緊急事態宣言は9月12日末まで延長されているため、依然として車椅子の整備活動を行うことはできません。そんな中ですが、車椅子を必要とする国で未整備でも受け取ることができる国はないかと模索をしていました。するとマレーシアの永年のパートナーである「マレーシア・ドリームファクトリー」のサイド氏から、「コロナ禍で移動することはできないが、工場で未整備の車椅子を整備することはできるので送ってほしい」と連絡があり、送ることを決定しました。
8月26日の午前に、マレーシア向け90台の車椅子を積載した本船が東京港を出ました。マレーシアのポートケラン港には9月6日に到着する見込みです。これで同国に送った車椅子の総台数は1,513台となります。贈呈実績グラフはこちらからご覧ください。
マレーシア国内のコロナ感染も深刻な状態と報道されています。港にコンテナーが到着しても、同国内での入管手続きや港からサイド氏の工場に移送するには時間がかかりそうです。1日も早く到着して、マレーシア・ドリームファクトリーでの整備が開始できることを願うばかりです。
今後もいろいろな手段で多くの子ども用車椅子を海外に届けたいと思います。引き続き、皆様の変わらぬご協力をお願いします。
2021年8月26日 事務局
〇コンテナー詰めの様子
東京港からの出発に先立って、8月18日に90台の車椅子のコンテナー詰めを行いました。当日はあいにくの雨模様でしたが、昨年まで活動拠点としてお世話になっていた多摩包装工業株式会社の敷地でコンテナーに積み込みました。
(左)コンテナーを開けたときに荷崩れが起きないように木枠で蓋をします。
(右)20フィートコンテナーを牽引したトラックが東京港に向け出発しました。