新型コロナのために様々な制約があって活動が困難な状況が続いていますが、そんな中で下記の2カ国から車椅子が届いたとの知らせがありました。
〇ベトナム ホーチミンに5台が到着
3月に当会のWEBを見たベトナム・ホーチミン市在住の加藤晴香さんから、子ども用車椅子を提供してくれないかという問い合わせメールが届きました。加藤さんは青年海外協力隊の隊員で作業療法士でもあります。その加藤さん宛に5台の車椅子を加藤さんが勤務するホーチミン市のリハビリセンターに向けて発送しました。輸送は日本で貿易会社を経営するベトナム人(合同会社来福貿易 代表 レー・ヴァン・フン氏)に引き受けてもらいました。その時の記事はこちらです。
加藤さんは、新型コロナのためにベトナムから日本に帰国中ですが、ホーチミン市のリハビリテーションセンターから車椅子が届いたと6月22日に連絡が来ましたと当会に知らせてくれました。車椅子が日本を出発したのは3月初旬です。輸送には4か月弱の日数がかかりました。今回送った車椅子がリハビリテーションで活用されることを期待します。
〇マレーシアに180台が到着
マレーシア向け180台を積載した本船は6月12日に東京港を出港し、マレーシア最大の貿易港であるポートクランに7月1日に到着しました。マレーシアのパートナーは自前で車椅子を清掃・整備する技術力を有しています。今回の180台のうち34台は整備済みですが、残りの146台は未整備のままで送りました。整備済みの車椅子はすぐにでも配布すると連絡が入りました。
右の写真は180台の車椅子がマレーシアのクラン港に到着したコンテナーの写真です。
今般のコロナ禍により当会の活動は大きな制限を受けていますが、そのような状況でも車椅子を待っている子どもたちに届けることができてうれしく思います。
2020年7月5日 事務局