マレーシアでの８回目の贈呈式が１１月３日に執り行われました。今回は東方政策（ルックイースト政策）３０周年を記念した年間を通じての行事のひとつ、セランゴー州の中学校でのミニ・ジャパン・フェアーと共催となりました。

日本大使館や東方政策元留学生同窓会の関係者以外に延べ１０００人を超える地元の人達と生徒達を前に子ども達と家族代表に一台づつ車椅子が渡されました。

地元の殆どの人達が初めて目にする子ども用車椅子と子ども達を温かく受けいれていて、「マレーシアに一番多くの車椅子が届けられている」や「来年に９回目の寄贈が計画されている」との説明には大きな拍手が起こっていました。

贈呈式後に家族と一緒に日本の焼きそば等を味わいながら家族とフェアー会場を見物している子ども達もいて、今回は車椅子活動の関係者だけでなく多くの地元の人達に温かく迎えられた贈呈式でした。

10月13日マレーシアのクアラルンプールにあるＫＬタワーの展望台に障害児の子ども達を招いて、先に送った100台と短下肢補装具の贈呈式が厚生省幹部、CBRマレーシア会長、MISC(船会社)役員そして30人の障害児と保護者など120人が出席して行われました。

当会からは片野理事が出席し、これまでにマレーシアに500台を送った節目の贈呈式であり、ALEPS(東方政策元日本留学生同窓会)がこれまでに送った車椅子の保守メンテナンスと修理さらには製造をすることを計画したALEPS DREAM FACTORY の発表のために、堀江日本大使が主賓となり、スピーチのなかで当会とALEPSの活動をこれが草の根レベルの国際貢献であると高く評価されました。

式の前に今回は車いすの使い方や日常のリハビリについてCBR(地域に根差したリハビリテーション)のスタッフがに講演していただきました。

車いすはセランゴールとパハン州の田舎のリハビリセンターに届けました。

マレーシアで車椅子贈呈式記事訳文　全国版英字新聞　「The Star」　2009年3月10日

（子ども用）車椅子は日本では捨てられてしまうのが、マレーシアでは身体障害児には第2の幸せな人生の手助けに役立つのです。なぜなら、特別に子どもに合わせた車椅子は高価で得がたいが、あるｸﾞﾙｰﾌﾟがこれらのものを日本から届けてくれたのです。

東方政策同窓会のザバ会長は「マレーシアには子ども用車椅子を扱っている会社は一社ある。子どもはどんなサイズの車椅子が使え
るとは限らない。彼らは柔らかく骨が成長している（？）ので、体に合わないと後に体の（筋肉の発達）に影響する。

それぞれの車椅子は4,000リンギット(12万円)から5,000リンギット（15万円）もする。　（リハビリテーション）センターに通う子ども達は貧しい家庭の子で、中古の車椅子でも大変な助けになる。」と贈呈式会場で記者に話してくれた。贈呈式は昨日ゴンバのリハビリテーションセンターで行われ、15台の車いすが寄贈された。式には日本大使館の星川公使が出席した。

車椅子を集めてマレーシアに送ってくれたのは「海外に子ども用車椅子を送る会」である。

「洗浄整備された車椅子は新品同様です。そして送る会が費用を負担してくれました。」とザバ会長が付け加えました。
117台はセランゴール州にある36の地方リハビリテーションセンターに配布されます。50足の矯正靴も寄贈されました。

7月22日クアラルンプール市郊外の障害者リハビリセンターで東方政策元留学生同窓会の協力を得て贈呈式を行いました。

贈呈式には当会から理事1名が会を代表して出席、元駐日マレーシア大使ハテム氏、日本大使館片山公使を来賓としてお招きし、3箇所のリハビリセンターから招いた30人の子ども達と保護者、それに関係者など約60名に出席していただき、出席した子ども達に車椅子を贈呈いたしました。

残り50数台については、現地テレビ局が福祉番組を通じて毎週地方の恵まれない子どもの家庭を訪問して贈呈し、福祉についての啓蒙と東方政策元日本留学生同窓会と当会の活動を認識してもらう番組を制作企画しており10月以降放映予定とのこと。

クアラルンプールにて、マハテイール前首相、今井正駐日本大使、子ども達の父兄など150人が招かれて、子ども達への車椅子贈呈式が行われました。