2019年9月に、当会のホームページを見た秋田県に住む女性から車椅子提供の要請がありました。その女性のお父さんが経営する会社で働くフィリピン人女性が母国に娘さんを残してきていて、その子は脳性麻痺であるために車椅子を必要としているとのことでした。送られてきた娘さんの情報に従って体に合いそうな車椅子を秋田県に送りました。
以下はその女性からのメールの抜粋です。
「現在、私の父が経営している会社にフィリピンの女性が働きに来ています。その女性はこちらに出稼ぎで来ていて、子供がフィリピンにいます。その子は脳性麻痺を患っているようです。
11月には彼女が帰国する予定で、その際にフィリピンにいる脳性麻痺の娘さんに車椅子を贈ることができればと思っています。こちらの住所は秋田県です。そちらからお送りしていただく際の送料はこちらで負担します。
娘さんは14歳です。身長やお尻の幅の採寸も行なっています。こちらで頑張って働いてもらっているフィリピンの人に少しでも助けになりたいと思っています。個人で脳性麻痺用の車椅子を購入することも難しいため、どうか協力していただけないでしょうか?」
秋田県の女性がフィリピンへ車椅子を送りました。
そして、その様子の写真が届きました。
「無事に娘さんが乗ることができて、その様子の
写真が送られて来たのでお送りします。こんなに
素敵な笑顔が見られて私も嬉しくなりました!
ご協力、本当にありがとうございました! 」
こちらもうれしくなる娘さんが喜ぶ写真です。
2019年12月1日 森田 祐和