021年4月から2022年1月末までで400台以上が集まりました。受け取りのために学校に伺うと「コロナ禍でも頑張ってください」とPTA役員や先生方が声をかけてくれます。また、「子供が大切に使っていた車椅子は捨てられない。ぜひとも海外の子どもさんに送ってください」と遠方から車で届けてくれるお父さん、お母さんがいます。こうして提供してくださる皆様のおかげで活動を継続できます。

  これまで相模女子大チームとベトナムチームを中心にミニ例会の形でコロナ禍にもかかわらず車椅子の清掃・整備を行うことができています。ミニ例会に参加してくださった皆さんにお礼を申し上げます。

  現在は、整備をしないで送っても自ら整備できる海外パートナーに送ることも進めています。しかし、そこにも新たなカベがあります。コロナ禍の影響でコンテナー船の運賃高騰と船の不足状態が長く続いているのです。このため、パラグアイ向けの90台やマレーシアに向けの未整備の車椅子90台も梱包が完了して、コンテナー積み込み待ちですが、船の手配ができないため倉庫に置いたままです。船の手配を待ちます。

  困難な状況の中で、昨年開催された東京パラリンピックをきっかけにベトナムガーナの選手団に車椅子を送ることができたことは喜びです。

  コロナ禍の厳しい環境にありますが、今後とも多くの皆様の支援をいただきながら少しでも多くの車椅子を海外の子どもたちに届けたいと思います。

2022年 1月26日  森田 祐和

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