2021年9月10日(金)に、埼玉県立宮代特別支援学校に伺い、23台の車椅子を譲り受けました。車椅子20台、バギー2台、電動車椅子2台、座位保持(パンダ)1台の合計23台です。当日は、学校の先生方とPTA役員の方がトラック積み込みのお手伝いをしてくださいました。
トラックに積み込む前に「宮代特別支援学校 2021年9月」のシールを全車椅子に貼りました。これは、車椅子のコンテナー積み込み時に学校名の記録を取り、発送時にこの車椅子は宮代特別支援学校から提供していただいたものとホームページで報告するためのものです。
(写真をクリックすると大きくなります)
提供していただいたすべて車椅子にビニールがかけられていました。これは、保護者から学校に車椅子が持ち込まれ、保管するときに倉庫内で車椅子に埃がかぶらないように、先生方がビニールをかけてくださったものです。こうしたきめ細かい配慮をいただいたのは初めてのことでした。保護者の方の自分たちの子どもが愛用していた車椅子を海外の子どもに届けたいという強い思いを感じることは多くありましたが、このような先生方の気配りには新たな感動を覚えました。改めて、先生方の配慮に感謝申し上げる次第です。
こうした、保護者と先生方の思いを大切にして、提供してくださった車椅子を海外の子どもたちに必ず届けたいと思います。
宮代特別支援学校の皆さま、本当にありがとうございました。
2021年9月14日 事務局
〇宮代特別支援学校の概要(同校のホームページから)
(上の写真をクリックすると宮代特別支援学校のホームページへ移動します)
宮代(みやしろ)特別支援学校がある宮代町は、埼玉県の東部中央に位置し、町中央部には東武動物公園や日本工業大学などがあります。
宮代特別支援学校の2021年5月現在の児童生徒数は、小学部 66 名、中学部 34 名、高等部 35 名、合 計 135 名です。 上の写真からも分かるように、広い敷地に大きな建物がゆったりと建っていて、気持ち良い空間に感じられました。体育館、グラウンド、プール、温水プール、屋外訓練施設など豊かな設備に恵まれています。上の写真は送迎用の大型バスを格納している車庫です。
〇車椅子積み込みの様子
学校に到着すると車椅子は外に運び出されていました。車椅子はビニールで大切にカバーされていて埃除け対策がしっかりと取られていました。
1台ずつ種別(車椅子、バギー、座位保持、電動車椅子、その他)を確認して、その台数の記録を取りながらトラックに積み込みます。
先生方、PTAの役員の皆様から「海外の子どもたちに届けてください!」の声援を受けてトラックは学校を出ました。
(左)作業前に車椅子の前で記念撮影をしました(写真撮影時だけ、マスクを外してもらいました)
(右)すべての車椅子を積み込み終えて記念撮影です。お疲れさまでした。右側写真の2列目右の男性が、学校として車椅子の取りまとめをしてくださった笠井先生です。また、PTAとして取りまとめをしてくださったPTA会長の斎藤さんは同じく右側写真の前列左から2人目の女性です。トラックの荷台にいるのは、今回の引き取りを担当してくれた双子の田邊兄弟です。
皆さま、お世話になりました。いただいた車椅子は必ず海外の子どもたちに届けます。