○ 2016年8月3日 タイの特別支援学校訪問のレポート(木村武史 会員):その2

 タイ在住の 木村武史 会員がノンタブリの特別支援学校を訪問してきました。その報告書が
届きましたので掲載します。(下記は報告書の抜粋です。全体はこちらから)

ノンタブリ特別支援学校(Nonthaburi special school)
ノンタブリ1

訪問日時 8月3日 水曜日

住所 Soi Samakkahi Tham 1 Tambon Phimonrat, Amphoe Bang Bua Thaong,
    Chang Wat Nonthaburi 11110

この学校は、以前のチェンマイの学校とは違い無料の学校でした。

 全校生徒79名、この学校で教えることもあるが、家庭に訪問してカリキュラムを行うこともある。規模は以前のチェンマイの学校の1/10の大きさ。全員が学校に来る訳ではなく、1日に約40人が登校する。1人週3回ほどのローテーションで学校に通ってくる。

ノンタブリ201
この教室で、学校側から呼んでいただいた保護者の方にお話を伺う。
私の正面左側の男性から、
Wichaiさん、Ramduanさん、Aranyaさん、Darlinさん、Runsanさん

Wichaiさん 
 今回こちらの学校で車椅子があると聞いて来たのこと。ただ息子さんが大きいので、合う車椅子がなく利用できないことを学校側から本日伝えられる。また大きい車椅子があれば送って欲しいとのこと。ただ普通の車椅子だと使用できない模様。

Ramduanさん(ピンク色の衣装の女性)
今回ここで車椅子を提供された。以前使用していた車椅子より数段便利で非常に重宝している。とても感謝している旨を伝えられる。
お子様はNunluthaiちゃん(4歳)

Aranyaさん(ピンク色のイスラム衣装の女性)
週3回この学校に来ている。それ以外は家で世話をしている。またお子さんは歩けるが補助を必要としている。家でも車椅子を必要としているが、現在はない状態。
お子様はHasunちゃん(4歳)

Darlinさん
以前親戚よりもらった車椅子があるが、小さくなった為今回申し込んだ。子供は歩けるが100%ではない。今回歩行器具を利用する。
お子様はEggちゃん(12歳)

Runsannさん
現在車椅子はなし。病院へ行く際に利用する為に申し込む。まず地方自治体に申し込み、その後受付をするとのことで学校より断られる。

各利用者様及び今回インタビューを行った方達と記念撮影。
ノンタブリ4 ノンタブリ8
                             校長先生と握手

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今回当会より寄贈された車椅子ノンタブリ17

ノンタブリ26
今回、この学校に寄贈された車椅子19台、歩行器具10台

ノンタブリ27
先生方と記念撮影

ノンタブリ285S運動の標語
 1.整理
 2.整頓
 3.清掃
 4.清潔
 5.躾

 今回 APHTより初めての贈呈でした。バンコク近郊ですが、この学校でもやはり車椅子は不足している旨を校長先生より伝えられました。この学校には当会より寄贈された車椅子以外にはない模様であった。他の団体からの寄付もなく、かなり小規模で行っている。また利用者もこの学校に車椅子があるとのことで、ここに来る場合がある。とにかく情報が不足しており、また保護者も行政に車椅子を申し込む場合の知識がなく、また大人用の車椅子ぐらいしか提供されない模様である。
 まだバンコク近郊でこのような状態なので、地方はもっと不足していると思われる。地方と都会の格差が激しい。

(上記は報告書の抜粋です。全体はこちらから)

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