5、6月の例会でマレーシア向け車椅子170台の清掃・梱包作業が完了しました。その車椅子を積んだ本船が7月2日に東京港を出てマレーシアに向かいました。7月13日にポートケラン港に到着見込みです。これでマレーシアに贈呈した車いすは1,216台となり、当会が最も多くの車椅子を送った国はベトナムを抜いてマレーシアになりました。(贈呈実績グラフはこちらから)
なお、今回のマレーシア向けは、当会の新しい取り組みとして未整備のまま送り、修理・整備はパートナーである東方政策元日本留学生同窓会(ALEPS)が現地で実施して子ども達に配布する方法です。そのために必要な修理部品として新品タイヤ、チューブ、各種工具を一緒に積み込んでいます。また、車椅子以外にチャイルドシート30個、短下肢装具も積み込みました。40フィートコンテナに満載となりました。
来年2月頃には、パートナーが実施する現地での車椅子整備作業に相模女子大チームの学生の皆さんが参加する予定です。
本船の東京港出航に先立って、コンテナへの積み込みは6月26日に例会の開催場所である多摩包装工業株式会社の敷地で行いました。作業は、青少年自立援助センター、相模女子大チーム、当会の会長、理事などのボランティアと業務を委託している多摩包装工業株式会社の社員の皆さんで行いました。晴天だったためにコンテナの内部は超高温・多湿の状況で熱中症にならないように途中で水分補給をしながら積み込みを完了しました。その様子は下記の写真でご覧ください。
40フィートのコンテナは圧巻です 奥行きがすごいです。内部温度は50℃(?)
倉庫内に170台が山積みです まず車椅子をパレットに載せます
パレットに載った車椅子をフォークリフトで倉庫から運び出し、コンテナに積み込みます
フォークリフトはコンテナの入り口まで。そこから先は人が運び、積み上げていきます。これが重労働です。青少年自立援助センターのメンバーが大活躍してくれました。
(左)相模女子大チームと会長が作業の途中で車椅子を前にして記念撮影です
(右)新品タイヤ、チューブ、各種工具類が入った段ボールを最後に積み込みます
(右)木枠をはめ込んでコンテナを開けた時の荷崩れを防ぎます
(右)途中ですべての荷物が入り切るか不安でしたが、すべて積み込みを完了しました
(左)無事にトラックでコンテナが東京港に向けて出発しました。
(右)170台の車椅子が出庫され広いスペースができました。次の入庫に備えます。